少し変わった高校生、易波司はある日トラックに突っ込まれて死んでしまう。そんな司の願いが叶ったのか、女神様の空間にて目覚めて……。「世界を救ってください!」「は?」話し合いも起こらずに異世界へと転生されられしまう。さらに転送後にもう一人の転
生者が居て………。
ありきたりな展開から始まる異世界転生小説がここに開幕。司は異世界で何を学び、何を得るのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-09 11:16:15
673316文字
会話率:23%
タンザライトは魔法職でも少数派の、精神属性を得意とする「霊能者」。
彼のいる街の近郊には、今は滅んだ魔王軍が残した地下城塞があり、今でも無数の魔物が徘徊するダンジョンと化している。この残された脅威を滅して英雄にならんと、今では大勢の冒険
者達が連日攻略に励んでいた。
タンザは低ランクの下っ端冒険者だったが、覚えた魔術を復習していると、前世――地球での記憶を思い出す。
彼は記憶を参考に、ダンジョン攻略に新たな一手を打った。それに協力してくれる人達は彼を認め、手を取り合って……。
前世知識で周囲にちょっとした改革を起こす転生物です。
無敵チートやざまあ成分よりも、不遇職が活躍する方に重点を置いています。
昔のMMORPG全盛期あたりを懐かしみながら書いてみました。
当時を知る人達にも知らない人達にも、楽しんでいただければ幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-09 12:20:00
27818文字
会話率:28%
【第5回ネット小説大賞受賞】【GCノベルズ様より書籍版最新第5巻発売中】【コミックウォーカー様よりコミカライズ連載中!コミックス最新第5巻発売中】※書籍版とWEB版では話の内容が異なる箇所もあります。 前世で死に際に願った「どんなモノにも
絶対負けない丈夫な体で産まれますように」という願いを聞き届けられ、異世界転生した後生では、攻撃力最強、防御力最強、魔力最強、速度最速、物理系無効、魔法系無効、あらゆるモノに負けない全てのステータスが数値MAXの完全無敵な肉体になった少女「メアリィ・レガリヤ」のお話である。さらには、レガリヤ公爵家の令嬢のため、貴族界での権力・財力・臣力もまた文句なしの状態に。おまけに、前世の記憶まであるという詰め込みすぎ感半端なし。この物語は、もはや敵なしのチート能力をひた隠しにし、ごくごく一般的な生活を望むメアリィの奮闘記である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-25 12:07:15
1262948文字
会話率:45%
「ああ、子供が欲しいなあ」
普通じゃない非モテ男子高校生、火村一己(ひむらかずみ)は今日も放課後の化学室でぼやく。
この日、奇妙な縁で知り合った占い師女子と意気投合した結果、一己は怪しげな魔法の世界に巻き込まれていく。
密かに魔法の研究を行
う施設が存在する闇深な高校で、同級生と恋愛したり謎の刺客と死闘を繰り広げたりする学園魔法系ラブコメ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-30 07:04:25
140751文字
会話率:36%
孤高の女騎士『ユリア』。
ゲーム『ブレイブロード・ストーリー』において物理系ステータス、特に防御力に秀でた強キャラだが、その反面、魔法系ステータスである知力が致命的に低く、ユーザーから脳筋娘扱いされている愛すべきキャラクターだ。
そん
なゲームをプレイしていた男はふと思った。
「これ、ユリアの元々高い防御力に極振りしたら、どこまで行けるんだ?」
そんなちょっとした好奇心のもと、ユリアのレベルをリセットして防御力極振りの育成を行った結果、それはもう見事な脳筋としか言いようがない立派なネタキャラが出来上がってしまいましたとさ。
「アハハハハッ! 防御力カンストしたのは凄いけど、他のステータスが軒並み低空飛行じゃん! 特に元々低かった知力とか壊滅的なんですけど! この娘、絶対脳みそまで筋肉だよwww」
そうして、ネタキャラと化してしまったユリアを指差して笑っていた男は、突然謎の光を放ち始めたゲーム機に飲み込まれ、ゲームの世界に引きずり込まれてしまう。
自分が魔改造した、実用性皆無の脳筋ネタキャラ女騎士に憑依するという形で。
「あ、これオワタ」
そんな彼の異世界冒険譚。
◆◆◆
長編の練習用小説。
ハーメルンとのマルチ投稿です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-14 18:02:55
176236文字
会話率:27%
「この……出来損ないがッ!! あんなふざけた発動もできないスキルを授かりおって」
エバーランド王国、二大公爵家の一つであり、魔法を司るフローレン家の長男として生まれたセノン。
12歳の時に行われる『神与』の儀において、【称号】と【ス
キル】を授かる。
セノンが授かったのは、称号【精神者】そしてスキル【精神】だった。
発動すらできないスキルであり、魔法のフローレン家としては前代未聞の魔法系統のスキルを授からなかったのだ。
代わりに弟は、称号【魔法帝に選ばれし者】スキル【七大魔法】を授かった。
絶望の中、セノンは15歳の『立志』まで監禁生活を強いられ、日々暴力や罵倒に耐えていた。
そして、15歳になりセノンは追放を言い渡される。水や食料もない中、セノンはただ歩き続けた。
三日三晩歩き続け、満身創痍な状態で何とか、水までたどり着いたセノンは生きながらえる。
だが、突然セノンは殺人鬼に襲われる。
殺人鬼の血塗られた短剣が、喉元に振り下ろされた時、セノンの頭に言葉が浮かぶ。
『スキル【精神】"恐怖"の値が規定値を超えました。これにより、《恐怖》と《安定》が開放されます』
スキル【精神】は、触れた相手の精神を操り、精神を攻撃できるものだった。
これに気付いたセノンは、ゼノンと名を変え冒険者となった。
「追放したことを必ず、後悔させてやる……!」
そう強く誓い、ゼノンは快進撃を始めるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-02 12:03:01
54049文字
会話率:43%
ここは、巨大な6体の鋼像ゴーレムに守護された六角都市ヘクストス。その中のあるエスターセル女子魔法学園は今年創立したばかりの新設校です。女子向けの魔法学校の中でも唯一の軍の学校。
わたしたちの世界は、過去100年にわたり異世界の生物による
侵略を受け続けています。近年になり、戦闘員、特に魔法系の戦闘員が大きく不足し、ついにわたしたち女生徒でも、魔法を学び国の、そして世界のお役にたてる、そんな時代になったのです。いまだ女性が社会や軍に貢献することに対しては強い禁忌を持つ風潮も残っているのですが・・・。
わたしはクラリス。クラリス・フェルノウル。エスターセル女子魔法学園の一年生。赤い髪と青い目、ちょっと鼻が低い気もするけど、自分では名前も外見も気にいっています。級友には、お子様体形と言われてるけど、そこは否定したいところです。今後の課題ですけど。
そしてわたしの夢は「魔法兵になって困っている人を助けること」。10歳の時に邪竜の襲撃に会い、叔父様に救われたわたしは、邪竜を倒した魔法兵ゴーレムにそう誓ったのです。そのために毎日頑張っています。
さて、もうすぐ1学期が終わり、学園が夏休みに入る直前の休日。ある事件が、わたしにとっては特に大事件が起こったのです。そして、それはこの世界全体に関わる大きな騒動につながっていくのですが、もちろんこの時のわたしには予想もつかないことでした。
そして、数々の事件の中心にいるにはいつもわたしの叔父様。エクサスの怪人(シャルノ談)奇人(エミル談)変人(リト談)と呼ばれる叔父様は、魔法を使えないくせに誰よりも魔法使いらしく見える不思議な人です。
しかし「異世界から生まれ変わってきた」という妄言を吐く人でもあります。生まれたばかりのわたしをクラリスと名付け「生まれ変わる前からクラリスと言う名前の女の子におじさまと呼ばれる夢がかなった」という困った発言をする人。
わたしの夢を勘違いして、わたしが巨大化呪文で邪竜と戦うならばゴーレムを作って助けようと研究している人です。魔法を使えないのに巨大ゴーレムなんか作れるはずもありませんのに。
そしてなによりひきこもり。ことあるごとにひきこもって、我が家の家計を圧迫し、そのくせ高価なインクや紙を無駄遣いする穀つぶし。そんな叔父様がなんで、こうも問題や騒動や事件を起こせるのか、謎です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-26 17:14:17
2213102文字
会話率:34%
ーモノクロサーカス団ー
それはその名を知らないという人はいないくらい大きく、有名なサーカス団。誰もが憧れ、尊敬し、一度は見たいと願うサーカス団。
大都市ノーントライスシティの一角にあるモノクロサーカス団は、リーダーである少女ルカリアを筆頭
に六人のメンバーでイベントを行なっている。
サーカス団を管理しているのは、名前不明の“女性団長”。
団長の側近には、元リーダーであるヴァレッサ、フィレーナの2人。
団長はサーカス団のメンバーにこう言い聞かせている。
“ちゃんと表面上ではお行儀よく、そして人間らしく振る舞う事。そこら辺にいる人間と同じ様な生活しないと…そうでないと私はいつか人々を抹殺するかもしれないから。”
団長の言いつけでルカリアチームの6名、そしてヴァレッサとフィレーナは、“ある事”を抱えて生きている。
それは、モノクロサーカス団のメンバー全員は歳を取らない。そして死ぬ事がない“永遠の命”を持って生きている。
この世界の裏では死神族と悪魔族が存在している。
団長はこう言う。
“私は悪魔が大嫌い。”
団長は大がつくほどの悪魔族嫌い。
しかし、団長が管理をしてるモノクロサーカス団リーダーの現ルカリアは、生粋の悪魔族である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-05 18:00:00
117522文字
会話率:41%
転生の魔法陣を100年掛けて作り出した大賢者と呼ばれるエルネメス。転生したら魔法技術低下してるんですけど!?
最終更新:2021-11-02 18:48:40
16929文字
会話率:45%
森で一人暮らす少年が、罠にかかった狼を見つけ気まぐれに野に放ったことから始まる、静かで優しい暮らし。
魔法系異世界ファンタジーが嫌いな作者が出来心でチート系ハイファン書いてみた的な、なんやらかんやら薄い作品。
異世界転移は、登場人物
の縁者の追想についてのみで、転移者自身は登場しません。
この作品はカクヨムをメインに書いていて、ポートフォリオ的にこちらとWixサイト(別PN)にも置いています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-27 16:53:32
75273文字
会話率:39%
影。それは、人間の足元に付く形。また、光線に妨げられた暗い部分のこと。そして、時は明治。裕福な家族に囲まれた少年の悠斗であったが、家族が影と呼ばれる魔物に殺されてしまう。希望から絶望へと変わっても守りたいものがある。
※戦闘系、能力系、恋
愛系、魔法系、萌系といった色々ありますが面白い内容となっているのでご安心ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-26 08:28:17
72213文字
会話率:44%
研究オタクの木坂学は三徹の影響で実験でミスをして爆破事故を起こした
その事故の影響で異世界に行ってしまった学はその世界の神から異世界転生の話を持ちかけられる
魔法というワードに心奪われた学は魔法系のチートスキルである『魔導王』のスキルでチー
ト転生生活することになるはずだった
しかしそのチートスキルはまさかの四徹目の神による手違いで隣の家の幼馴染に行ってしまい、学はその幼馴染のスキルであったはずの『剣召喚』のスキルを持って『アレン』 として生まれ変わる
この物語は神による手違いでチートを取りこぼした研究オタクの主人公が自分の努力と好奇心を武器に最終的に最強の英雄になるお話です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-30 17:00:00
194417文字
会話率:55%
神と天使、悪魔、人間が共存する世界で、突如“影鬼”と呼ばれる化け物が出現する。
影鬼を討伐する為に、魔力の多い者が“影闘士”となった。
それから数百年後、一か月前に両親を亡くした胡蝶蘭結羽が中高一貫校に入学する。
そこで結羽は影闘士である
薊拓士と出会い、影鬼との闘いに巻き込まれていく……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-28 10:00:00
179998文字
会話率:36%
病弱な人生を送り続けた普通の社会人、太一。
20歳代で余命宣告を受けてしまい、それからも病気で苦しんで七転八倒し、30歳になるまでに死んでしまった。
やっと楽になれたと言っても良い人生だったが、神仏に哀れに思われたのか、生きている間に
悪行も行えないほど病弱だったためか、痛みと苦しみが続いて宗教的な勘定を終えたのか、もう少しましな人生を送れるよう異世界で産まれ直せた。
赤ちゃんからやり直せる今回は以前ほど病弱でもなかったが、魔物が跋扈する世界で戦乱もアリアリ、エルフやドワーフのような長命な種族になれたならまだしも、衛生状態も悪い世界で流行病や魔物の一撃で即死できる平均寿命30年の世界。
唯一の救いが魔法もある世界で、死ぬまでに学習しまくって種族をチェンジすれば長生きできると知った。
ノーライフキングと呼ばれるヴァンパイアの真祖に噛まれる(グールになる確率大、人類に討伐される)、人魚の肉を食う(なりそこないで死ねない化け物になる確率大)、魔法を極めて禁呪を使い不死王リッチになる(禁呪を学習する大変さと魔力を上げるレベル上げ以外、比較的リスクが低い、王家にでも仕えておくと討伐されない)。
リッチを目指すことにしたタイチは、魔法系統のチート能力を少し貰い、レベルを上げて魔力を増やし、禁呪を探す旅に出る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-05 07:11:48
61243文字
会話率:41%
勇者によって魔王が倒されたがモンスターが存在している世界でレイジは夢だった冒険者になった。
魔法系の役職を望んでいたがテイマーの役職になり偶然出会ったネコをテイムしたがこのネコがいろいろおかしすぎる!
この作品はアルファポリスにも掲載
しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-05 20:04:32
34986文字
会話率:40%
人には、必ず死が訪れる。その死因は、事件や事故、病気や自殺、その他諸々。では、死んだ人の後はどうなるのだろうか?その答えは───
異世界転生、である。
──もう少し、主人様に尽くしたかった───
突如連続殺傷事件に巻き込まれ1
9年の生涯を閉じた、ある貴族に仕えていたメイド・津々楽紅羽(つづら・くれは)。死んだ時間軸の前世と、異世界という名の第2の時間軸今世を繋ぐ神殿・狭間の神殿の女神からある事を聞かされる。
「回復スキルを一定回数以上使うと、ヒーラーから近距離ジョブの重戦士にジョブチェンジする能力です。普通の魔力向上は、単純に魔法系統のスキルの性能を上げる物なんですけどね。あ、重戦士とは男性女性問わず、内面的な筋力が上昇しハンマーや大太刀などの大型武器を片手で軽々と扱うジョブですよ。」
え、回復スキルもできるし近接ジョブにもなる?それって…俗に言うチート、なのでは…?
仲間達との明るく楽しい話も、暗く残酷な過去の話も、甘くて切ない恋物語もあり。仲間の全てを受け入れ、紅羽と5人の仲間達は共に第2の時間軸を生きてゆく───!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-17 00:00:00
95251文字
会話率:66%
「ファンタジー·オンライン」と呼ばれるデスゲームを攻略した主人公。しかしそれは序章に過ぎなかった。次々と現れるダンジョンとデスゲームの経験者たちがさまざまな問題に取り組むなか、主人公は物理最強の種族であり、魔法系統のステータスが一切伸びなく
なる鬼族を特殊な方法で目指していく。
それははじめは最弱種と呼ばれるゴブリンからのスタートであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-17 23:41:26
1262文字
会話率:36%
今からちょうど100年前、人類は魔人への進化を完了させた。進化は人類に魔法という奇跡をもたらし、科学に代わり、魔法による新たな文明へと舵をきった。
しかし、人類は魔人となっても、その本質は何も変わらなかった。
まして魔法は、魔力量や魔法系統
が生まれながらに決まってしまうものであった。
それは前時代的に言えば、誰もが核兵器を持ちえる世界ということだ。
犯罪は凶悪化し、その闇は広がりをみせた。
そして魔法による犯罪に対抗すべく、新たに1つの国家機関が設立された。それが、国家機関「対魔人部隊」──通称「対魔隊」であある。
その史上最年少合格者にして、裏の世界で復讐者<ヴァンディカトーレ>と恐れられる一人の少年がいた。
※アルファポリスにて同一作品(復讐者が復讐をおえるまで)を掲載中
なろうは不定期更新のため、面白いと思っていただいた方はアルファポリスにて読んでいただければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-16 09:55:12
3333文字
会話率:13%
誰でも十歳になると特殊能力であるスキルを授かる世界。
孤児院で育った才(さい)は『召喚魔法』を開眼、それはモンスターを味方として呼び出すことのできる強力なものだった。
そしてそれ故に、魔法系スキルを重視する貴族である藤堂家に引き取られる。
それから五年後、才は何も召喚できないままで成人である十五歳になっていた。
スキルが使えず日々劣等感を募らせていた才は、藤堂家当主である義父に古代遺跡の底へと捨てられてしまうのだった……
※この作品は「カクヨム」でも掲載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-22 13:22:13
105226文字
会話率:53%
「悪い事は言わないわ、冒険者は……諦めた方が身の為よ?」
あの日、ギルドの受付嬢は心底面倒臭そうにため息を吐きながら、夢見ていたシャルルに深い絶望を与えた。
幼なじみ三人でパーティーを組み、仲間を集めて、目標は大きく魔王討伐のはずが……
他の二人は選ばれし【勇者】と【聖女】で、シャルルが『神託』を受けたのは、最底辺なジョブと使えないスキルが一つのみ。
数ある魔法系統職の中でも最底辺──【毒魔法使い】
覚える魔法は、微々たる継続ダメージを与え続けるしか価値のない《ポイズン》一つだけ。
いわゆる、外れスキルと呼ばれる──『スナッチ』
敵を倒す事でスキルを習得出来る筈なのに、余りの確率の低さからか、成功したと言う記録は残っていない。
荷物持ちとしてパーティーに残ったものの、潜ったダンジョンであり得ない強敵に遭遇し、仲間の取った行動は……シャルルを囮にしての敵前逃亡。
シャルルに迫り来る、死の抱擁。
絶望に抗え、運命を覆せ、最底辺から脱却しろ──
「あなた──、本当は勇者だった癖に、その役割を奪われたのね? なんて……面白い生き物なのかしら。【魔王】になれるのは、【毒魔法使い】だけなのよ。私が、かつてそうだったように。──ふふっ、お願いがあるの。私を……殺してくれない?」
蠱惑的な笑みを浮かべながら、魔王を名乗る可憐な女性はそういい放った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-06 11:00:00
7341文字
会話率:30%