誰かの声に起こされ、重い瞼を上げると、そこには妖精が飛んでいた……。
名前を聞かれても、自分の名前が思い出せない……四十五歳、バツイチ、農家であること以外は……。
そんなおっさんを待っていた現実は……
異世界に転移した挙句に、レベル1とい
うノーチート状態。スキルも意味不明なものばかり。
そんな中、突然現れたスライムを仲間にし、妖精であるピクシーを含めた三人のパーティーを結成。
そんな矢先に……スケルトンの軍団に襲わる。
やぶれかぶれで放った技は……伝説の『精霊波』……?
このせいで、『ダンジョンマスター』になったり、『魔域の主』や『霊域の主』になったり、大勢の魔物や霊獣のあるじになったり………
その後も……
ケモ耳少女達を助けたり、奴隷娘を助けたり、公爵令嬢を助けたり……
魔物を倒したり、観光したり、人助けをしたり、商売をしたり、農業やったり……
財宝を手に入れたり、孤児院作ったり、街を作ったり、時々悪魔退治まで……。
頼まれたら断れない男は、いろんな騒動に巻き込まれながら、異世界をたくましく生きていく。
––––行く先々で人々を魅了する不思議なパーティーの旅が始まる。
旅を通じて、様々な人々、生き物との出会いを紡ぐ物語、笑いと感謝の物語です。
魔物との戦い、悪魔との戦い、魔物対魔物、等もたまにありますが、基本ほのぼのファンタジーです。
野菜・果実が育つ、仲間が育つ、人が育つ、商売が育つ、街が育つ、国が育つ、楽しみが育つ、主人公の周りでいろいろなワクワクが育つ成長物語でもあります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-01 12:03:43
4191101文字
会話率:14%
〈自由都市同盟イースタル〉との同盟が成立した後、〈天秤祭〉の準備でわき立つアキバの街。そんな中、月華達はできた暇を使って精霊域:トライファングを訪れる。実力向上を目的にとあるクエストを受けるつもりだったのだが、なぜかトライファングのある騒
動に巻き込まれてしまう。成長するエネミーという、ゲーム時代ではあり得ない存在に、月華達はどう対処するのか。※前作『アキバへの旅程』、『ザントリーフの戦線』の続編です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-12 16:26:25
32670文字
会話率:32%
魔法とは異なる純粋な精霊の力を操れる少年ミルトと少女ミラーの物語。
彼らは賢樹と言う偉大な魔法使いのポムの教えの元、健やかに成長していく。
だが、六年に一度来る狂月期と言う災厄の期間に、彼らの住む街に深刻な問題が発生してしまう。
そこに更
なる危機が重なり、その内に街の滅亡と言う最悪の結末が現実味を帯びてくる。
しかし、ある出来事で大怪我を負ったミルトは古の英雄〈精霊王〉と同じ力を偶然にも身に宿す事になる。
その力を頼りに彼らはポムと一緒に危険な街の外に出て、街を救うべく冒険の旅を始める事になるのであった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-10 10:28:03
401520文字
会話率:21%
地球人の高校生一双深我は、もうひとつの世界「ドラゴニオン」でドラゴンと共に闘うドラゴンマスターでもあった。
いくつもの戦いを経た末、ついにラストバトルである神竜戦争(ドラゴニエル・ウォー)も終わりを迎えようとしていた。
しかし、これまでの戦
闘を戦い抜いてきた深我の仲間のドラゴンたち――霊域十二竜が、あまりに強大な最後の敵の前に次々と倒されていく。
ドラゴンの内の一体が、深我までも死なすわけにはいかないと、深我を強制的に地球へ転送しようとする。
地球に居場所はなく、ドラゴンやドラゴニオンの人々と共に生きたい。そう願う深我だったが、その体は地球へ飛ばされた。
しかしその地球でも、異変が起きていく。
神竜戦争はどうなったのか。地球に現れ出すドラゴニオンのモンスターたちに、深我はどう立ち向かうのか。
宛てもなくも、再び立ち上がる深我。
だが、一人ぼっちではない。
彼の傍らには地球のゲートキーパーと。
何よりその股間には――漆黒のドラゴンがいる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-01 09:38:30
16136文字
会話率:53%
こことは似て非なる世界、その時代の変遷期。
新政府は財源の確保を名目に、神々が住まうという禁山や霊域を暴き始める。
だが、異形の神、異神が実際にそこにいた。
眠りから目覚めた彼らは各地で暴れ始め、生まれ変わるはずだったその国はおおきく破綻し
ようとしていた。
それに前後して、かつて因習によって異神の花嫁に仕立て上げられた少年、海城澪はその種子を体内に取り込んだことにより、『深層世界』と呼ばれる神の回廊に介入する能力を手に入れた。
その力に目をつけた軍部に異神を討伐のために利用され、かつ嫌悪されていた彼だったが、対異神組織『賢木の枝』に配属が決まった。
そこで出会った天才剣士、東雲霧生と出会ったことで、凍り付いていた心が徐々に解きほぐされていく。
時代という海の潮目にすべてを喪った美少年と、ちょっと人の心がない天然剣客。
その出会いの物語。
※一応カクヨムにも投稿折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-16 12:00:00
28730文字
会話率:29%
わたしは常々一人称の小説の限界を感じていた。
〈一人称の小説の主人公はどうして作家のように語りが上手いのだろうか?〉 (エピローグ/文中より) ◆◆◆◆
「おはよう。あむ」
と、きみの声が聴こえた時から物語は始まる。
目が覚めた
ら記憶がなかった。
瞼を閉じ『昨日の自分』を探す。
『昨日の自分』を探すつもりが『前世の記憶』が脳裏にうかんだ。
名前は安室 覇那子(あむろ はなこ)。
ニックネームは『アム』。
アムの村には伝説がある。
色情魔なるものがいる。
色情魔に憑かれた男性は霊域に住みつく。
霊域に寄りつく女性を襲う。
霊域には近寄らないよう、幼い頃から教育されていた。
でも、行かずにはいられない。
アムの愛した彼が、アムを愛した彼が、色情魔に憑かれた、と噂になっているのだから………。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-02-29 22:56:07
18317文字
会話率:18%
すべての者の出逢いに、一つも偶然などない。あるのは、必然だけ。霊域の森の番人である狼―‐―彼はある雨の日に、行き倒れの少女を拾った。余命幾ばくかの薄幸な少女と、霊域の番人である彼との切ないふれあいを描く交流記。
最終更新:2005-10-01 08:56:08
12351文字
会話率:36%