めんどくさい者同士。
だからこそ、告白さえ、めんどくさいものになった。
きっと、誰かが傍(はた)から見ていたら、めんどくさい奴らだと思うだろうな。
けれども、そういうのが良いのだと、当事者である俺は思う。
そして、相手である、お前、もそうな
のだろう、と目の前のこいつを見ながら俺は思う。
こいつが言い掛けたのは、告白の文言。
それを言い掛けて止めた、ということは、つまり――そういうことだ。
オマエから言って。
そういうことだと。
そうして俺は――お前から言えよ、呼び出しまでしておいて、とは言わずに、腹を、括(くく)った。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-15 12:09:49
2605文字
会話率:26%
大学二回生になった私は二十歳の夏の約束を思い出し帰省する。
けれど約束の相手は入院していると聞かされる。
日本の田舎の情景と少し不思議な雰囲気物語。
和モノ納涼企画参加作品です。
最終更新:2016-07-23 00:34:56
3269文字
会話率:35%
凍った車内で閃いた?件。 所謂雰囲気物です。
最終更新:2012-01-23 00:42:54
1542文字
会話率:36%