楠木遼が、死んでから一年たった『あなたに』に続く物語である。
心友の死から時が止まった二十七歳の隼咲。彼にとっての遼は、いつも一緒に隣にいる存在で妹の旦那で義弟といった不思議な関係だった。
隼咲の時を進めるために亡くなったはずの遼から
手紙が届いた。遼の死と自分自身と向き合うことになる。
そんな中、昔ながらの喫茶店で、小学校から高校まで一緒だった灰崎みやこと再会する。彼女は隼咲に恋をして、彼のことを理解して、どんな時でも真っ正面から向き合うのだ。
遼からの手紙とみやことの再会をきっかけに、隼咲は、少しずつ時を進めていく。
その先に起こるどんな困難ことでも一緒に乗り越え、そして日々の幸せを願う物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-30 23:42:27
61974文字
会話率:66%
昔ながらの喫茶店で、高校を行かずにアルバイトをする十八歳の少年の遼。彼は体が弱くても自分よりも他人を思うことが出来る子だ。
ある日、喫茶店に現れたさなえに出会う。恋をしないと決めていた遼の心は揺れる。彼女は、一つ年の差があっても強く優し
い心をもっていて会うたびに遼は彼女に引かれていく。それは、さなえも同じだった。二人が恋人になるまでには時間がかからず、そして結婚しどこまでも一緒に生きていくのも……。
遼の心友で過保護な性格の隼咲とさなえとの関係も明らかになる。
遼は、いくつもの困難があっても、周りに支えられながら生きていく。
これはあることをきっかけに、遼は自分に残された時間と戦いながらも、さなえと出会ってからの出来ごとを自分が生きた証を書いたあなたに送る物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-29 14:08:02
40082文字
会話率:51%
『幸せを願って』の五ヶ月周年とPVが1000回を越えた記念のお話です。
最終更新:2019-07-19 15:00:37
2987文字
会話率:67%