希薄な感情の持ち主のジャミールは学校に馴染めない。いつしか彼は必然的に仮病を使い学校を休みがちになる。彼の両親もそこはかとなく気づいていたが、強く咎めることはしなかった。
しかし、彼の担任のリチャードは突然、ジャミール宅を訪問して「家
庭教師になりたい」と申し出る。
リチャードは無類の酒好きで訪問時も酒を飲んでいたために母親のロゼッタはリチャードを非常識な人として毛嫌いしていた。
しかし父親が「ものは試しに」と依頼したためリチャードはジャミールの家庭教師になることになる。
彼は授業というものに教科書は一切使わなかった。目で見て、肌で感じることに重きを置いた。
ジャミールは最初は心を閉ざしていたが次第にリチャードのペースにはまり「友達がほしい」との感情が芽生える。
しかし、彼の性格では人付き合いは難しい。
だからジャミールは自分でロボットを作り友達になることを夢見るようになる。
「絶対に裏切らない」「絶対に離れていかない」友達を求めて。
この作品はカクヨム様でも公開していく予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-13 16:09:30
54608文字
会話率:47%
サクヤとカオルは妖怪と友達になった。そんな夏休みのお話。
サクヤは夏休みにお母さんといなかに遊びに行くことになった。いなかにはおじいちゃんとおばあちゃんと大おばあちゃんがいて、大おばあちゃんが言うには、西の森には妖怪が出るのだという。
妖怪なんて信じないけど、西の森はあぶない所なのかもしれない。
サクヤは大おばあちゃんに、西の森には行かないと約束したのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-17 09:39:22
42369文字
会話率:32%