<師匠! なんか精霊と素材を融合させたら変なのができたんですけど!?>
精霊召喚師の少女、エリス・メギストスは憧れの冒険者になるべく生まれ育った村を出て、大陸一の都市であり、地下に巨大な迷宮がある帝都へとやってきた。
しかし全属性の精霊
を喚び出せる代わりに低位の精霊しか使役できないエリスは、どこの冒険者ギルドに行っても田舎者だと馬鹿にされ、そんな低位の精霊だけでは役に立たないとギルドへの加入を断られてしまう。
路頭に迷っていたエリスは路地裏で行き倒れの男――錬金術師のジオを見付け、これを助けた。
するとエリスの類い希なる素質を見抜いたジオの提案で、彼女は彼の営む小さな錬金工房に居候し、錬金術を学ぶことに。
錬金術に悪戦苦闘しているうちに、エリスは精霊の助けを借り、偶然にも精霊と他の物質を融合させる全く新しい力――<精霊錬金>を生みだした。
エリスはその力で、雷の精霊と鉄を融合させて雷のナイフを作ったり、騎士の精霊と銀で、いざという時には騎士の姿になって助けてくれる銀鎧など、斬新でこれまでにない装備やアイテムを作成していく。そのおかげで工房は次第に冒険者達の間で噂になり、やがてその名声は貴族、そして皇帝の耳にまで届くことに。
しかしエリスは今日もマイペースに召喚した精霊達と共に、のほほんと錬金を行い、素材収集の為に迷宮に潜るのだった。
これは、錬金術も冒険も頑張る、一人の新米錬金術師の成長を描いた物語である。
*女主人公
*恋愛要素はほぼなし
*ザマア要素もありません
*チートスキルはありませんが、主人公がチートみたいなものです
*カクヨムにも投稿しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-03 18:00:00
127427文字
会話率:56%
「――くっ、殺せ!」
オークと戦い追い詰められた女騎士は皆いつもこんなことを叫ぶ。オークの戦士オーマイガは、うんざりしながら女の装備を剥ぎ取る。売り払って金にするためだ。だが、そこで“待った”がかかる。
「待ってください! 僕と取引を
しませんか!?」
草むらから出てきた人間の少年から取引を持ちかけられる。怪しんだオーマイガはこん棒で少年の頭をを叩きつぶそうとするが、華麗にかわされ油断ならない相手と認識する。
少年は改めて、オーマイガに“ある取引”を持ちかけるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-21 11:59:03
1910文字
会話率:27%
王都に四人いるギルド長のうち、最も影の薄い男、リーン=ナーグマン。
彼のギルドには職員が少ない。
予算もなければ、所属する探索者もごくわずかだ。
だが、彼の下には彼を慕う者たちがいる。
強者と名高い窓口職員や優秀な事務職員が、さぼり魔のギル
ド長を必死に補助している。
なんて感じに見えるのだろう。
だが――猫背でたれ目しか特徴のない男が、最強の一角に就けるはずがないのだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-19 21:00:00
99962文字
会話率:33%
少年は、超常的な覚醒を遂げる...
これは__________運命に抗い、勝ち取る物語。
最終更新:2018-05-26 22:40:48
2222文字
会話率:38%
現代社会で生きる平凡で普通の女子高生、下川恵理は夜遅くにお気に入りの秘密夜景スポットで紅髪のポニーテールを揺らす銀鎧を着込んだ騎士の少女と出会う。そして初対面であるはずの騎士の少女は恵理を見るなり口を開いた。
「私と一緒にセンスティア
に来て欲しい」
この世界とは違うどこか……異世界へと一緒に付いて来て欲しいとのことであった。
突拍子もない内容に唖然とし、困惑する恵理だが、アネットと名乗る騎士少女の真剣な面持ちで頼み込む仕草、彼女の騎士としての誇りを誓った澄んだ瞳に心を揺り動かされる。そして何より、平凡に過ごしてきた恵理にとって"異世界"というファンタジーさ溢れる言葉は好奇心を掻き立てるには十分であった。
アネットに付いて行く事を決意した恵理は”シエル”という仮の名を定めて神々が統治する世界"センスティア"へと旅立つ。
魔法という異質な力を目の当たりにし、興奮醒め止まぬままシエルはセンスティアの地に降り立つ。そしてセンスティア屈指の大都市フィンガローに着いて早々、アネットの口から告げられたのは……
「シエルにはセンスティアで神の代行をやってもらいたい」
事後報告される驚愕の事実。
異世界で突如、神の代行をやることになったシエルは時に周りの個性豊かな人々の力を借りて数々の難題に挑む事となる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-16 21:18:53
187689文字
会話率:42%