夏の夢を見たんだ。彼女が笑うあの日の夢を。
最終更新:2019-05-01 18:32:52
4534文字
会話率:49%
富山唯継(とみやまただつぐ)、32歳。
『金色夜叉』の大ファンの両親にいやがらせのような名前を付けられたことを恨みつつ、それでもなんとか鬼ばかりの世間を飄々と生きてきた、しがない私立教員。
後輩の毒舌教員であるエビちゃんこと蛯名宮
(えびなみや)ら同僚の教員たちと、苦労しながらも学校を運営してきた唯継は、しかし学校母体の学園が大手の学校教育グループに併合されたことで不遇の毎日を送っていた。
そんな或る日、歴史と蔵書量だけはある学校の図書館で調べ物をしていた唯継は、書架にひっそりと収納されていた古びた本を見つける。それが、唯継(と巻き込まれたエビちゃん)を異世界へと誘う摩訶不思議な魔術書であった!
異世界で二人に告げられた使命は、魔王を倒す勇者……を育てる学校の先生!?
それを聞いた唯継は一言。
「で、給与体系は?」
この物語は、いつかきっと魔王を倒す子供たちを育てるおっさん教員唯継と、それを毒舌でこきおろしながら支える相棒エビちゃんの奮闘劇である。
堅実でどこかおかしい教育エンターテインメント、ここに開幕。
※ドラマや映画のような熱血聖人先生が登場する物語ではありませんし、チートや魔法のような教育方法で生徒たちを更正させる物語でもありません。日本国憲法や教育基本法、子どもの権利条約や有名な教育エピソードを振りかざしながら、旧体制的な教育がはびこる異世界教育界と格闘していく物語となっております。よしなに。
※ほんのり更新中。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-13 19:54:14
17780文字
会話率:60%
因果律改竄の能力『流水、情アレド、落花、意ナシ』と、万物超越の能力『金色夜叉』という二つの超異能を持つ九尾の妖狐である鞘貴宮玖遠は、余暇をある田舎の稲荷神社でひっそりと過ごしていた。
その稲荷神社にある日一人の女子大生が訪れひょんなことから
玖遠と出会う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-17 15:56:44
8879文字
会話率:63%
冴えない平凡な演劇部員の佐久間が、明るく朗らかな生徒会書記の清原と協力して、いがみ合う演劇部と吹奏楽部の橋渡しをして文化祭を成功させる、というお話。
高校2年生の佐久間は演劇部で舞台監督助手をしている。彼は読書家で豊富な知識を持っている
が不器用さゆえに周りの演劇部員から冷遇されている。一方彼の友人である清原麻衣は生徒会で書記を務めている。彼女もまた読書家である。働き者で仕事ができることから生徒会では信頼されている。佐久間と清原は性格は大きく異なるが、読書好きという共通点から仲が良い。5月の末に生徒会の会議があり、演劇部と吹奏楽部は共同で公演せよという前代未聞の決定がなされてしまう。演劇部と吹奏楽部は抗議してついには校長先生にも直訴するが、あえなく失敗してしまう。佐久間は両部のジレンマに立たされて苦しむが、友人清原に助けられる。その一方で、佐久間は次第に吹奏楽部の関口に心を惹かれてゆく。佐久間は両部の関係を改善するために努力する。
自作の小説を投稿するのは今回が初めてです。尾崎紅葉の『金色夜叉』に憧れて、文語で書いてみました。文語文法の誤り、不適切な単語の使用、稚拙な表現などたくさんあると思いますので、お気づきの点がございましたらどうかご指摘いただけますと幸いです。
なお本作品は、 pixiv にも掲載しております。
すいか爆弾」/「ねくたれねくたりん」の小説 [pixiv] https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=8329367折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-29 00:42:01
17902文字
会話率:45%
――ねぇ知ってる、あの噂
完全無欠の剣道少女・大神麗子は部活終わりにとある話を耳にする。
それはどこにでもあるような怪談話。けれど、その日以降彼女の運命は一転する。
妖憑き、退魔師、憑き物筋。そんな聞きなれない言葉が飛び交う中、彼女はその
明晰な頭脳と鍛え上げた腕っ節を武器に立ち向かう。
月下、宵闇に鳴り響く遠吠え。
金色を背負う軍師が運命を引き連れて現れる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-07 18:00:00
207260文字
会話率:44%
時は明治の文壇界。ひとりの男が郵便ポストを目指して歩む冒険譚。
(泉鏡花本人とその作品、周辺人物を題材にしたパロディです。カクヨムにも重複投稿しています)
最終更新:2016-03-11 16:01:18
2659文字
会話率:20%
オリジナルロック歌詞です。
最終更新:2012-11-18 12:19:12
271文字
会話率:20%
時は戦国。
あるところに、世にも美しい姫がおりました。その名も花咲姫。
彼女が微笑めば、どんなに固い種でもたちまち芽吹いてしまうほどの美しさでした。
一目見ればたちまちどんな男も恋に落ちてしまう美しい姫の通り名でした。
その姫が年頃になる
と、数え切れないほどの縁談が舞い込みました。
姫の父はたいそう娘思いで姫の眼鏡にかなう相手にしようと決めましたが、しかし姫はどんなに美しい男でも、どんなに富がある男でも、どんなに名誉を持つ男でもその首を縦に振りませんでした。父は姫を狙う男から姫を守るために城の最上階へ姫を隠しました。
また、あるところに、世にも恐ろしい鬼がおりました。その名も金色夜叉。
鬼は異国の蛮人にも似た金色の髪を闇に纏い依頼されたことは必ず実行する。
一目見て無事ですむ者はいない、恐ろしい、鬼とも言うべき異端の忍者の通り名でした。
ある日、金色夜叉は一つの依頼を受けました。
―――世に聞く美姫・花咲姫をさらってこい――― と。
これは、今は昔、戦国の頃の話。
出会うことのなかった美姫と、夜叉の物語。
和風ファンタジー。ゆるゆる更新します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-02-13 16:19:22
5674文字
会話率:35%
お互いに好きなのに何だか、言い出せない2人の日常を書いたラブコメディ!2人は無事に結ばれるのか?
最終更新:2007-11-06 02:04:37
2324文字
会話率:15%