金木犀の木に手紙が置かれているのをみつけた。
スマと書かれた一通の手紙。それから文通が始まった。
スマから手紙が届き、僕はそれに手紙を書く。顔を合わせない婚約者の話、心から思っている女性のことを語る。穏やかな心温まる手紙だけの会話を。
そして、運命の日がくる。
幸せだと思っていたのに、事実を知ってた僕は・・・。金木犀の香りだけを残した。
救いのない話になっておりますので、念のためティッシュをご用意して、お読みください。
こちらでは金木犀がやっと咲き始めました。匂いとともに楽しんでいただけたなら、と思っています。
アルファポリスさんにて投稿完了しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-24 11:35:53
21240文字
会話率:19%
「私」とタロさんは金木犀の木が咲く田舎の一軒家に住んでいる。東京に住む一人娘からの連絡はタロさんが怖れる(?)「あのこと」だった。彫刻家を目指して挫折したタロさんとその妻の私、それから一人娘の栞さんの何となく幸せな物語です。よろしければどう
ぞ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-30 19:24:47
9699文字
会話率:41%
ある晴れた日の昼下がり、元冒険者の旦那さんはふと窓の外を眺めた。 するとそこには、庭にある金木犀の木の下でお昼寝をしている奥さんの姿が。 彼は思い立って、庭へと駆け下りていく。
最終更新:2023-02-01 11:00:00
2867文字
会話率:17%
小学生一年の時、近所の金木犀の木から匂いがしてきた。その匂いは遠い過去を思い出させるかのような感覚を覚えた。不思議だった。
金木犀の花を集めたが、その香りは散った。なぜ匂いは取っておくことができないのか? 保存の効かない不便な思い出だ。
し
かし、それにしても、未だに金木犀は好きである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-15 16:20:47
210文字
会話率:0%
金木犀の香り漂う秋のこと、ある田舎出身のサラリーマン芹沢零人(せりざわ れいと)は高校時代のクラスメート森宮香織(もりみや かおり)との約束「10年後にまた金木犀の木の下で逢いましょう。」を果たすために、故郷へと戻ってきた。
過去の記憶を辿
りながら零人は、村の中の金木犀の木のある思い出の場所を巡り、香織を探し出すために奔走する。 金木犀が繋ぐ、二人の記憶と想いの物語。
この作品は「カクヨム」さんにも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-05 22:00:00
9434文字
会話率:46%
金木犀の木の下。
彼女はやはりそこに居た。
そこで私を待っていた。
最終更新:2017-08-01 02:37:47
1747文字
会話率:36%