今から80年ほど前、ヨーロッパから始まった第二次世界大戦は各地を焦土に変えながら大陸中に広まっていった。
連勝を重ねるドイツ軍は西方への侵略を進め、遂には大国フランスを破りイギリス海峡に達する。
目の前に横たわる狭い海峡の先には小
国のイギリスだけ、おそらくドイツは大陸の西を制したついで程度にしか思っていなかったかもしれない。国力においても物量においてもその島国よりも優っていたのだから。
対して海峡を死守するべく防衛体制を整えていたイギリス。そのとある街の臨時基地に英国屈指のパイロットと天才エンジニアがやって来る。かくして、第二次大戦で最大の空中戦、バトル・オブ・ブリテンが始まる。
※この小説は史実を元にしたフィクションです。実在する国、地名、団体、兵器などが実名で登場いたします。更に物語のために史実を多少歪めておりますが、あくまで個人の趣味で書かれたフィクションとして御容赦下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-28 08:47:41
571830文字
会話率:56%
神無き大陸の東端にとある小国があった。
東端とはあくまで人類の版図の端という意味で、更に東には人類未踏の樹海が広がっている。
そして樹海には人類の脅威となる魔獣が無数に生息していた。
小国への魔獣の侵入を防いでいるのは、樹海と隣接している男
爵家だ。
男爵家には先祖代々、一子相伝で受け継がれる強力な精霊たちを使役する〈精霊使い〉がいて、小国の国防を一手に担っていた。
幸運にも男爵家は魔獣の侵入を一度も許したことがなければ、辺境ということもあり、代を重ねるごとに男爵家の重要性は国から次第に忘れ去られていった。
男爵家当主がシキという転生者の少年に代替わりしても、国防はひっそりと続くと思われたが……。
「えーっと、これは精霊じゃなくてロボットだよね」
シキが契約して初めて見た精霊は、強化合金の装甲で覆われた人型兵器であった。
右腕装備のアサルトライフルから撃ち出される弾丸は魔獣の分厚い毛皮を易々と貫き、左腕装備のプラズマシールドは火炎の吐息を完全に遮断した。
他にも光学迷彩による透明化、小型情報端末の散布による広域スキャン及び無遅延通信、完全自立型AIによる機体制御etc……。
「ミッションを受諾しました。マスターご命令を」
「リーダー、一緒に戦闘訓練をしましょう」
「先生! 威力偵察終わりました! 褒めて褒めて」
「ごしゅじんあそぼー」
それは〈Break off Online(ブレイク・オフ・オンライン)〉という日本のソシャゲのキャラクターたちであった。
数百年振りに日本語を理解する〈精霊使い(プレイヤー)〉が現れて精霊(AI)たちは大興奮。
全員がかまってちゃんと化した。
様々な要求要望を叶えていくうちに精霊を使っているのか、精霊に仕えているのか、もうどっちかわからなくなったシキの探索が始まる。
※タイトルは「せいれいつかい」と読みます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-28 07:10:00
111751文字
会話率:36%
罪の意識は持っているものの、芽生えたばかりの清らかな二つの命の誕生を認めなかった男と女と、その後に生まれた命。誕生する事を許されなかったふたつの命はヤキモチを焼き、誕生を許された命のその後を支配します。
この物語は「沢俊」が、小学二年
生の娘を残したまま両親のために田舎に帰るところから始まります。その後妻の「愛美」と別れ、娘の「莉子」のために慣れない仕事に就いて頑張るのですが、その仕事や大人になって初めての持ち家暮らしで悩まされます。そんな俊は、やがて「萩野浪子」という女と出会います。
何も知らない母親が、ひょんなことから莉子を嫌っている担任教師と親密な関係となり、そんなことを知った俊は田舎に帰るよう莉子を説得するのですが、莉子はそれを断ってしまいます。しかし、母親が再婚すると決めたとき、俊の意見で入籍を断ったことから状況は一変してしまいます。
情熱家のこの男は、教師になってから次々と降りかかる悲劇の全てを莉子のせいにし、やがて命をつけ狙う存在に変わっていきます。
「欲」という無限を持たされて生まれてきた両親が勝手な日々を重ねるなかで、悩み苦しみ、社会の片隅に追いやられていく一人の少女。そして妻がいながら、浪子欲しさに俊をつけ回す会社の先輩。さらに、かねてから憧れていた男が夫の会社に入社したことで、一切を精算し、破壊を企てる妻。
私たちは「そこ」と繋がっている存在で、世の中には浪子のように、その声が聞こえる者がいると思います。この浪子の人生は不幸と言えるものなのでしょうか? フィクションの世界にいるのはどちらなのでしょうか? 命を授かって人として生まれるということは誇るべきことなのでしょうか、それとも罰なのでしょうか?
キャッチフレーズは【宇宙のごみ箱】ですが、愛という癒しを探す様々な人生模様をテーマとしております。
※ この物語はフィクションであり、登場人物を始めとする一切は、現実と何ら関係がありません。尚この小説は、妊娠中絶を否定する類のものではありません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-28 03:00:00
16532文字
会話率:39%
転生したイアンは“魔導騎士”となる夢を抱いていた。
夢を叶えるべく、イアンはひたむきに努力を重ねる。
だが、その魂は神をも戦慄させる“殺戮の魂”であった。
魂が引き寄せる運命に抗い、道を切り開く。
最終更新:2024-12-27 21:00:00
268026文字
会話率:47%
フジ・カケルの正体は、かつて侵略者たちから地球を守ったスーパーヒーロー“アブソリュートミリオン”の息子“アブソリュート・アッシュ”だ。
地球にやってきたフジは、父ミリオンから仕送りをもらい、全てを酒、タバコ、女、ギャンブルに叩き込む浪費
家のクズ野郎!
地球で欲望の赴くままに醜態を重ねるフジは「一族の恥・究極のクズ・“アブソリュート・トラッシュ”」と呼ばれるようになる。
仕送りをストップされ金に困ったフジは、ある日異星人ヤクザの経営する違法パチンコ店を襲撃し、1000万円を強奪する。
そしてその場に居合わせた“オタサーの姫”の大学生・鼎を気まぐれに助け、手を組むのだった。
暗躍する異世界人ゴア族、覚醒の時を待つ破壊神GOD……地球にはまた、危機が迫っているというのだろうか!?
クズ野郎系ヒーロー、オタサーの姫、パワードスーツを着る石頭の警察官、セクシー女幹部、女子高生姿の姉らと、金と屁理屈をこね回すクズ野郎系ヒーロー譚!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-27 20:29:36
1819830文字
会話率:60%
異能力を使い、主人公のように活躍することを夢見る高校生──九重彰良は、異世界に飛ばされた。
異世界において、彰良は〈閃神の座〉というチカラの適格者であり、達人さながらの剣技やその空間にあるものを存在ごと消し飛ばす閃光を放つ魔術を扱うことが
できた。
そのチカラを用いて、異世界ではじめて出会った少女シャーロットが所属する魔術結社〈フリューゲル〉とともに、人をゴブリンやオークなどの醜い怪物に変えることを重ねる邪教団〈アポトーシス〉の打倒することを決意する。
彰良は己に最強とも呼べるチカラが備わっていたことを喜び、興奮に打ち震えた。
この先、自分がどうなるかかも知らずに。
※カクヨムにも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-27 18:00:26
53263文字
会話率:42%
ネフェルタリ王国の王女ジュリアは、その賢さと美しさで国民に深く愛され、平和でな日々を送っていた。だが、ある晩、突如として謎の勢力が王国を襲い、王国は一夜にして混乱の渦に巻き込まれる。命を狙われたジュリアは、忠実な騎士レオンと共に命からがら王
宮を脱出し、亡命を余儀なくされる。二人の逃亡劇は、国を揺るがす陰謀の始まりに過ぎなかった。
逃げる途中、二人は「サルファの花」という奇妙で美しい植物と出会う。その花は一見、無害に見えるが、王国を混乱に陥れた原因がこの花に隠されていることを知ったジュリアとレオンは、その謎を解き明かす決意を固める。だが、追手が迫り、激しい戦闘や想像を絶する試練が二人を待ち受ける。無事に目的地に辿り着けるのか、サルファの花に隠された秘密とは一体何なのか?
厳しい旅を重ねる中で、ジュリアとレオンは次第にお互いの信頼を深めていく。心の中で芽生える感情を認めることなく、ただ使命に従い続ける二人。しかし、次第に彼らの関係はそれだけでは片付けられないほど深く、強い絆を結んでいく。果たして、二人は王国を救うために謎を解き明かすことができるのか?そして、この冒険の終わりに、二人の関係はどこに辿り着くのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-27 18:00:00
24084文字
会話率:28%
# 恋は針先で
〜完璧な二人の、不完全な恋〜
## あらすじ
伝統と革新が息づく京都。町家を改装した高級オーダーメイドドレスのアトリエ「Maison Tsumugi」で、デザイナーとして腕を磨く風間千秋(28歳)。和の伝統的な刺繍技法を現
代のドレスに紡ぎ込む彼女の作品は、多くの花嫁たちから支持されていた。
完璧主義の千秋の前に、妹の結婚式用ドレスを依頼しに現れたのは、老舗呉服商から革新的なIT企業へと業態転換を成し遂げた篠原グループの若き経営者・篠原蓮(32歳)。伝統を知るからこそ、革新への覚悟を持つ彼と、新しい価値を紡ぎ出そうとする彼女。
仕事に厳格な二人は、妹・さくらのための最高のドレスを作り上げるため、共に時間を重ねていく。打ち合わせを重ねるうち、蓮は千秋の仕事への真摯な想いに、千秋は蓮の妹への優しさに、互いの心が揺れ始める。
しかし、過去の婚約破棄という傷を抱える蓮は、仕事以外の関係を拒み続ける。一方、仕事一筋で生きてきた千秋も、芽生えた想いに戸惑いを隠せない。
そんな中、蓮の突然の体調不良、予期せぬ海外赴任の話など、次々と試練が二人の前に立ちはだかる。完璧であろうとする二人は、想いを紡ぐように、少しずつ歩み寄ることができるのか。
伝統の技と現代のセンスを紡ぎ、一針一針、丁寧にドレスを仕立てていくように、二人の心もまた、新たな形を見つけていく——。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-27 18:00:00
19440文字
会話率:54%
とある高校の少年少女が気持ちを通じ合わせて恋人になった。イチャイチャして青春を謳歌するかと思いきや、気付けば冷戦状態の倦怠期カップルになっていた。
友人の誘いで遊びに行った先で、少年と少女はそれぞれ別の異性から好意を告げられた。冷戦状態
の現状に疑問を覚えていた二人は、背徳感を覚えながらもアプローチを受け入れてデートを重ねる。
互いに気持ちが傾いて別れ話を切り出そうとするも、文実の仕事でそれどころじゃなくなる。別れに別れられない状況の中、二人は相手に惚れた理由を思い出す。
カクヨムにも投稿中です!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-27 15:42:58
99103文字
会話率:43%
これは、タフで情に脆く姐御肌。食べる事が大好きな一介の女戦士が世界を旅する物語。
寒さ厳しいラグシア大陸北部に位置するドライゼル帝国には珍しい日に焼けたような褐色肌に、ルーンと呼ばれる失われた魔術文字を右眼に宿して産まれた事から「忌み
子」として扱われ、16歳の時に故郷である街や国から逃げるように出奔した────流浪の女戦士アズリア。
勇者という宿命を背負ったわけでもなく。
世界の危機を救えと神託を受けたわけでもない。
ただ、失われた魔術文字を使うことが出来る代償として通常魔法が使えないという欠落を背負ったアズリアが、あても無く世界に散らばる魔術文字を探索し継承する一人旅の物語。
世界中を旅する道中、様々な人物との出会いや色々な出来事を重ねる内に心身ともに成長し、やがて旅の最終的な目的を見つけていくだろう……多分。
※一話2000文字程度ですので、あっさりと読めると思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-27 12:01:27
4192931文字
会話率:30%
「ボクの人生に足りないのは、ログインボーナスだと思うんだよねぇ」
先輩の提案で、何故か私は毎日キスをすることに──。
先輩の思いつきで始まった、毎日キスはするけど付き合っているわけではない関係。最初は戸惑っていた後輩も、日々と唇を重ねる内
に少しずつ変わっていくことに。
自称『どっちもいける』美人な先輩と、そういう意味では好きじゃない後輩が送る、ログインボーナスという名のキスを巡る百合っぽい青春。
※おかげさまで、19万PV突破しました。ありがとうございます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-27 01:03:44
679866文字
会話率:61%
魔王軍と華麗に戦い人類を救出し世界を平和にする物語…ではなく記憶喪失をいい事に奴隷にされてしまった勇者の不憫で苦労を重ねる物語。
様々な苦難を迎える主人公は苦労の末に心に決める…
「俺は世界を救わない!!」
最終更新:2024-12-26 18:43:17
135991文字
会話率:44%
主人公 戸塚結実(トツカユミ)は普通の女子中学生だった。しかし、ある日を境に夜な夜なチェーンソーを振り回し、無差別殺人を繰り返す殺人鬼となる。
殺人鬼となった彼女は罪を重ねる。しかしそれは長くは続かなかった。捉えられ連れてこられた先で出会
う人々との関わりで彼女は変わる。殺し屋となり成長し、がむしゃらに未来を切り開いていく。
人間らしさを捨てずにどこまでも足掻いて。
生きる事は地獄でしかないかもしれない。
それでも生きたい気持ちに嘘は無いから。
どこまでも自分らしく自分を貫いて行くと決めた。
そんな彼女の生き様を描いたお話。
※Nolaノベルからの転載です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-26 13:27:27
502619文字
会話率:47%
死因は尊死と決めた、道を外れた少女が見つけた姉妹百合。
だが見てしまったものは遠くから愛でるのがオタの倣い。
存在は心に秘め、ただ思うだけで満足すべきだというのに。
「あなたを放っておきたく、ないんです……」
「お姉ちゃんには渡さないん
だから!」
一体どうしてこうなった。
推しカプに挟まれ、幸せを覚えるコトなど許されないはずなのにッ!
これは重ねるべきではない罪を重ね、非業の地獄に身を窶す少女の……救いようのない物語、である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-25 22:51:11
427820文字
会話率:57%
星河智之は、京都の私大で教師を目指していた。
高校時代は天文研究部の部長だった智之は、大学で天体観測サークルを立ち上げた。
癖の強いメンバーに囲まれて充実した学生生活を送る智之。そこで出合った「人形のような」女子学生と交流を重ねるうちに、彼
女が抱えている悩みに深く関わっていくことになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-25 22:25:04
13029文字
会話率:34%
一瞬のかき分けも、数を重ねることあれば、奇跡的な一致をすることもあるかもしれません……。
最終更新:2024-12-25 19:00:00
2727文字
会話率:0%
数を重ねる。どのようなものでも強い力を持つものです。
最終更新:2024-12-02 21:00:00
2059文字
会話率:9%
いよいよ冬。布団を重ねる時期。
しかし、その布団が生まれて間もなくは、不可思議な出来事もあったのです。
最終更新:2021-12-04 23:49:22
2165文字
会話率:3%
僕、氷鏡京太郎には二人の幼馴染がいる。
両親が大金持ちの八子巴絵。
父親が空手をやっている降矢武大。
家が近所の僕達三人は幼稚園の頃から一緒に遊んで過ごした。
武大は誕生日が早くてどこかお兄ちゃんみたいな感じだったし。
巴絵は習い事を
沢山やっていて、特にピアノを弾くとにっこりと微笑む可愛らしい女の子だった。
僕だけ両親共働きで、習い事を何一つしていなかったけど。
子供の時は、格差なんて何も感じていなかった。
感じ始めたのは中学生の頃だ。
武大は鍛え上げた肉体を持ち、昇段を重ねるごとに人望も集まっていった。
巴絵は音楽家を目指すと決意したのか、どんどんとコンクールに出場し結果を出す。
僕は何も無かった。何も無かったけど、二人は同じ様に接してくれた。
それが嬉しくて、それに甘えてしまって。男二人に女一人なんだ。
いつか、何かしらの歪みが生じるのは分かっていたけど。
それでも未来を見ずに、僕は二人と共に居た。
高校も近くの公立高校に三人一緒に入学。
そして……僕達の歯車はどんどん歪んでいったんだ。
一話目・氷鏡京太郎視線
二話目・八子巴絵視線
三話目・降矢武大視線
各話登場人物目線で物語は進行していきます。
※カクヨムにも投稿しております。
※本編執筆済み、約六万文字強で最終話です。
※初日のみ三話更新、以降毎日一話18時更新です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-24 10:00:00
89568文字
会話率:26%
戦争7、恋愛3ぐらいです。
↑おおまかなあらすじ
↓ちゃんとしたあらすじ
農家の息子、グレン。
彼は徴兵され、フォルカンヌ国の兵士となった。
彼に割り振られた兵役は屯田兵、戦地にて畑を相手にし、食料を生み続けること。
安全だと思われたそ
の場所は、敵の手により死地へと変わった。
第三王女アナスイの治癒魔術により命を救われたグレンは、敵を殺すため突撃兵へと志願する。
厳しい訓練の中、彼の中に眠る魔力が開眼する。
送話魔術、グレンはアナスイ王女とだけ、魔術によって会話ができるようになった。
苛烈化していく戦況の中、二人は毎日のように言葉を重ねる。
しかし、状況は悪化し、グレンたちフォルカンヌ国は窮地に立たされることとなった。
窮地を救うべく、手を差し出したのは、最強と謳われる魔術大国カルマ。
援軍の条件として、カルマは二つの条件を提示した。
ひとつは、新魔術送話の全権利譲渡。
もうひとつは、魔術大国カルマが第四王子、エリエント殿下と、アナスイ王女との婚約だった。
これは、やがて王となる男の物語だ。
今はまだ、その紐はほどかれていない。
※他サイトにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-01 06:34:44
191257文字
会話率:38%
「その瞳って、いいよね。安心する」
視力0.01以下、そんな超ド級に悪い僕の視力をほめる彼女。
同じクラスの誰かだとは思うんだけど、僕はそんな彼女とある約束をしたんだ。
毎週金曜日の放課後に、彼女と会話の練習をする。
僕と
しては何も見えないし、誰だかも分からないのだけど。
彼女はそんな僕となら安心する事が出来るんだ。
僕も彼女との練習を重ねるたび、次第に心絆されていく。
好きな人がいるって分かっているのに、惚れちゃダメなのに。
※この作品は小説家になろうにも投稿しています。
※セルフレイティングは念のためです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-07 17:21:24
180005文字
会話率:46%
情報量が増えれば良いゲームなのか、オープンワールドはもういいよと囁かれる。そんな時代に発売された、自分だけの物語を探しに流れつく開拓ゲーム。
Monstella Online。
人々は選択を重ねる。正義を持って巨悪と対峙するならば、相
手の正義を踏み躙る覚悟を持つことだ。
そうして一隻の船がまた、彼の地へと辿り着く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-24 06:28:59
38242文字
会話率:30%
「フィクションは優れた空想で打ち壊す。」
とあるきっかけで特別な力「レジスト」に目覚めた浮野辰は、同じ力を持つ芦屋カナデと共に、世界に突如として現れるα生物に対抗する秘密秩序保護組織「テミス」の一員となる。
成長を重ねる浮野のもとに降
りかかる数々の運命。それに抗い、世界の存亡を賭けた戦いが幕を開ける。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-23 04:03:05
19562文字
会話率:28%
以下第一章ネタバレ含みます。
10個の宝石を集めると願いが叶う――そんな言い伝えがある世界。
冒険者のはじまりの地である原点回帰の島。そこに存在する「新人の宴」という試練。
その試練を合格して、冒険ははじまる。合格率は100%……だ
った。投球士レシュリー・ライヴひとりを除いて。
冒険者で試練に初めて失敗したレシュリー・ライヴは落第者と呼ばれ、そこからニ年、一度も試練を合格できずにいた。二年間合格できなかったことが原因で投球士は世界から激減しレシュリーもまた辛酸の日々を重ねる。
そんなおり、大陸からひとりの冒険者がやってきた。
彼女の名前はアリー―-アリテイシア・マーティン。魔充剣と呼ばれる特殊な剣に魔法を宿しそれを魔法剣として、ときには魔法として解き放つ放剣士という職業に就いていた。
落第者と呼ばれるレシュリーを見かねてか、アリーはレシュリーとともに修業を重ねていく。
その修業のさなか、アリーに危機が迫る。
その危機がレシュリーを変える。
実はレシュリーは〈双腕〉と呼ばれる才覚の持ち主で、その才覚があったゆえに冒険者の常識がレシュリーには通用していなかった。
解決の糸口を見つけたレシュリーはそこからめまぐるしい進化を遂げた。
その年の「新人の宴」の日。大陸に帰るアリーとまた会う約束をしたレシュリーは試練に挑む。
その「新人の宴」では試練を取り仕切る初心者協会が突破一位に賞金を用意したことで新人のいざこざが発生していた。それに巻き込まれたレシュリーはそこで出会ったアーネックやアルベルト、リアネットたちと協力しながら問題を解決し、レシュリーは見事試練を一位で突破する。
合格した翌日。合格を祝福する祭りを抜け出したレシュリーはいち早く船に乗り大陸へを目指した。
放剣士アリーとの約束を守るために。
大陸に渡ったレシュリーのもとに待ち受けるのは予想だにしない冒険と、多くの仲間との出会い、そして死だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-22 22:15:15
2279397文字
会話率:34%