目が覚めたら異世界でした。そうです、よくある“トラック転生”ってやつです。
でも……何一つ歓迎ムードじゃなかった。
「貴様のスキルは……危険すぎる」
“心の声が勝手に伝わる”というふざけたスキル《オートモノローグ》を理由に、俺は転生3分
で牢屋にぶち込まれた。魔法理論は意味不明、常識もズレまくり、食事は謎汁。元の世界に帰る方法? ないらしい。
そんな俺を助けてくれたのは、金髪碧眼でやたらと厳しい少女・アリシア。
でも彼女もまた、この世界では「異端」とされる能力を隠して生きていた。
「あなたの声を、私はちゃんと“読める”の」
誰にも聞いてもらえなかった声を、初めて受け止めてくれた彼女。
俺たちは、逃亡者として共に旅に出ることになる。
暴かれていく世界の秘密。
「物語は“神語”によって決まっている」という不条理なルール。
その中で、俺たちは“物語の外”にいる存在――「アンテイル」に目をつけられてしまう。
逃げるか、戦うか。
選ばれる側じゃない俺に、進む方向なんてあるのか?
これは、“転生したら地獄でした”な俺と、
“世界を書き換える少女”の、
どうしようもなく不器用で、
それでも確かに繋がった、
ひとつの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-10 19:10:00
62932文字
会話率:58%
十年来の婚約者に一方的に婚約を解消された令嬢、メイリア。
学園内の祭典の夜、置いてきぼりの彼女が出会ったのは、魔法の痕跡、追跡劇、そして謎の男。
その夜を境に、学園では次々と事件が起こる。
暴走する精霊、盗まれた魔道具、そして失踪する生徒。
一見平凡な令嬢だったはずの彼女は、ひとつずつ裏の真実に触れ、知らず知らずに“舞台裏”へ足を踏み入れていく。
そんな彼女の背にそっと(?)手を添えたのは、完璧な優等生のレヴィン。微笑みの奥に、一体何を隠しているのか?
婚約破棄から始まる、恋と魔法と陰謀の学園劇。
これは、“選ばれる側”だった令嬢が、自らの力で運命を選び直す物語。
☆毎日投稿していきます☆
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 21:00:00
78367文字
会話率:42%
王の皇帝。どちらも似た意味を持つ単語だが、統治の範囲によって言葉が違う。
けれども道化の前ではただのクズと化す。
では、その道化を倒せるのは?
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
キングを倒せるのはジョーカーだけ。
王を倒せるのは道化だけ。
じゃあ、道化を倒せるのは?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-29 19:43:15
832文字
会話率:42%
『魔法に魅せられて』で悪役令嬢の役割を充てがわれてるエレノアは自身がゲームの中の登場人物であることも知らず幾度かのループを経験していた。
6度目のループの直前に『ルート解放』という謎の声を聞き、ループ開始と同時に身体の自由がきくようにな
る。5度の人生で自身の意思と関係なく動いていた身体と言動により残された意志は『傍観者』としてしか生きていけなかったが突如自由を得たことにより好きに生きることを決める。
婚約者だった王太子も、常に愛され選ばれる側の妹も、教育虐待を施す両親もどうでもいい。
結末が同じなのはわかりきってること。ならば、タイムリミットが来るまで経験したことのないことをするだけ───────。
Pixivにて同作品アップロード中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-28 19:30:35
24445文字
会話率:40%