じわり、という感覚を、説明できるだろうか。いくつかの災難がまとめてやって来た以外は、特に何の変わりもない日だったのに。
その日を境にじわり、じわり、と、本当にそんな音がしそうなほど奇妙な感覚で何かがおかしい。何かが違う。世界が少しずつ変わっ
ていく。
世界が異常なのか、彼女が異形なのか。
静かに変わりゆく異世界ファンタジー。
※小説の特性上、性癖や立場の少数派について「異端」と表現している場面がございます。
差別的な意味や偏見等はございませんが、問題のあるような表現、不快に思う表現がありましたらすぐに訂正させていただきますので、ご協力お願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-08-19 14:18:14
6696文字
会話率:24%