『やっぱり、日本の高校生って、わたしみたいな性格は苦手なのかな?』
『自分の考えや思いをちゃんと口にするの、そんなにおかしい?』
その日、金色の髪を携えた白人の美少女は、少し寂しげにそう言った。
彼女の名はエリス・ランフォード。北欧
のとある国からやってきた日本語ペラペラな留学生。明るくフレンドリーでパーソナルスペースは激狭。だけど自分の言いたいことはしっかり主張する外国人らしい性格。
だが、そんな真っ直ぐな性格の彼女が、スクールカーストやめんどくさい同調圧力に縛られている日本の学校に戸惑うのも無理はなく―――。
そして、陰キャで非リアで女子が苦手な俺、柏崎悠斗はなけなしの勇気を振り絞り、やっとのことで、
『間違ってなんかないし、俺は言いたいことを言えるエリスを羨ましいって思う――――』
と返事をした。すると、彼女は「うん、ありがとう」と、涙を見せながら笑ってくれた。
そんなやりとりを超えて、この日、俺とエリスの距離は少しだけ近づいた――――――。
のだが、
「何よ、エリスにばっかり構って。私にはそんなこと、言ってくれなかったくせに」
となぜか拗ねる、もう疎遠になってしまった“元”幼なじみ、桐生千秋や、
「おまえは、あたしの“ファン1号”だよな?」
とある秘密を共有する“ぼっち”仲間、真岡葵も俺に絡んできて―――――?
THE・日本人的思考の陰キャ高校生と、明るく好意があけすけな外国人美少女(ほか含む)との青春ラブコメ。
※初めての投稿です。
冒頭の通りちょいちょいシリアス風味に見えますが、鬱や暗すぎる展開にはなりません。
外国人の可愛いメインヒロインや幼なじみヒロイン、ぼっちヒロインとの青春ラブコメです。
気軽に読んでいただけたらうれしいです。
カクヨムにも投稿しています。
※2020.6.16 あらすじを改訂してみました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-04 07:24:29
329920文字
会話率:48%
異世界・ポリテイアからやって来た少女が持っていたアクラガスの倅と呼ばれる不思議なイシのチカラを借りて奮戦する少女や少女じゃない人たちの、商店街を舞台に展開されるちょっと異色な誰得、(たぶん)変身少女風フィロソフィー・コメディ。
最終更新:2017-11-14 04:06:33
73748文字
会話率:23%
じわり、という感覚を、説明できるだろうか。いくつかの災難がまとめてやって来た以外は、特に何の変わりもない日だったのに。
その日を境にじわり、じわり、と、本当にそんな音がしそうなほど奇妙な感覚で何かがおかしい。何かが違う。世界が少しずつ変わっ
ていく。
世界が異常なのか、彼女が異形なのか。
静かに変わりゆく異世界ファンタジー。
※小説の特性上、性癖や立場の少数派について「異端」と表現している場面がございます。
差別的な意味や偏見等はございませんが、問題のあるような表現、不快に思う表現がありましたらすぐに訂正させていただきますので、ご協力お願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-08-19 14:18:14
6696文字
会話率:24%