私は私を好きになれない。
*monoagtary.comのお題「クラスのマドンナ・桜庭さん」からの創作です。
*他サイトとの重複投稿です。
最終更新:2023-01-30 12:55:22
12423文字
会話率:23%
――僕と兄貴とあの子とでは、誰と誰が一番遠く、誰と誰が一番近いのだろう。
バレエに熱中する勝ち気な少年の思春期。
「桜の咲く季《とき》」の翔視点のお話です。
https://ncode.syosetu.com/novelview/inf
otop/ncode/n4909gf/
*文中での引用は「ニジンスキーの手記 完全版」(鈴木晶訳、新書館刊)からです。
*R15設定は保険です。
*monogatary.comのお題「近くと遠く」からの創作です。
*他サイトとの重複投稿です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-31 14:41:09
24777文字
会話率:17%
何も変わらない日々。ただ普通に生きていた少年――片倉小虎は、いつものように学校を終え、家に帰り、お風呂に入って、従姉妹の作るご飯を食べ、寝る。いつも通りに始まり、いつものように終わる、そんな日常がずっと続くと思っていた。あの少女と出会うま
では――。
「おお、久しぶりだな」
小虎は常々思っていた。自分は弱い。何もできなかった自分がこんなぬるま湯の世界にいていいのか、と。しかし、奇しくも小虎のいた世界は崩れ去った。
「われは奥州の独眼竜――伊達政宗だ」
その世界にあった景色はいつもとは違った。跡形もなく、白く染まった自分の部屋。雪は空を舞い、風はすべてを貫く。白銀の風が吹き荒れるその世界の中心に、その少女はいた。
「困ったことがあって、助けて欲しいのだ」
とうの昔に歴史を動かしてきた偉人。人知を超える怪物。しかし、正体はトラウマにとらわれ続ける、か弱い少女。彼女を救えるのは、同じ傷がある少年のみ。
死してなおさまよい続ける英霊と、それと同じ傷跡を負った少年の奮闘記。
『知っているからこそ嫌いになる。似ているからこそ嫌になる』
そんな似た者同士が繰り広げる、楽しく切ない淡い青春の日々――。
「もう戻ってくんな! どっかいっちまえ‼」
同族嫌悪、近親憎悪の先にあるのは、同気相求か。それとも……。
◇
初投稿作品になります。過度な期待はしないでください。
毎日投稿するつもりですが、間違いがあるかもしれませんのでご了承ください。
感想、意見、評価など『もっとこうしたほうがいい』という意見を絶賛お待ちしております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-13 16:05:52
22388文字
会話率:38%