大国に接する小さな国で生まれた少女は、流行病で両親を亡くしていた。それでもめけずに狼犬と暮らす彼女を探る者達が居た。
「フェル、何で私が狙われるの?」
「心配するなアリス、我が守る」
人語を話し、氷を操って少女を守る狼犬。少女は望
まぬ争いに巻き込まれていく・・・
更新は不定期です。書き次第更新していきますが、もう1本の連載を優先します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-08 00:15:28
8044文字
会話率:55%
ふと表情を曇らせた『霊獣』が、少女にだけ聞こえるように、こそっと耳打ち。
「あのさ公爵サマ。いい加減にそれ、魔法文字って言うのやめたら?」
少女が、すぐ目の前にある困惑気味の瞳をまっすぐ見返し、肩を揺らしていたずらっぽく笑う。
「いいじゃな
いですか、『ここ』っぽくて」
「ただの暗号、とかなんとか、そういうのでいいじゃねーか」
「『三世』の私はともかくーー馬鹿正直に神聖さを省くことでいらぬ嫌疑をかけられて困るのは、貴方たちのほうだと思いますけど」
***
異世界転移者の子孫たちと、異世界転移者たちが、異世界でこっそり自由に暮らす話。
短編連作です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-10 18:00:00
8916文字
会話率:48%
異世界転移者が魔王を倒してから80年、転移者の子孫が国を治め平和な時が流れていた。
農村に住む主人公が日夜森の中で修業を付けてもらっていた相手は・・・
最終更新:2019-11-27 10:00:00
3365文字
会話率:29%