この話は、私が結婚した美人の妻が、既に、中学1年生の時に、男性と経験していたと言う話から、スタートするのだ。
私は、この自分の妻を、中学1年の時に襲った男を、ゴルゴダの丘で磔刑に処されたキリストの死を確かめるべく、キリストの脇腹を突
いた『ロンギヌスの槍』と、名付けて、その男を、生涯をかけて探す事を決意したのだ。
しかし、結婚して、二人のカワイイ娘が生まれての幸福の絶頂時に、近所に、某弁護士が引っ越して来た事から、私の家庭に、次々と不幸が襲って来たのだ。
まず、首の切られた人形を玄関口に置かれた。
次に、愛猫が、毒入りの餌を食べて、悶死。
その当日、動物病院から帰ったら、愛犬のリードが切られて誘拐されていた。
そして、灯油らしきものをかけられ、生きたまま焼き殺される愛犬の動画のSDカードが、私の、元に送られ来た。
遂には、とうとう、私のカワイイ二人の娘が誘拐された。
そして、驚愕の映像が映ったSDカードが、またもや、この私に送られ来たのだ。
しかし、最も怪しいと思われる、近所に越してきた某弁護士には、愛犬が誘拐された時にも、私のカワイイ二人の娘が誘拐された時にも、鉄壁のアリバイがあったのである。
最後の【後日談】まで、キチンと、読んで見て下さい。全ての謎が、ここで明かされのです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-23 12:06:30
23662文字
会話率:16%
『 紅の挽歌 』
人気ミステリー作家の遺作を巡る超難事件を解決してから、ちょうど丸二年が経過した頃、お蔵入りしていた作品を、何者かによって奪われていた。
世間的に死去したことになっているミステリー作家の素顔を暴くため、何者かが個人
探偵を雇った事が発端で、事件はゆっくりと動き出すのである。
事件は前編と同じく、手紙による犯行声明文から発生する。
その内容とは、文豪の作品だけではなく、文豪の師匠作品をも利用し、世の中を混沌の渦に巻き込む計画であった。
互いの知能指数を推し量りながら、次の一手を読み、攻防を広げる佐久間と犯人。舞台は、新天地や旧舞台に跨ぎ、真相へと導かれていく。
真犯人の心を最期に読み解いた佐久間の心境と行動とは?
より複雑化した新たな難事件を紐解き、真相究明を進めることが出来るのか?
前編と繋がりが深くなる作品。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-02 23:29:00
213150文字
会話率:51%