この話は、私が結婚した美人の妻が、既に、中学1年生の時に、男性と経験していたと言う話から、スタートするのだ。
私は、この自分の妻を、中学1年の時に襲った男を、ゴルゴダの丘で磔刑に処されたキリストの死を確かめるべく、キリストの脇腹を突
いた『ロンギヌスの槍』と、名付けて、その男を、生涯をかけて探す事を決意したのだ。
しかし、結婚して、二人のカワイイ娘が生まれての幸福の絶頂時に、近所に、某弁護士が引っ越して来た事から、私の家庭に、次々と不幸が襲って来たのだ。
まず、首の切られた人形を玄関口に置かれた。
次に、愛猫が、毒入りの餌を食べて、悶死。
その当日、動物病院から帰ったら、愛犬のリードが切られて誘拐されていた。
そして、灯油らしきものをかけられ、生きたまま焼き殺される愛犬の動画のSDカードが、私の、元に送られ来た。
遂には、とうとう、私のカワイイ二人の娘が誘拐された。
そして、驚愕の映像が映ったSDカードが、またもや、この私に送られ来たのだ。
しかし、最も怪しいと思われる、近所に越してきた某弁護士には、愛犬が誘拐された時にも、私のカワイイ二人の娘が誘拐された時にも、鉄壁のアリバイがあったのである。
最後の【後日談】まで、キチンと、読んで見て下さい。全ての謎が、ここで明かされのです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-23 12:06:30
23662文字
会話率:16%
主人公、白銀塔也は友人たちと山をひとつ隔てた向こう側の橙坂村(とうさかむら)へ旅行に来ていた。
そこである弁護士と出会う。
その弁護士は主人公に問う。
「1年前の8月25日に起きた、橙坂森少女惨殺事件のことを知っているか」と。
主人公は
驚く。
なぜなら主人公、白銀塔也は、「1年前の8月25日の記憶がゴッソリ抜けている」からだった。
旅行中、主人公の周りで起きる殺人事件。
1年前の事件について、しつこく嗅ぎまわる謎の弁護士。
そして、謎の人物から送られる「イチネンマエノ オマエノコウドウヲ オモイダセ」という怪文書。
弁護士が語る、〝世界のアチラ側〟
村に棲みつく不良グループ……。
ここで問われるのは、きっと、事件の犯人ではない。
ここで、何が起きたのだろう?
これは、Mysteriaの、いいや、〝彼にとっての〟、はじまりの物語。
――――――――――――この門をくぐる者は一切の希望を捨てよ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-14 02:22:08
18664文字
会話率:41%