「あなたはこの物語の主人公に選ばれました」
朧げな記憶の中、彼は見知らぬ書庫にいた。雑多に本が並ぶ書庫には、青と白のロリータ服に身を包み、家でもないのにエプロンを着けた少女が虚ろな目で微笑みながら佇んでいる。アリス3号と名乗る彼女に、仮初
の肉体を与えられた彼はルイスとして見知らぬ世界・ワンダーランドで生きることになった。
ワンダーランドの不思議の国、そこで出会ったのは赤いフードの少女メイジー。赤ずきんとも呼ばれる彼女に促されるまま、ルイスは記憶にない大事な人アリスを探すためメイジーと共に旅をする。
しかし、ワンダーランドは或る小説を改変して作られた狂気の世界だった。アリスを導く白兎あるいは因幡の白兎を自称する女・リィゼから、望まぬ改変を受けた登場人物を物語に返すよう頼まれる。
アリスを探しながら、物語を取り戻せるのか。
正気を保てるのか?
そして、いつになったら自分の素性を思い出すのか。
だが、彼は生き続ける。
童話も伝承も戯曲も、物語が改変されごちゃ混ぜになった混沌とした闇鍋の世界で。
※本文に文字化けが出てきますが、演出です。
お使いの端末・ブラウザなどに異常はないので、ご安心ください。
なお、別サイトにも若干違うタイトルで投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-14 18:06:18
13985文字
会話率:52%
物心ついたころから奴隷として買われたり鉄砲玉として飼われたりしてきた俺ことロクは仕事の最中に頭を打ってあっけなく死んだ。幽霊(たぶん悪霊)になった俺は、いままでの奴隷人生分、世界を見て回ったりしたが、幽霊人生に対する情熱もだんだん冷めてきて
しまっていた。ある日、俺はでかい墓場でひとりの女の子と出会う。その子は赤いフードのついたマントを着て、でかい鎌を持っていた。――死神だ。首をチョンパされることを覚悟した俺だったが、そのとき、死神ちゃんは俺に意外な言葉を投げかけてきた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-06 21:29:32
6723文字
会話率:52%
表の顔はおしとやかな令嬢。
でも、裏の顔は赤いフードを被った謎の最強冒険者!?
エルバルク家の令嬢、キリナは他に誰も持っていない激レアスキル『スキル枠無限』の適正があった。
この世界では普通なら、スキル枠はどんな人間でも五枠。
だから
できることが限られてしまうのだが、スキル枠が無制限のご令嬢は適正のあるスキルを全部取得していく!
そんなことをしているうちに、王国最強の人間となってしまい、その力を役立てるため、身分を隠してこっそりと冒険者になったのだった。
正体がバレないよう、こっそり暗躍する毎日です!!
※現時点で8万文字執筆済。毎日更新します。
※かなり気軽に読める物語です。一話あたりの文字数も少なめなので、時間の空いた時にさっと読んでもらえるだけで嬉しいです。
※「アルファポリス」さまにも改稿前の同作品を掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-18 19:15:44
91633文字
会話率:27%
心優しい赤ずきんは、おばあさんに会いに行く途中で森の狼に出会います。
「餓死しそうなんだ!助けてくれ!」
そんな狼に、赤ずきんは赤いフードを渡してこう言いました。
「助けてあげるわ!さあ、これをかぶって。今からあなたも赤ずきんよ!」
最終更新:2020-11-24 01:00:47
1437文字
会話率:31%
かつての大戦の名残から、魔術師は人を殺めた時に黒い痣をその身に刻まれる呪いをかけ、その呪いは子孫へと受け継がれていった。
ある森に黒き痣をもつ魔術師の少年がいた。少年は師匠の後を継ぎレナードと名乗り、一人静かに暮らしていた。そんなある日レ
ナードのもとに赤いフード付きのローブを羽織った少女、サラが現れる。「黒い痣を持つ魔術師を生死問わず三人引き渡すことでその痣を消す」という大賢老の書状をもってきたサラ。
少女は仇を見つけるため、少年はその罪を贖うため、それぞれに思惑を秘めたまま二人は贖いの旅に出る。
*七章で完結予定です
*完結しました 2020/8/21折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-21 14:32:47
142051文字
会話率:43%
百年輪舞曲は開かれた。勝負札と呼ばれるトランプ方式の戦いは、赤と黒の陣営の二つで行われる、美しくも激しい舞踏会だ。赤のJOKERと呼ばれる『王子』、天野時雨は、かつて赤の国を支配していたと言われる王女、グリムロッテ・ヴァルシュタインとの出会
いによって大きく人生が変わる。親友が『ヘンゼルとグレーテル』、カエルの姿をした『カエルの王様』、赤いフードを被った『赤ずきん』。
そして黒の陣営、『アーサー・ペンドラゴン』と円卓の騎士の狙いとは―
狂おしくも美しく、儚くとも幼き頃に見た夢。さあ、百年輪舞曲は開かれた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-06 18:42:14
89203文字
会話率:40%
蔓延る脅威。
ウェアウルフ、獣人の一種である。
ウァアウルフを駆逐、狩ることを目的とした組織
レッドフード。
ウェアウルフの変異体、通称オメガを監視
又は駆除をする為にオメガの生息地である各地域に支部を持つ。
「レッドフード」
赤いフード
を被り、銀の剣を携え
ウェアウルフ、又は人間に危害を加えるアンデッドの駆除
前線に立ち、最もリスクが高く年間で数十人もの殉職者を出している。
しかし、ウェアウルフの被害者達の志願者が多い。
「イェーガー」
狩人の意味を持つ。
レッドフードで育成している。
銀の銃弾をウェアウルフに撃ち込み弱体化。
レッドフードの優勢を築き、被害を最小限に押さえる役割を
担っている。
そんな世界に一人の少女が身を投じた。
戦いと出会いと別れ、少女の半生。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-30 17:30:27
7408文字
会話率:28%
狼が、人間の出した様々な廃棄物を捕食したことにより突然変異した存在『狼(ろう)』。
主人公はそんな『狼』を狩ることを生業としていた。『狼』討伐コミュニティに属することなく活動しており、その様は『狼』の返り血により染まった赤いフードを被っ
た女性。
そんな見た目から、ヒトは彼女を『赤頭巾』と呼ぶのだった。
そんな赤頭巾の下に、1人の少女が依頼を持ち込んでくる。普段なら受けることのない内容だが、その依頼主は赤頭巾の過去を想起させるものでーーー。
前作『Red coif』を読んでいない方は、そちらから見ることをオススメします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-12 15:50:50
14811文字
会話率:29%
童話を元ネタとした、ショートラブストーリーです。
凄くささやかな^^;
最終更新:2017-09-30 23:08:42
968文字
会話率:17%