平安末期の戦乱の世。
戦場に名を馳せた一輪の花、巴御前(ともえごぜん)。
現代から転生した彼女は、美しくも強く、誇り高き戦乙女。
そんな彼女が、ふたりだけの秘密の契約で嫁いだ相手は、乱暴者で知られる源氏最強の将、木曾義仲(きそよしなか)
。
「これは『契約』だ。余計な感情は持ち込むな」
義仲の冷たい言葉に縛られながら、ともえは戦場で、そして義仲の隣で、己の力と心を磨いていく。
家族のため、この乱世を生き抜くために――
やがてともえと義仲の前に立ちはだかるのは、平家率いる十万の大軍。
絶望的な戦いに、ともえは武芸の才覚と現代の知恵で立ち向かうが……
『契約』から始まったふたりの関係が、激動の歴史を動かしてゆく。
これは神と人の運命を賭けた、永遠の愛の物語。
※本作は史実をベースにしたフィクションであり、史実とは異なります。また一部、史実に反する設定がございます。
※本作は他サイトでも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 07:10:00
45451文字
会話率:20%
「死後の魂は、どこへ向かうのか」――その一説に、ブラックホールという説がある。
あらゆるものを飲み込むその闇から放たれた、負の感情の塊。
それは漆黒の隕石となり、グランドリオン領・サンライズシティ近郊へと墜ちた。
大地にぽっかりと穿たれた
その巨大な穴こそ、今ではこう呼ばれている――【奈落】。
奈落の深層には、人々の「希望」が具現化し、
未知の秘宝、万能の薬、究極の食材、最強の武器など、
数多の奇跡が眠っているとされる。
冒険者たちはその希望を手に入れるため、絶望に挑み、奈落を目指す。
それは、命と運命を賭けた、終わりなき旅の始まり。
・25話ごとに簡単なあらすじを用意しているので、長編が苦手な方でも安心して読めます。
・本作は私teikaoがアルファポリスにて掲載中の小説です。最新話(125話)に到達するまで毎日投稿します!
――あなたも、奈落の深淵に挑んでみませんか?
希望と絶望の狭間で、冒険は始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 06:00:00
48652文字
会話率:48%
生まれながらに授かった権能は、邪神の呪いそのものだった。
《スキル:必敗》
勝負がつくあらゆる事象において、必ず敗北する。
戦っても、賭けても、争っても……勝利の未来は決して訪れない。
…それでも彼は、生きていく。
最終更新:2025-07-24 16:00:00
1135文字
会話率:12%
前世で闇落ちし自ら命を賭した主人公、籠本 灯生が転生して異世界を謳歌する物語。
最終更新:2025-07-25 06:00:00
231640文字
会話率:56%
花崎小百合は毎日お花を受け取ります。 花の数は常に偶数であり、彼女は送信者が誰であるかを知りません。 神秘的な崇拝者は故意に彼女を狂わせ、遊び、アドレナリンと期待の針に彼女を置きます。 この男は彼女を何に引っ掛けるべきかを正確に知っています
。 表面的には、心理学の学部の普通の学生である小百合は、彼女が思っているほど無害ではありません。 少女は子供の頃を覚えておらず、悪夢の怪物に苦しめられ、時には黒い深淵が彼女の魂の中に開くこともあります。 彼女は被害者の役割のためにパラダイスリボン閉鎖クラブのための理想的な候補者です。.. または殺人者。 愛か死か? 血まみれの賭けはすでに行われています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 03:02:50
3179文字
会話率:0%
花崎直子は毎日お花を受け取ります。 花の数は常に偶数であり、彼女は送信者が誰であるかを知りません。 神秘的な崇拝者は故意に彼女を狂わせ、遊び、アドレナリンと期待の針に彼女を置きます。 この男は彼女を何に引っ掛けるべきかを正確に知っています。
表面的には、心理学の学部の普通の学生である直子は、彼女が思っているほど無害ではありません。 少女は子供の頃を覚えておらず、悪夢の怪物に苦しめられ、時には黒い深淵が彼女の魂の中に開くこともあります。 彼女は被害者を再生するために黄金のキジプライベートクラブのための完璧な候補です。.. またはキラー。 愛か死か? 血まみれの賭けはすでに行われています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 15:34:08
33687文字
会話率:1%
魔法が日常に存在する世界。
人々は「火」「水」「岩」「風」「雷」の五属性のいずれかを扱い、魔法には1〜10までのレベルがある。
そして、レベル10を超えた者のみが辿り着ける“独創”――個人にしか使えない唯一無二の魔法が存在する。
さらにそ
の上。
限界を超えた者だけが得られる究極の力「リミッター」――それは世界にただ一つ、その者だけが使える最終奥義。
15歳で成人となるこの国では、魔法と武を極めし者たちが“王国学園”に進学する。
入学の時点で“独創魔法”を操る、六人の少年少女。
岩を操る天才・ルシアンを筆頭に、幼なじみの仲間たちはいずれも「歴史に名を刻む才能」として注目を集める。
その彼らを待ち受けるのは、ただの学園生活ではなかった。
同学年には国の双子の王子と姫。
そして、影から忍び寄る“七つの大罪”――七星魔王。
「傲慢のルシファー」「嫉妬のレヴィアタン」「憤怒のサタン」……
この世界を混沌へ導く7人の魔王が、封印から目覚めようとしていた。
人々の憧れ、“国最強”の称号を持つ七人――セブンスター。
彼らに憧れ、背中を追い続けるルシアンたちは、次第に運命の渦に巻き込まれていく。
やがて訪れる、リミッターの覚醒。
そして世界を賭けた“七星魔王”との最終決戦。
これは、選ばれし六人の少年少女が、
師を超え、伝説を越え、世界を救う物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 01:05:01
32294文字
会話率:43%
現代社会の片隅に、選ばれし者だけが扱える“負の力”――《負力》が存在していた。
孤独な少年・**司雨(しぐれ)**は、ある事件をきっかけに《負蝕》を果たし、世界を壊す力を得る。
彼が放った言葉はただ一つ――「幸福を引きずり下ろす」。
それ
は祈りのような呪詛だった。
日本列島は揺れ、都市機能が崩壊し、社会が静かに崩れていく中、彼を止められる者は誰もいなかった。
そんな中、怨霊を弾丸として収集する異能の男・**霊骸導(れいがいどう)・豪魂(ごうだま)**が現れる。
彼は、絶望に堕ちた者たちを《言葉》と《意志》で救う者。
“壊滅の駒”と呼ばれる少年を止めるため、世界中に封印された最凶の怨霊《十二神将》を集める決意をする。
かつて敗れ、救われることのなかった御駒(ぎょく)たちのなれの果て――
悲しみと呪いの塊である彼らを“呪怨弾”として回収し、説得不能の少年に挑むのだ。
一方で、災厄の混乱に乗じて世界支配を目論む巨大財団《セレス・フロンティア》が暗躍を始めていた。
⸻
幸福を憎む少年と、それを救おうとする男。
その対話が、世界の終わりと始まりを決める。
――これは、
人間の苦しみを救済する《言葉の戦い》であり、世界を賭けた《説得の戦争》である。
「オレを見下すヤツらは全員、引きずり落としてやる」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 00:51:47
20578文字
会話率:26%
カワイイ神から罰ゲーム感覚で救世の命を受けて旅する男、彼の帰宅を賭けた命懸けの冒険とツッコミの旅が今始まる…
「え?なんで俺映してんの?いいじゃん地球組で!俺の旅なんて俺ツエエエエするだけだって。え?アレ使ったらもう一周追加?マジで言って
る?」
という訳で四部を担当するのはファンタジーに難癖付けたらレポート仕上げる男『アキト』の無一文で始める異世界紀行となります。
「無一文!?聞いてねぇぞ!せめて飯食える環境寄越せ!」
とまあ、文句を言っているようですが始まり始まりー(byオリジン神鳴)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 00:00:00
628467文字
会話率:48%
かつて世界を支配した魔王レグナは、聖女との最終決戦に敗れ、死んだ――はずだった。 しかし目覚めると、そこは理解不能な超高層ビルが立ち並ぶ異世界「東京・渋谷」。 しかも、自身の肉体は、貧弱な日本の「高校生」になっていた。 名は黒須レグナ。魔力
は消失し、圧倒的な力も配下もない。 混乱の最中、彼は強制的に「都立桜並木高等学校」へ転入させられる。
未知の文明、奇妙な風習、そして何より、周囲の人間から感じる微かな魔力の波動。 この学校、ただの高校ではない。 冷酷な観察眼で周囲を探るレグナは、妙に落ち着いた少女、顔色を窺う少年、そして、制御不能な強大な魔力を秘める「生徒会長」の存在に気づく。 過去の因縁を感じさせる「聖女」の転生体、蒼月サラとの再会は、彼の深層に眠る記憶を呼び覚ます。 失われた魔力の残滓、現代東京に潜む異界の因子「魔核」の気配。 そして、突如として生徒が昏睡状態に陥る謎の事件――背後には、異界の尖兵、灰塚マラの影が迫る。
これは、魔王の矜持を胸に、現代社会で再び頂点を目指す、孤独な戦いの記録。 あるいは、新たな仲間との出会い、そして世界の命運を賭けた、壮大な物語の始まり。 彼はこの世界で、破壊の魔王となるのか、あるいは、新たな秩序を築く存在となるのか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 22:15:55
71097文字
会話率:10%
「数字は裏切らない。だが、心は全てを覆す」
帝都が「信用スコア」に支配された近未来。銀行のエリート査定官ユウマ・カサギは、感情を「誤差」と断じ、数字のみを信じる完璧主義者だった。
愛する姉を信用スコアの罠で失った過去を持つ彼は、冷徹な仮面
を被り、人々を「低信用者」として切り捨ててきた。
そんな彼の前に現れたのは、帝都の裏社会を牛耳ると噂される「極悪令嬢」クラリス・ヴァンルート。貴族の資産を食い潰し、男たちを破滅させてきた悪女として悪名高い。
彼女は、まさかの銀行への「融資申請」を持ちかける。ユウマは容赦なく彼女の信用を「査定不能」と断じるが、クラリスは妖艶な笑みを浮かべ、前代未聞の「恋愛契約による感情担保付き暫定融資」を提案する。
この奇妙な契約から始まった二人の関係は、互いの「信用」と「感情」を揺さぶり、やがて帝都を支配する巨大な陰謀へと巻き込まれていく。
なぜクラリスは「悪女」を演じ続けるのか?
そして、数字しか信じなかったユウマは、彼女の「感情」に触れ、何を見出すのか?
デキサン侯爵が築き上げた「信用情報操作ネットワーク」の闇、妹リズの命を賭した真意の暴露、そして、社会の根幹を揺るがす最終査定。
これは、偽りの「信用」に縛られた世界で、真の「愛」と「感情」の価値を巡る、痛快な逆転劇と、心揺さぶる感動の物語。
かつての「極悪令嬢」と「完璧な査定官」が、帝都に新たな「心の金融」を築き上げる、壮大なクライマックスをお見逃しなく!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 11:16:14
13707文字
会話率:21%
迷宮ーー。それはある時突然この世界に現れ、それ以降様々な場所に生まれてその数を増やしてきたと言われている。迷宮内は平原や森林、海、空など多種多様な環境にあふれており、その規模も千差万別である。
当初迷宮がこの世に現れた時、現れた国の対応
はそれぞれ異なっていた。出現により村が一つ消えたことから周囲一帯を封鎖し立ち入りを禁止したり、不審なものとして入り口を封鎖したりとさまざまであった。なかには静観した結果迷宮から魔物が溢れ、周囲の村や街を飲み込んだ結果制圧できた頃には地図から県が消えたと言われている。
一方で、果敢にも内部へ調査隊を派遣した国もあった。その国も初めのうちは少数精鋭で調査隊を送り込んだものの、一カ月が経過しようとも誰一人として帰ってこなかった。しかし、ある時調査隊の一部が帰還に成功したことで内部の様子が判明した。その結果、迷宮内には大きな危険が存在するが、それ以上に資源や未知のモノに溢れていることが判明した。
それ以降、各国はこぞって迷宮探索に乗り出し、時には多大な犠牲を払いながら、時には危険を持ち帰りながらも探索を進めて行った。
その結果、得られた資源や迷宮内の魔術理論の解析などから急速に武器や魔術が発展し、安全性が向上するに連れさらに大きな成果を持ち帰るようになった。
現在においては迷宮内の探索を専門に行う職業である探索者は当たり前のものとなっている。
しかし、今回記して行くのは現在の迷宮探索の様子ではなく迷宮が出現した初期、いわゆる黎明期と言われる時代のことである。
様々な冒険譚や探索にまつわる手記などを読まれた各人に取っては当時の人々の行動や決心は愚かしく感じる部分も多々あると思われる。しかし、これは紛れもなく当時未知の領域に文字通り生命を賭けて挑んだ人々の物語である。その何かが読者諸氏に響くものが有ればこの話を纏めた甲斐があると思う。
ーー序文より抜粋折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 22:11:56
461913文字
会話率:38%
異世界から逃げるようにして、日本で育った川島翼。
彼の中には、“黒い蕾”と呼ぶ得体の知れない存在が棲んでいた。
夢に流れ込む異世界の記憶。燃える街、倒れた家族、自分のものとは思えない過去。
この世界に馴染めなかった彼にとって、
唯一、信じら
れたのは児童養護施設の職員・菜那が話す“異世界の物語”だった。
そして、彼女が去ったとき、彼は決めた。
──もう一度、自分の“始まり”へ還ろう。
24:00
祈りの詩が空を裂き、魔法陣が世界を断ち、彼は旅立つ。
ずっと曖昧だった“自分という存在”の輪郭を、もう一度この手で掴むために。
これは、祈りと再生の異世界ファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 21:57:04
103485文字
会話率:46%
「こんにちは、アイコン可愛いですね」
その言葉が、俺の日常を変えた──。
雨の夜、SNSで届いたひとつのリプライ。
名前も素性も知らない相手に、俺は少しずつ心を開いていく。
けれど、そのやりとりには“違和感”があった。
言葉の整いすぎ
た優しさ。タイミングのよすぎる共感。
これは偶然? それとも、よくできたシナリオ?
AI、SNS、Link──
信じたいけど、どこかで疑っていた。
でも、その“たった2.6%の希望”に、俺は賭けたかったんだ。
ロマンスか、罠か。
感情を記録する物語、開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 21:38:55
27962文字
会話率:28%
売国を目論む偽物姫×強者を演じる人外陛下。秘密を抱えた2人の切ない系異世界恋愛ファンタジー。
新規連載はじめました! よろしくお願いします♪
⭐︎あらすじ
クローゼア王国第二王女、リィル・カルーテ・ロンドラインは双子であることを理由
に忌み子とされ、蔑まれて生きてきた。
自分がもう長くないことを知った彼女は、敗戦した帝国にクローゼアを売国するために姉の替え玉として乗り込むことに。
交渉相手は先帝ときょうだいを全て根絶やしにしたという冷酷無慈悲な極悪皇帝……のはずなのだけど、彼には彼で事情がありそうで?
『絶対、偽物だとバレるわけにはいかないのに、叶うなら死ぬまでに一度だけでいい。彼に本当の名前を呼ばれてみたい』
これはそんな矛盾を抱えながらも、第二王女としての役を全うし、最期まで生きようともがく、偽物姫の人生全てを賭けた物語である。
他サイトでも掲載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 21:07:25
172058文字
会話率:34%
「君を呼び出すつもりはなかったんだが…まあ、いいだろう。」
キラは選ばれた者じゃない。
特別でもない。
ただ、退屈した神様が回した神のルーレットの結果にすぎない。
他の神々のように争う気もなく、ただ遊びたかっただけの、のんびり屋の神様だ。
キラ?
22歳の内気な引きこもりで、仕事も情熱もなく、感情の起伏もゼロ。
それでも…なぜか神の目に留まった。あるいは、神様がもう一度ルーレットを回すのが面倒だっただけかもしれない。
こうして異世界「ヌーメン」に放り込まれたキラは、唯一無二のシステムと完全な自由、そしてただ一つの指示を与えられる。
「好きにしろ。俺は見ている。」
魔王を倒したり王国を守ったりする必要はない。
静かな男と怠け者の神様が、世界の均衡を壊し、新しい何かを一緒に作り出すだけだ。
冷静に。
圧倒的に強く。
自由に。
さあ、賭けを始めよう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 20:50:15
20495文字
会話率:31%
そこは五王国の一つ、赤の王国。
その国は統治者である〈赤の王〉が建て、今日まで歴史を紡いできた。
そしてこの国には、一つの神殿が築かれている。そこは王でさえ手の出せない不可侵領域となっており、その代表者は〈白の神官女〉と呼ばれていた。神官女
は神殿に仕える〈神殿従女〉と共に、日々神への信仰を続けていた。
そんなある日、〈白の神官女〉のもとを〈赤の王〉が訪れる。今代の王はまだ若い青少年であった。
彼はいつもの如く、神官女に告げる――「この余の妃となれ」と。
しかし神官女もまた、いつも通りにこれを拒否する。
普段であれば、そこで終わる二人のやり取り。
けれど、今回ばかりは違った。
「私と賭けをしましょう――」
そう提案した神官女は、若き少年王と共に、神殿の地下にある迷宮へと向かう。
そこはこの国が建てられて以来、禁忌とされる場所であった――。
やがて明らかとなる、王家に連なる呪われた「血」の真実。
そして、神殿に受け継がれる「復讐」の記憶。
迷宮の奥底で目覚めた神が、再び地上に混乱と狂気をもたらす。
狂気と理性、宿命と自由。
そして、血の呪いに抗い、「愛」という名の希望に手を伸ばす者たちの物語。
――これは、滅びと再生の狭間で、王と神官女が選び取った、たった一つの答え。
果たして、彼らの行く先に待ち受けているものとは――。
※この作品は完結済み&BOOTHで販売しています。面白いと思った方は、ぜひご購入も検討してみてください!
URL:https://kaito-books.booth.pm/items/7089106折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 20:10:00
75733文字
会話率:36%
1996 年、ユネスコ世界遺産 44 地点が突如「ヴォイド・ゾーン」に呑み込まれ、洞窟も古城も地下都市も、火薬も電力も通じない迷宮〈ダンジョン〉へと変貌した。
それから三十年。ダンジョン内部でのみ産出する希少鉱石 †マグネリウムや †オルカ
ルサイトは、国家財政を左右する“黄金の地層”となり、各国は公的攻略庁を、企業や冒険者は私設部隊を結成。地下深くに眠る〈核晶コア〉を奪い合う“資源戦線”が地上の戦争に取って代わった。
主人公・神樂蒼真(かぐら そうま)は、日本連合隊 PADB の英雄として名を馳せながら五つめのダンジョンを制覇し、最後は仲間を逃がして散った父・烈司の遺志を継ぐ青年だ。
「借金で首を差し出すくらいなら、自分の腕と頭脳で稼ぎ切る」
そう誓った蒼真は、わずか十名の仲間とともに私設攻略部隊 黒曜機関 を旗揚げする。手元にあるのは父の遺品・試作フォトンブレード〈黎明〉と、外郭層で掘り当てた金とダイヤ三億円分――それだけだ。
初陣の舞台は奈良・吉野地下迷宮。入り口付近でさえ装甲列車を切り裂く獣が跋扈し、中層には人智を超えた結晶蟻の軍勢が待ち受ける。
同じくダンジョンを狙う南米連合 AMAZONA RAID、北欧の氷雪部隊 NORDVARG、そして国連直轄 AEGIS の重装部隊――巨大資本と国家権力を背にした強敵たちが、武力と法で黒曜機関を圧迫する。
それでも蒼真は退かない。
父が命を賭けて守った世界を、今度は自分が“生かして”みせる――
黒曜フォトンブレードの黒光りを頼りに、蒼真たちは迷宮深層へ踏み込み、資源争奪と環境破滅の境界線を切り拓く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 20:06:01
5767文字
会話率:36%
ヨハン、六十四歳。王都の東門を守る、ただの門番。
与えられたスキルは【見送る者】。人々が「世界一のゴミスキルだ」と笑う、ただ旅人を見送るだけの力 。
五十年、雨の日も風の日も、俺はこの門に立ち続けた 。
そして定年を明日に控えた日、俺の
スキルは初めてレベルが上がった 。
得られた能力は『旅人の靴紐が、少しだけ解けにくくなる』という、あまりに些細な奇跡 。
だが、俺は知ってしまったのかもしれない。
心からの祈りを込めて「いってらっしゃい」と声をかけること。その積み重ねが持つ、本当の意味を。
これは、真面目に定年まで勤め上げただけの老門番が、その生涯を賭した祈りによって、彼自身も知らぬ間に、この国を救うことになる物語。
世界を救った力は、今日もまた、誰かの旅路が少しだけ幸運であるようにと、静かに、ささやかな奇跡を起こし続ける 。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 20:00:00
47031文字
会話率:29%
僕の仕事は、宇宙から届く迷惑メールを削除することだった。「望遠鏡をデカくしろ」「寂しい王女を助けて」。だが、地球滅亡の危機に、一通の「小惑星駆除ソフト」のインストール通知が届いた時、僕は、人類の運命を賭けて、その迷惑メールを開いた。
最終更新:2025-07-02 08:00:00
1406文字
会話率:21%
血縁=ただの伝手、陛下(夫)=財布、すべては子どもたちのために
§ § §
ただひたすらに家族からの愛と平穏がほしかっただけの王妃エリスは、側妃の政略と陰謀の結果、周りから愛される事もなく、ただ息子と娘を失うだけの結果に終わった。
「
私にもっと力があれば」
弱い自分をひどく後悔し、冬の冷たい教会でひたすら神に懺悔し祈りを捧げていた彼女は、教会に祭られていた主神・時の神ウールによって、娘が生まれる直前の時間軸への時戻りを果たす。
「今度こそ、子どもたちのために生きよう。唯一の家族のために、やり直しのこの命を賭けて」
息子を温かい感触を抱きしめながらそう決めたエリスはそう決めて、時戻り前の記憶を駆使し、時戻り前には発揮し切れていなかった『頭脳の名門・スイズ公爵家』の血を覚醒させて、堂々たる立ち回りをし始める。
強くなろうと決めた母親は、強い。
時戻り前に危害を加えてきた人はもちろん、手を差し伸べてくれなかった傍観者も、すべて敵。
やり直しの人生では、夫には財布以外頼らず、血縁(兄や両親)を伝手として利用し、周りに置かれた様々な『監視の目』や『不穏の芽』は、時戻り前に無関係だった話に聞くだけの不幸な人たちを助け、引き込み、挿げ替えていく。
※カクヨムで先行公開中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 19:10:00
65548文字
会話率:15%
とある大陸では勇者と魔王が自身の理念の為に争いを続け、とある大陸では正規軍と反乱軍が熾烈を極め、とある大陸では大陸統一へと国々が争いを繰り返し、人の存在しない大陸でさえも魔獣たちが王の座を賭けて日々を争いに費やしていた。
──ここは争い
の絶えない世界。
そこに今より800年程前に世界の全てを滅ぼしかけた大いなる厄災が蘇る。
混沌に混沌が重なっていく世界で誰がどう生きて、誰がどう考えて、どう行動していくのか?
そして、1000年を生きる不死者の彼と、同じくらいの年数を生きる不老者の彼女は、世界で生きる人々に何をもたらすのか?
これは世界を舞台にした人々の物語。
──ただし然程シリアスな物語ではない。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 19:08:40
202553文字
会話率:42%
「世界でただ一人、すべてに拒絶される少女が、“たった一人の少年”に触れたとき、愛は毒となり、それでも希望になった――」
【 200ものアレルギーを持つ女 】より
この世界は、彼女にとって**「200の毒」**でできていた。
真白結衣
(ましろ ゆい)、17歳。
完璧なルックスとカリスマ性を持つ、国民的アイドルグループのセンター。
けれど彼女の輝きの裏には、誰も知らない壮絶な現実があった。
――200種類を超える重度アレルギーと、極端なまでの潔癖症。
空気、金属、紫外線、電磁波、化学繊維、さらには「人の吐息」ですら彼女の命を脅かす。
彼女がステージに立つたび、それは「命を賭けた演技」だった。
そんな結衣には、もう一つ――いや、「たった一つだけ」守りたい秘密があった。
それは、元子役で現・トップアイドルの逢坂緋人(あいさか ひと)との、
誰にも言えない極秘の結婚生活。
触れられない。
それでも、愛している。
すれ違いと痛みの中で、2人は確かに「夫婦」だった。
だがある日、結衣の体に異常が現れる。
200のアレルゲンが暴走するように、原因不明の過敏症状が次々と出現し始める。
彼女の身体も、彼女の秘密も、すべてが崩れようとしていた。
「ねえ、私……このまま全部、壊れてしまうのかな?」
それは、
世界で最も壊れやすい少女と、
世界で一番優しい嘘をついた少年が歩む、
涙と祈りのラブストーリー。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-07-24 19:00:00
31320文字
会話率:25%
ある日、部活帰りの高校生・芽衣は、クラスメイトたちと共に異世界へ召喚された。
出迎えたのは、鼻をほじりながら「お前ら勇者A〜Eってことで」と言い放つ、テキトーすぎる王様。
王冠外れているし、お腹は出てるし……それどころか、スキル診断はおろか
補助装備もなし。支給されたのは、乱雑に置かれた売れ残りみたいなスキル書だけ。
「世界を救ってきて〜」と丸投げされた芽衣たちは、絶望と笑いの入り混じる冒険へと放り出される。
でも、芽衣には誰にも負けない特技があった。
それは──「料理」。仲間の胃袋と心を支える、戦場の異世界クッキング!
モンスターを倒して素材を集め、タンドリザードやウマカツで体力回復。
時には回復魔法で肉を柔らかくする(倫理観どこ行った⁈)異世界飯テロで、仲間の絆をつないでいく。
剣士、魔法使い、クラフター……バラバラだった仲間たちは、芽衣の料理と存在そのものに支えられながら、少しずつ一つの「チーム」になっていく。
だが旅の終盤で彼らを待ち受けていたのは、“勇者になれなかった者”の、狂気と怨念の復讐だった。
命を賭して仲間を守る者。希望を捨てきれない者。
そして、“支える側”であろうとした芽衣自身が、「自分の意思で拳を振るう」決断を迫られる。
“誰かを支える”だけだった自分から、“誰かのために選び、戦う”存在へ。
料理で繋がった絆が、やがて力となって、彼女を前に進ませる──
これは、ただ帰るための冒険じゃない。
「自分が何者で、どう生きたいか」を選ぶための旅だった。
笑って、戦って、食べて、生き抜く。
一皿の料理が命を救う、戦場グルメ×本気の異世界ファンタジー、ここに開幕!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 18:21:33
61696文字
会話率:45%