七不思議や怪談、逸話、噂話。人々の間で語り継がれるものはいくらでも、どこにでもある。
今日もその大学で学生たちが口にする。
あの教室には自殺した学生がいまだにいる。
この木の下で告白をすれば結婚ができる。
裏の門から夕五時ぴったりに出ると財
布を落とす。
眉唾な話はいくらでも。
ねぇねぇ、きいた? ねぇねぇ、これ知ってる?
口元に手を寄せる人々の口から様々な逸話が繰り広げられる現代。
そういえば知っているか、あいつ、幽霊の声が聞こえるらしい。
今年になって、また一つ噂話が増えていた。
渦中の人物は境初(さかえ はじめ)。
「ねぇ、きみ、本当に幽霊の声、聞こえるの?」
怪異譚はいつだって好奇心から始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-14 10:00:00
103577文字
会話率:59%
会社員の真也は、よく駅で財布を落とすし、同じ夢をよく見る。それが、何故かは、分からない。しかし、あるとき、駅で落とした財布を、中学校の同級生の麻実が拾った。真也と麻実は、お互い、特に用もないのだが、束の間の再会に、二人の会話は進んだ。
最終更新:2021-09-21 11:27:41
2144文字
会話率:62%
これは私がバイクに乗り、旅行途中で起きたの踏んだり蹴ったり出来事である。
最終更新:2021-01-21 00:17:59
3187文字
会話率:0%
少し先の不幸を予知できる少年。
石につまづく、財布を落とすなどの未来が見える程度の日々を平和に暮らしていた。
そんなある日、少年はいつもとは違う、大きく危険な未来を見た。
日々を失った少年とその仲間達が、終わる世界で生きていくお話。
最終更新:2019-07-20 23:02:44
6269文字
会話率:42%
誰しもが一度は経験のある「〇〇をなくしちゃった」
それが金銭的に価値があるかどうかは別として、大切なものほどなくすことが多いと思います。
これは財布を落としてしまった、ただそれだけのお話です。
最終更新:2017-04-03 09:25:19
5081文字
会話率:26%