異世界に転移した峰田晴文(ミネタ ハルフミ)、周りは危険な魔物のいる森の中で唯一頼りの綱は一度しか使えない召喚魔法を試みた。
すると現れたのは白髪赤目の黒いクラシカルロリータな服を着た少女イグリア。
彼女に辺りの魔物が退治され喜んだのは束
の間、ハルフミはイグリアと上手く契約が出来ずどうにかご機嫌伺いをするしかなかった、自分の従魔を上手く扱えない現状に不安を覚えるが、死にたくない一心でイグリアに媚びを売る。
そしてハルフミは知る、イグリアが慣れない夜の森の生活で一人起きて周囲を警戒してくれていたことを――
そして彼女をなだめつつ王都へと向かい、ギルドの依頼をこなし、冒険者として生き抜くのだった。
——だが、冒険者として名を上げる事にイグリアの秘密を知る魔族は彼女に襲い掛かる!
ハルフミとイグリアは安全と安心な家を得る事が出来るのだろうか――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 12:00:00
82347文字
会話率:54%
悪魔を滅ぼす為の大戦から十年後の世界。
破壊と再生の力を併せ持つ、不老不死の少年 朔夜(サクヤ)。
月夜の悪魔と呼ばれ人々に恐れられた彼は、暗殺された親友 龍晶(リュウショウ)の復讐を誓い、世界を相手に戦い、命を落とした。
不死の力により
朽ちずに存在し続けた身に、再び鼓動が蘇る。
龍晶の最愛の息子である春音(シュンオン)を守るという、あの世での親友との約束を胸に。
一方、春音は十四歳の少年に成長し、隆統(リュウトウ)と名を改めていた。
文武に非凡な才を持ち端麗な容姿を持つ彼はしかし、その才覚を見せれば謀叛を恐れる王府に目を付けられる。それ故に己を偽り心を閉ざして生きていた。
が、成長と共に国からの警戒は強まり、ついに危機が迫る。
朔夜は親友の子を守る為、再び刀を握る――
「最低なこの世界を変える。皆が笑って生きられる、最高の世界に」
ややシリアス戦乱ファンタジー 第二幕
第一幕はこちらからどうぞ↓
https://ncode.syosetu.com/n5105hx/
基本、水土日祝日に更新。
随時挿絵を増やしていきます。改稿部分は絵有り。
苦手な方は設定より非表示にしてください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 11:00:15
2510335文字
会話率:44%
侯爵令嬢リリアーナは、王太子に「地味で役立たず」と婚約破棄され、食糧難と魔物に脅かされる最果ての辺境へ追放される。しかし彼女には秘密があった。それは前世日本の記憶と、食べた者を癒し強化する【奇跡の料理】を作る力!
絶望的な状況でもお人好しな
リリアーナは、得意の料理で人々を助け始める。温かいスープは病人を癒し、栄養満点のシチューは騎士を強くする。その噂は「氷の辺境伯」兼騎士団長アレクシスの耳にも届き…。
最初は警戒していた彼も、彼女の料理とひたむきな人柄に胃袋も心も掴まれ、不器用ながらも溺愛するように!? さらに、美味しい匂いに誘われたもふもふ聖獣たちも仲間入り!
追放令嬢が料理で辺境を豊かにし、冷徹騎士団長にもふもふ達にも愛され幸せを掴む、異世界クッキング&溺愛スローライフ! 王都への爽快ざまぁも?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 07:00:00
162196文字
会話率:29%
アルバイト帰りの夜、交通事故に巻き込まれた篠原透は、目を覚ますと見知らぬ異世界の豪奢な部屋にいた。彼を出迎えたのは、銀髪の第一王女・セシリア。彼女は透を「かつて命をかけて自分を守った騎士、レオンの転生体」だと言い、100年もの間、彼の魂の帰
還を待ち続けていたという。
戸惑いと混乱の中で、透は自分が“誰かの代わり”として見られているのではないかという疑念を抱く。しかし、セシリアは過去に縛られず、今ここにいる「透」と向き合おうとする。
やがて透の前に現れるのは、王国の将軍・カイ。彼はセシリアを一途に想い、透の存在に警戒心を抱いていた。透はこの世界で認められるため、そして自分自身の存在の意味を知るために、剣を取り、自らの意志を示そうとする。
夢に見る血と炎の記憶、交錯する想いと運命の再会。
透はまだ知らない。
この世界に呼ばれた本当の理由を――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 06:10:00
23743文字
会話率:39%
満月の夜、名を馳せた怪盗アルトが再び動き出す。彼の目標は、旧家エルミア伯爵家の秘宝「ルナの涙」という青いダイヤモンド。それは、先日オークションで注目を浴び、今夜だけ特別展示されることになった。厳重なセキュリティにもかかわらず、アルトはそのダ
イヤモンドを手に入れるべく、慎重に計画を立てていた。
しかし、展示室に忍び込んだその夜、アルトは予期しない人物に出会う。それは「ファントム」と名乗る謎めいた女性で、アルトの盗みの計画に干渉しようとする。ファントムは、アルトの目的に絡んだ秘密を知っていると告げ、彼の過去や動機について探ろうとする。しかしアルトは彼女の目的が不明であり、警戒心を抱く。
ファントムはただの泥棒ではなく、アルトが手に入れた「ルナの涙」にはある重大な秘密が隠されていると告げる。その秘密を追い求めるうちに、アルトとファントムは次第に協力しあうことになるが、その関係は単なる利益共同体にとどまらず、次第に複雑な感情が絡み合うようになる。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-06-08 00:00:00
26429文字
会話率:38%
グレイ=アルムガルドは七十を超える老爺だ。
爺にしては心が少々やんちゃで、見栄っ張りで、爺らしく情に厚い。
グレイは才能に恵まれ、努力を惜しむこともなかったが、その性格と不運が重なり日の目を浴びることのない人生を送ってきた。
さて王都では
近頃後継ぎ問題が起こり、少しずつ不穏な空気が蔓延し始めている。
また巻き込まれては大変だと、グレイが田舎へ引っ越す準備をしていたところ、成り行きで第十一子の王女に雇われることになってしまった。
いざ教育係になってみれば、なぜだかどいつもこいつも陰で生きてきたグレイのことを警戒したり評価したりしている。
魔窟と呼ばれる王宮で、爺は王女をどこへ導くのか……。
最強の爺は今日も立派な鬚を扱いて大物感を出しながら、明後日のことを考えるのであった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 22:43:22
46693文字
会話率:24%
北斉の皇子高長恭と結婚した王青蘭は、公府の経営と共に学問にも取り組み、疲労困憊になる。一方皇宮で散騎侍郎として勤務する長恭には、知らぬうちに、付け文が袖の中に入れられることが相次いだ。
嫉妬していると思われたくない青蘭だったが、宮女による
付け文は命に関わると侍女に言われて、警戒を強める。
皇后李氏に挨拶に向かった長恭と青蘭は、知らぬ間に文を入れられるが、青蘭の機転で難を逃れるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 21:24:55
41507文字
会話率:42%
2013年頃から、突然と頭部が存在していたり欠損している人形のような巨人が現れるようになった。それを人類は我々を滅ぼす推定12体の存在として天理と名付けた。そして、天理を倒すために作られた組織、サジェスはヴァルキリーという核兵器を除いた唯一
の対天理用決戦兵器を造り出した。若干19才の少女ミツキはヴァルキリーのパイロットとして4体目の天理と戦うことになった。ミツキは相棒の秋穂と共闘して天理に立ち向かった。天理の胸を貫き、やっとのこと倒したかと思ったミツキだったが天理の不意打ちによって命を落としてしまう。あたり一面が真っ暗だった。しかし、何かが瞼に触れたかと思えば、次に目を開けた時には天理との戦闘前に戻っていた。ミツキは困惑しながらもさっき起きたことを思い出し、警戒をしながら天理を倒した。かと思うと次は左目の色が赤くなるという謎に見舞われ、中国で出会ったミツキより少し上ほどの女の人には、あなたは神になると宣言されてしまう⁉︎絶えず変化する世界に揉まれる三人の視点が絡み合うロボット・青春?ストーリー!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 21:00:00
199090文字
会話率:36%
大昔、大賢者との戦いで封印された男「ディー」は、幾千年の時を経て大賢者の封印を自力で解き、現世に降り立った。
しかしかつての力は全て失われ、「ディー」はただの『人間の男』になってしまう。今までは手で払うだけで出来ていたことが全く出来なくな
ってしまった己の身体に歯噛みしていると、そんな彼の前に傷だらけの少女「アリス」が現れた。
最初は「アリス」を警戒してぞんざいに扱っていた「ディー」だが、「アリス」のとある力に気づいた「ディー」は、「アリス」と共に行動することに決める。
何千年も封印されていた男と、傷だらけで森の中を走り周っていた訳アリコンビ。そんなコンビに試練や苦難が立ち塞がる。その道中で様々な事実が判明し、さらに彼らの前に壁が立ち塞がる。
これは、そんな壁を乗り越えながら、押し寄せてくる試練や苦難に耐えながらもお互いのことを知っていく彼らの冒険の物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 21:00:00
5758文字
会話率:17%
十歳の夏、瀬良道春の前から姉が消えた。
それから七年後、道春は異世界に召喚される。
たどりついたのは、姉が「聖女」として祀られている国、ルナネリス王国だった。
変わり者のフリー魔導士、ユリス・マーレ(十六歳)と出会い、姉が聖女の役目を終え
るまで、彼のもとで暮らすことになるが――
不健康でコミュ力ゼロの無自覚天才魔導士×警戒心強めの男子高校生
***
毎週 水曜・土曜 20時更新予定
全23話(多少前後する可能性あり)
※エブリスタにも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 20:00:00
60540文字
会話率:37%
「俺、実習が終わったら、すずに告白する!」
地球連邦宇宙軍士官学校に通う相馬彩晴は、片思い中の幼馴染で同期生。三鷹涼穂に告白すると宣言し、偶然にもペアになった涼穂と共に練習艦ハツヒメで宇宙に旅立つ。だが、雲を抜けた先で、ハツヒメの全ての外部
リンクがダウン。通信も不可能になる異常事態が発生する。訓練かと警戒する彩晴と涼穂の前に、見知らぬ武装船が現れ攻撃を仕掛けてくる。撃退に成功するも、宇宙に出たハツヒメの目の前には3万隻を超える大艦隊が……
「あれは、私達の地球じゃない!」
ハツヒメがいたのは地球ではなかった。銀河の反対側、7万光年彼方にある星間国家の真っ只中だったのだ。
地球への帰還を目指すハツヒメと、消えたハツヒメを捜索する仲間達の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 15:59:23
147121文字
会話率:49%
本編を見なくても楽しめます。
主人公の冒険がひと段落したころ、そろそろ愚痴を吐きたくなったステラのもとにレイという少女が現れる。最初は警戒していたものの、予想外の会話バッカでなぜか打ち解けあう。そこからはおたちへの愚痴ラッシュが始まってしま
うのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 08:37:13
2950文字
会話率:48%
1998年1月28日のことだった。
とあるデパートの一角に悲鳴が響き渡った。
その悲鳴を合図に、人々の視線が向かった先では、一人の男が子供を抱きかかえ、手に持ったナイフを突きつけていた。
男の名前は浮世一平。
近くにいた小学生、新谷瑞樹
を人質に取って、迫る人々から逃れようとしていた。
その浮世に近づこうとしている人物が二人いた。
一人は後にノーライフキングと名乗る男で、もう一人はアンタッチャブルと名乗る少女だ。
二人は浮世に声をかけながら、慎重に近づいていた。
この時、周囲を囲う野次馬の多くは浮世のナイフから滴る血を目撃していた。
新谷に怪我をない様子を見るに、そこに至るまでに何者かを傷つけてきたのだろう。
一歩でも間違えれば、新谷も傷つけられるかもしれない。
その緊張感の中で、ノーライフキングは説得を重ねた。
「分かった。君の願いを聞こう」
そして、ノーライフキングがそう言った瞬間、浮世は目に見えて警戒を解いた。
その瞬間、アンタッチャブルが浮世との距離を詰めて、一気に手を振るったかと思えば、浮世の握っていたナイフが宙を舞った。
見れば、アンタッチャブルの腕は刃物のように変化し、浮世のナイフを薙ぎ払ったらしかった。
その変化に人々が驚いている中、アンタッチャブルは更に腕を振るい、浮世の手足を吹き飛ばしてから、その場に浮世を拘束した。
その隙にノーライフキングが新谷を保護し、人々は目の前で起きた凄惨な光景に絶句する。
こうして事件自体は収束するが、この事件は様々な批判を生むことになった。
しかし、それらの声も政府による一つの発表と、それに関連する類似の事件が発生したことから、次第に収束を迎えることになる。
その時の発表というのが〝怪人〟という人ならざる存在と、それを倒すために生まれた〝超人〟という一種の超能力者の存在だった。
やがて、浮世一平の起こしたこの事件は〝最初の怪人事件〟と呼ばれるようになる。
あれから25年が経過した2023年の2月の末。
現在、超人も、怪人も、世間の常識となっている。
※「ノベルアップ+」に投稿している同名作品と同じ内容です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 21:00:00
742402文字
会話率:41%
幼き日に生家を魔獣に襲われ、一人生き残った辺境伯令嬢のフェルシア。
時が経ち十八歳となった彼女は士官学院の最終年度を迎え、学内剣術トーナメントの四連覇を果たさんとしていた。そこへ突如思いがけない人物が来訪する。
それは己より先に目指
す栄光を打ち立てた秀才、王国陸軍少佐のライナス・オリヴィエであった。
―――…あの彼が、今更自分に何用だろう?と。
政敵でもある彼を前にし警戒心で張りつめる中、その話は突拍子もない提案へと転がっていく。
「私も機会がございましたら閣下のご指導を賜りたかったのですが…」
「君がそんな風に考えてくれているなんて光栄だ。私達はいつでも歓迎するよ」
会話の途中、何気なく社交辞令を返しただけだったのに。
いつの間にか決定していたのは……現場での特別実習…!?
慄くフェルシアは、断り切れずに一ヶ月かけて彼の待つ軍司令本部へと通うことになる。とある命を受け、自らも思惑を秘めながら。
そうして向かった先で彼女を待ち受ける運命とは…果たして?
※軍事風味ファンタジーです。恋愛的な進行はゆっくりめ
※三部構成予定
※三部目はムーンライト版でも投稿するかもしれません
《一部目について》2025/1/ ~ 公開中
・本編全十二章(全六十話)
・時々血肉表現があります(R15表記します)
・中世~近世前期ヨーロッパ風の令嬢ものですが、主人公は夜会等には一度も行かず、屋内や出先での描写が主となっております
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 16:25:25
308979文字
会話率:31%
平々凡々な高校生、茂部正人«もぶまさと»にはひとつの悩みがある。
それは、親友である八乙女楓真«やおとめふうま»の兄と弟から、尋常でない敵意を向けられることであった。ブラコンである彼らは、大切な彼と仲良くしている茂部を警戒しているのだ──そ
う考える茂部は悩みつつも、楓真と仲を深める。
友達関係を続けるため、たまに折れそうにもなるけど圧には負けない!!頑張れ、茂部!!
なお、兄弟は三人とも好意を茂部に向けているものとする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 10:45:40
73621文字
会話率:50%
※前回のあらすじは省略します。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
あれからハクリュウ、クロノア、タツキ、ミク、クレイ、ユウ、クルフの七人と三体の龍は交代でガインを担ぎ名もなき城を出て荒地を歩いていた。
しかしディアナの存在を忘
れていたことに気づきハクリュウ、タツキ、ミク、ユウ、クレイの五人が城へ引き返す。
その間クロノアとクルフは周囲を警戒しながらガインを護る。
ハクリュウ達五人は名もなき城付近の森までくるとディアナのそばまできた。
するとユウが魔物の気配を感じる。
ハクリュウとユウが残り魔物と戦った。
二人を残しタツキとミクとクレイは、ディアナを回収するとクロノアとクルフが待つ場所へと向かう。
その後七人が揃い、ひとまず城の近くにある廃墟の村ヒスイへと向かった。
そして新たな冒険の幕開けとなる……。
※あらすじの追加や変更をするかもしれません。
《小説家になろう・カクヨム・ノベルアッププラスにて連載》
更新は不定期になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-05 20:47:13
15113文字
会話率:42%
主人公もとい、私は愛犬と一緒に散歩をしていた。
帰り道で怪しげな男性と遭遇する。最初は警戒していたが。
私は男性の懇願する言葉に渋々、自宅に招き入れる。
その後、男性が異世界からやってきた事が判明したが?
最終更新:2025-06-05 11:45:11
4529文字
会話率:61%
1945年(昭和20年)4月7日、戦艦大和を旗艦とする第一航空戦隊と第二水雷戦隊で編成された第二艦隊、日本帝国海軍最後の機動艦隊は沖縄に迫るアメリカ軍の上陸部隊を迎撃するため帰る当てのない戦いのため出撃した。アメリカ軍の索敵網を警戒して欺
瞞進路を取った第二艦隊は、沖永良部島の付近で突如として発生した天変地異に巻き込まれる。沈没回避のため必死に操艦する各艦をあざ笑うかのように海が突然割れて艦隊はその中に飲み込まれてしまった。
地球から遠く離れた惑星アトランティア。広大なテーチス海に浮かぶ島国トリアイナ王国は、世界征服を目指すヴァナヘイム帝国の脅威に晒されていた。巨大な魔導戦艦ヨルムンガンド級を擁する帝国艦隊が迫る中、人々の目の前に見知らぬ艦隊が突如として現れた。それは、沖永良部島沖で消息を絶った戦艦大和を始めとする第二艦隊だった。王女ベアトリーチェは彼らを味方に引き入れるべく動き始める。
トリアイナ王国の危機、迫るヴァナヘイム帝国の大機動艦隊。王国の危機に第二艦隊は決断する。空母艦載機との航空撃滅戦が繰り広げられ、戦艦大和と異世界の魔導戦艦が砲火を交える。艦隊と乗組員の運命は一体どうなるのか。
惑星アトランティアを舞台に繰り広げられるトリアイナ王国とヴァナヘイム帝国の長い戦いの歴史の幕が今開かれる。
※この物語はフィクションです。実在の人物とは何ら関係がありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-05 02:07:25
29481文字
会話率:68%
「山中の渓流にて魚をとるに、多くは片目の魚なり。そのわけを知らず。」
――柳田國男『遠野物語』から引用。
崩壊し、灰色に染まった世界で目覚めた少女「あたし」。
過去の記憶は一切なく、自身が誰なのかもわからない。
ただ、時折赤く燃
えるような光を放ち、不可解な力を持つ異質な左目だけが、彼女の存在を証明していた。
失われたはずの左半身がその力で再生していく中、頭の中に響く声に導かれ、あたしは瓦礫と埃にまみれた世界を歩き始める。
旅の途中で、言葉の通じない寡黙な男「キオ」と出会う。
警戒しながらも行動を共にするうち、キオからこの過酷な世界で生き抜く術を学び、少しずつ絆のようなものが芽生え始める。
危険な「輩」や異形の獣との遭遇、そして左目の力が暴走しそうになる危機を乗り越える中で、あたしは自身の力の一端とその危険性を垣間見る。
さらに旅を続ける中で、世界の古い知識を持つ老女と出会い、自身の左目が「瞳」と呼ばれ、特別な宿命を負っていること、「繰り返される悲悲劇」の存在を示唆される。
しかし、力を狙う「中層」と呼ばれる敵の襲撃を受け、キオを庇った怒りから力を暴走させてしまう。
守りたかったはずの繋がりを自らの力で壊し、安息を得た集落からも追放され、再び孤独となる。
老女の身を案じ彼女の住処へ戻るが、そこは敵に襲われ焼け落ちていた。残された古の書物の断片とメッセージから、力が狙われていること、そして「繰り返される悲劇」を止めるという自身の使命を悟る。
唯一の手がかりである「風呼びの山」を目指し、過酷な荒野を越え、再び(理由は不明ながら)傍にいるキオと共に、異様な気配漂う山に辿り着く。そこで老女が残した道標を発見するも、直後に力を狙う敵「執行者」たちに遭遇してしまうのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-04 07:37:06
37075文字
会話率:6%
私は何十回、何百回と読み込んだ大好きな本の世界へと転生してしまったらしい。
「やったー!!」
と、歓喜したのも束の間、登場人物たちの自分に対する態度に違和感を覚えた。
「初対面なのにその態度、失礼じゃない?」
どうやら物語の
悪役令嬢が転生者で、幼少期から登場人物たちとの関係改善&断罪ルート回避の行動をとった結果だったようだ。
「でもさ。私、何にも悪くないのに……いったい何なの?」
勝手にビビリまくる悪役令嬢にも、それを鵜呑みにし決めつけて、必要以上に冷たく接する登場人物たちにも腹が立ってきた。
「そんな奴ら、こちらから願い下げよ!!」
邪険に扱うなら無視するまで。もともと登場人物全員から好意を寄せられるなんて面倒くさくてかなわないと思っていたし。
私は“たった一人の人”に想われたい。
物語で私と結ばれるはずの王子は、今や婚約こそしていないが悪役令嬢を大切にしているようだし、最初から警戒心丸出しの態度に好感なんてあったもんじゃない。その取り巻き然り。こちらこそ興味ないわ。
こうなったら、物語と関係のない“たった一人の人”を探してやる!
主人公チートを振りかざし、物語と違う人間関係を作り上げていこうと思っていたのだが……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-03 07:03:07
150202文字
会話率:36%