ビルツ邸の裏庭で、花々が氷下の眠りにつく冬。
記憶喪失のアンナは、美しき地下牢の青年・眠りの君と出会った。一目で恋に落ちた彼女は、他者を寄せつけようとしない青年になんとか振り向いてもらおうと決意する。
青年は、誰かからの命令なしには地下牢
を出ることができない身だった。
アンナは、とある事情から、夜になれば狩人から命を狙われる日々を送っている。
そんな二人は、日が昇るたびに地下牢で逢瀬を重ね、ささやかで穏やかな時間を送る――はずだった。
凍月の夜、青年がアンナへ刃を向けるまでは。
罪を自覚した人間は不思議な力を手に入れ、魔女となる。
革命を終えた国の片隅には、花々の咲き乱れる裏庭がある。
そして革命家だった少女には魔女殺しの瞳が、暗殺者だった青年には魔女の力が宿った。
逃れられない過去に追いつかれたとき、彼女たちが手を伸ばす先にあるものとは。
四季の花々と魔女に彩られたロマンスファンタジー、ここに開幕。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-28 18:13:14
367770文字
会話率:45%
記憶喪失のイラ―リアは大魔法使いの夫クレシェンツィオと幸せに暮らしている。
過去の自分の話を聞いても何も感じないのなら、今の生活が大事にしたい。そんなイラ―リアにクレシェンツィオは安心する。
最終更新:2023-07-23 22:13:29
4037文字
会話率:53%
妹がやっていた乙女ゲーム『禁断のロザリオ』は、記憶喪失のヒロインが吸血鬼が跋扈する世界でエクソシストに拾われるというゴシックホラーファンタジーだ。
ヒロインには実は瓜二つの兄がいるのだが、ヒロインのエンディングを問わずに死ぬという。
え、ひ
どくない? 妹を身を挺して守る兄が、妹の人生になんの関与もできないまま死ぬってひどくない?
そう思って気付いたら、血だまりの中で女装して気絶していた……。
どうあがいても死ぬ兄になってるじゃん、俺!?
妹の幸せは願っているけど関わったら死ぬとガクガク震え、部下のメイドの物騒さにガクガク脅え、とりあえず治安維持は重要だよねと領地の面倒を見ながら、なんとかして死ぬ運命を回避します。
……エクソシストに討伐されるようなことさえしなかったら、大丈夫だよね、多分。
サイトより転載になります。
エブリスタ、アルファポリスにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-23 06:00:00
70724文字
会話率:46%
私が朝起きると、記憶喪失になっていた…ええー。
美形に取り囲まれて、甲斐甲斐しく心配されたが…いや、あんたら誰?
乙女ゲームのヒロインが、記憶喪失になって話がおかしな方向へ……という話が書きたかったのです……が。
まあ、完結まできっちり
出来てるので……四の五言わずに読んで下さい!
完結まで毎日0時更新です!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-11 00:00:00
11354文字
会話率:29%