辺境伯家の三男ギリアムは、遊学先から戻る途上で貴族の馬車を襲う飛行魔物の群れに遭遇する。
美貌の伯爵令嬢ニルダを助けたギリアムだったが、彼女はひどく失望した様子。というのも、襲撃は彼女自身の仕込んだもの。
後妻の娘ばかりを偏愛するようになっ
た父に疎まれ、どこかへ幽閉される前にと脱出を試みたのだというのだ。
その場では伯爵家へ送り届けるしかなかったが、ギリアムは「困ったときは力になるから」と請け合い、ニルダも彼の言葉に望みをつなぐのだった。
やがて領地へ戻ったギリアムを見舞う、父と兄たちの急死。家督相続と領地運営の重責に立ち向かうギリアムだったが、そんな中で奇しくもニルダ救出のチャンスが巡って来る。彼女を保護して傍に置いたギリアムは、その型破りな思考と規格外の魔法の力に翻弄されつつも、ニルダとの絆をさらに深めていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-27 11:50:41
4763文字
会話率:50%
宇宙開発が二の足を踏んでいた00年代以降、それは宇宙からのメッセージが確認されたことで一変した。宇宙には、人類の踏み込める星が、宇宙人が実在する。
世界中から宇宙開発技術が求められる近未来、画期的新技術を開発したある女性科学者は、その技術
の強奪を狙う組織に追われ、イギリスから日本へ。そして彼女が自らの技術の結晶を託すにふさわしい少年と出会った時、物語は運行を開始する。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-11 14:27:51
36911文字
会話率:57%
人の姿をした人ならざるモノ。それが妖魔。かつては人間と、この妖魔の間で地上の覇権を賭けた争いが何度もおこった。だが最後の戦争から500年、ようやく世界は調和、共存の時代を迎えた。しかし平和になった世界だからこそ、それが気に入らないどうしよう
もない奴が出てくる。……それを刈り取るのが、彼女の仕事だ。鬼灯霧絵、19歳。特撮マニアの兄のもと、今日も彼女は悪を打つ。※2012/07/14仕切り直し開始。設定改編につき、宣伝botから来たかたには申し訳なし。高校生でも学園モノでもないんだ、うん。消す前のはピクシブで連載開始。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-09-10 23:37:16
25900文字
会話率:27%