剣と魔法の中世と蒸気技術が交錯する、飛空艇や飛行船が大空を駆り、竜やアンデッド、エルフやドワーフもいる世界。
一夫多妻制のアスカニア大陸での暴力革命による動乱を終結させた『革命戦役』から十七年後。
本編の主人公、アスカニア大陸最強
の超大国バレンシュテット帝国の第四王子ゲオルグ・ヘーゲル・フォン・バレンシュテットは、冒険者になって新大陸の人跡未踏の世界を探検することを夢見る厨二病全開の十四歳。
本編のヒロイン、クラウディア・アーレンベルクは、帝国貴族アーレンベルク伯爵家令嬢。皇妃ナナイに見出され『ゲオルグの遊び相手』として帝都内の屋敷から皇宮に通っている幼馴染の『男装の伯爵令嬢』。
二人はいつもゲオルグの妹である第五皇女シャロンを加えた三人で日々楽しく遊び過ごしていたが、十四歳になった二人は『成人式』を迎えることになった。
帝国の成人式は『婚約者と踊ること』が伝統であり、貴族子弟達は『成人式』を迎えるにあたり、帝国の歴史と伝統文化、宮中典範や騎士典礼を学ぶため準備学校(ギムナジウム:Gymnasium)へ入学することとなる。
『成人式』を巡り、様々な思惑と謀略が交錯していく。
物語はここから始まる。
『革命戦役』から十七年後。未だ戦乱の残り火が燻るアスカニア大陸を舞台に主人公達の成長と青春を描いた青春群像劇です。
物語は、ゲオルグとクラウディアの二人を軸に進んでいきます。
不定期更新、なにとぞご容赦願います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-20 22:08:15
28414文字
会話率:39%
魔王を倒し平和をもたらした勇者レオンと魔法使いエリナ。しかし、蒸気機関の力が剣と魔法の時代に影を落とし、新たな時代が訪れていた。王都の喧騒、鉱山の隆盛、港町の寂寥を背景に、二人は仲間と共に旅を続ける。過去の戦いで得た絆と、新たな技術がもたら
す希望と混乱が交錯する中、彼らは自分たちの居場所を見出そうともがく。魔法省の陰謀、蒸気技術を操る者たちの野望、そして人々の暮らしを揺るがす大きな試練が待ち受ける。古の力と新時代の力がぶつかり合い、運命を切り開く冒険が繰り広げられる。勇気、友情、そして未来への決意が試される中、レオンとエリナはどんな選択を下すのか? 時代が変わる瞬間を見届ける壮大な物語が始まる
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-13 17:00:00
53139文字
会話率:40%
イーサン・ナイト――平凡すぎる人生を送ってきたイギリスの若き学生。しかし、彼の運命は決して平凡ではなかった。
彼が突如として放り込まれるのは、「テルセイン」と呼ばれる異世界。そこは大地が存在せず、空に浮かぶ無数の島々から成る球状の世界。島々
には、この独特な環境で進化を遂げた文明が広がり、蒸気技術や航空技術が地球よりもはるかに進んでいる。また、「マイエア」と呼ばれる魔法に似た力――物の本質を直接操る技術――も存在する。
この異質な世界に迷い込んだイーサンは、内戦に揺れる国家の軍事的な争いに巻き込まれることになる。彼の運命はどうなるのか? そして、地球とどこか似ているようで全く異なるテルセインの正体とは? さらに重要な問い――彼はなぜこの世界にやって来たのか? これらの謎は、イーサンを本来関わるはずのない戦争の渦中へと引き込んでいく。
ミステリー、超自然、SFが交錯する物語。アクション、戦い、謎、感情が織り成す壮大な冒険がここから始まる――「エネルゲイア」と呼ばれる力を巡る探索。かつて与えられた「贈り物」の復活は、物語をどこへ導くのだろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-19 20:00:58
70216文字
会話率:34%
豊正三年。蒸気の力で稼働する有人人型兵器・蒸甲機を投入した豊臣方が徳川方を破った大坂夏の陣から百年が経過したその年、日本は未だ西の関白家と東の将軍家によって分断され、両家の抗争が続く乱世の真っ只中にあった。三月、蒸甲機の開発で遅れをとった
徳川は、東国で唯一徳川に恭順せず独立した地位を保ち、豊臣にも劣らない蒸気技術を有する美園家の領地へと侵攻を開始。その高い技術力を我が物とせんとする徳川の圧倒的な物量を前に、美園家は徐々に追い詰められていった。
そのような状況下、美園家の精鋭蒸甲機部隊・花守衆の一人である時雨は、美園領の中心・桜木城へ突如として呼び戻される。彼女を呼んだのは、かつて捨てられた赤子だった時雨を拾い、本当の姉妹のように育ててくれた美園家の長女・春海だった。そこで時雨は、春海が開発を主導した新型蒸甲機〈春時雨〉の操士として、たった一人西へ逃れることを命じられる。
百合×巨大ロボット×歴史改変×和風スチームパンク折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-05 19:45:48
34893文字
会話率:21%
人間が栄えていた時代からはるか未来。そこは宇宙から七色に光る蒸気————エーテルにより動物が滅び、植物の楽園ができていた。海も大地も空も植物が覆い闊歩している。
その植物たちの中でもひときは目立つ一本の大きな木があった。名はイルミンスー
ル。天に届くほどの大きなその木には、人に似た植物たちが暮らしている。
彼らはドリアード。植物人間とでも言うべき彼らは、エーテルを使った独自の蒸気技術をもって発展を遂げていた。
そんなドライアドの中の一人、アルビノの少女がいる。光合成色素を持たず、植物として大きなハンデを持つ彼女が、滅んだ人間の遺産であるひとつのAIと出会う。
ここは、ドリアードの達の因縁と蒸気が渦巻く、ポストスチーム。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-07 23:00:00
4776文字
会話率:36%
世界中で戦争が起こり、人々は何千年も戦い続けていた。蒸気技術の発達と星の子と呼ばれる兵士達の活躍により戦争は、日に日に残酷で過酷な存在へとは変化していた。
これはある大陸の、ある軍人達の物語。
世界を敵に回し、それでもなお戦い続けた人々の物
語。
平和を願う者達の最後の希望の物語。
この物語が終わる頃には、人類は絶望の淵に立たされる。人類の定められた運命とその愚かさに。
主人公の名は、ライズ。
かつての希望の光は絶望の象徴へ。
彼はきっと立ち上がるだろう。それが例え破滅に導く結果となったとしても。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-22 19:00:00
19129文字
会話率:47%
記憶を失くした老人ハールは、超蒸気技術が生活の根幹を成す巨大地下都市イザヴェルにて、幼き妻イドゥナと共に平穏な日々を過ごしていた。だが、そんな彼の暮らしを脅かす影が視界をちらつき、やがてハールは世界に対する疑問を抱き始める。
最終更新:2008-09-25 02:38:41
49175文字
会話率:31%