葉擦れが解脱の合図となる
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最終更新:2023-02-08 23:00:00
201文字
会話率:0%
怒りに身を任せたら、怒りの風。
優しさに身を任せたら、優しさの風。
人は自分でも気づかずに、自分の心根に応じた風を立てています。
だから、人は、自分の風に責任を持たなくてはなりません。
世界中の生きもの、そして環境があなたの気の声を聞いてい
ます。
私の言っていること、おかしいですか。
いいえ、きっと真実です。
ですから、こんな話をひとつ、聞いてください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-11 23:56:55
2343文字
会話率:0%
今宵は久方振りの金環日蝕だ。
真昼の太陽と月が重なり合うその瞬間を、そこにいる多くの者が目にする日。ーそう、神さえも。
空気の澄んだ秋空の下、涼しげな葉擦れの音に耳を澄ませながら、人々がかつて御神木と崇めた大樹の幹に凭れ座る影が一つ、木々
の葉の隙間から覗く太陽と月の姿を見ていた。
二つの星は、今まさに重なり合おうとしている。
その日、禁断の物語が静かに幕を開けた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-23 09:38:19
155954文字
会話率:57%
人間は忘れてしまう。
世界と分かたれる前の、共に生きた記憶を。
その姿を、その声を、その温もりを、
憶えておくことはできないのだ。
僕たちはいつも、手をつないでいた。
最終更新:2019-07-07 23:02:08
5410文字
会話率:9%