獰猛で冷酷。無愛想で何を考えているかわからない。
そんなふうに噂される帝国の皇子ギルベルトのもとに嫁ぐことになった、花の王国セパヌイールの王女イリス。
結婚式では睨まれ、何故かよくわからないけど嫌われているらしい。かと思えば怪我を治療してく
れる優しさを見せられ、イリスは混乱するばかり。
優秀な剣士でもあるイリスだが、根は人見知りで寂しがり屋な少女である。
そんなイリスの友達になったのは言葉を話す狼だったが――その狼の正体はギルベルトであった。
ある出来事をきっかけに、ギルベルトは以前からイリスに惚れ込んでいた。しかし口下手すぎて気持ちはまったく伝わらない。
イリスは狼の正体を知らぬまま、ギルベルトは彼女がすべてわかっていると思い込んだまま、昼は仮面夫婦で夜は初々しいお友達という関係になる二人。
すれ違いと勘違いと不器用によるロマンティック・コメディ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-25 20:16:14
137749文字
会話率:34%
幻獣たちの癒し手として名高いセイリウス・アウイナイト・ハイドランジア。稀代の能力を持ちながらも、いつもどこか晴れない表情の『雨烟(けぶ)る姫君』。
7年前、故郷を一度滅ぼされた事件は、彼女の心に深い影を落としていた。
現在は花の王国タレイ
アへと身を寄せ、幼馴染の竜騎士アギラ・エルトロンに支えられながら、幻獣たちと触れ合う日々を送っていた。
ハイドランジアに帰るでもなく、どこかに嫁ぐでもなく。領の継承に必要な【鍵】の儀式を行うわけでもなく、山ほど降って湧いてくる縁談に頷くわけでもなく。
半端者、と呼ばれる度に、彼女の心は軋んでいった。
そんな彼女に、故郷の営巣地から幻獣たちの卵が次々と消えている、という報せが届く。
故郷を、幻獣たちを守るために、未だ空席の領主を継ぐことを決意し、アギラと共にハイドランジア領へと向かうが‐‐‐。
※更新頻度は遅めです。
※一応R-15としています。
※内容、タイトル等、断りなく更新する場合があります。ご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-01 00:00:00
12530文字
会話率:35%
花の王国で綺麗な桜色の髪の持ち主の桜は、第2王女として生まれた。
15歳になったある日、お見合い話が
桜の耳に入る。
桜の2つ年上の姉ダリヤと共に
急遽その国に行く事になった
その国とは、なんと悪魔の国だった…。
そして、お見合いの相手は…
…悪魔の国を治める魔王様!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-02 00:38:14
1667文字
会話率:36%
「花の王国」と名高いフィアンリース王国では「花の待ち人」と言われる王族の王子のみに起こる奇跡がある。それは「運命的に相性が良い女性」に出逢った時、王子の手から王家の花である百合が咲くというものだ。そんなフィアンリース王国の伯爵家、アルベリー
ニ家の令嬢ジネブラはデビュタントとして参加した王家主催の夜会にて第二王子のクリストファーに出会う。目が合ったその瞬間、王子の手から咲き誇る一輪の百合の花。それまで平凡に暮らしていた伯爵令嬢の生活は一変して…?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-22 16:34:57
14496文字
会話率:47%
ようやく、第二部の開幕と相成りました!
これから明かされるフレイリーフの物語を、どうかお楽しみ頂けますように……!
よろしくお願い致します。
方や、悪名高き侯爵家の長男。方や、その国の高貴なる第二王女。
本来結ばれることなど無か
ったはずの二人はしかし、悪しき策略により、幼くも婚姻を結ぶこととなる……。
家柄に染まることなく優しい心を持ちながら、どこか影のある、達観した雰囲気を放つ少年フレイと、恐怖に縛られながらも、懸命に前へ進もうとする、甘えたがりな少女ティリア。
様々な思いが渦巻く王城の中、歩むにはあまりにも儚すぎる二人の歩幅は、それでも、確かなもので在り続け――それはやがて、約束と願いが紡ぐ、回る舞台へと変化する。
清き公爵家の次男ライオッドが二人の前に現れた時、長きにわたり凍結していた運命が、静かに動き出す――。
古くから続く〝花の王国〟で交叉する、過去と未来と哀と愛。
――これは、一輪の花言葉が導く、淡く切なくも、優しい愛の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-31 19:52:44
154299文字
会話率:26%
『フレイリーフの花言葉』の主題歌として創った歌の歌詞です。
どなたか音楽の方、作って頂けませんか~?(小声で叫んでみます)
歌詞のメロディは出来ているので、後はバックミュージックがあればなぁ……と、思う今日この頃です。
最終更新:2016-12-24 20:43:58
299文字
会話率:0%
気がつけば僕は見知らぬ場所にいた。
そこで出会う少女。
運命は僕と少女をどこへ導くのか。
過去のない僕。
最終更新:2017-05-20 10:10:57
62308文字
会話率:24%
花の王国の北に、ヒュルムンデルという名の冬の王国がありました。
そこにたったひとりですむ「冬の女王」は、花の王国に暮らす人々をうらやみ、攻撃します。
女王のしわざによって雪に閉ざされてしまった桃ノ花村。
雪に降りこめられ、外で遊べず
に困った村のこどもたちは、ある作戦を開始します――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-12 23:14:06
9282文字
会話率:26%