芦屋杯 小説家になろう　作者検索

「勇者の安息あずかる宿屋が、弱くて務まるとでも？」 　魔物の群れに追われた少女勇者・ナナカが逃げ込んだ宿屋。 　そこで出会った相手は、剣も魔法も使えない……しかし世界でも指折りの実力を持った、規格外の宿屋主人だった！ 　変わり者の宿屋主人・クラギ。彼はその卓越した技能と接客で、あらゆる事件を解決していく。魔物を狩りに行ったかと思えば襲ってきた魔導師を撃退し、世界最強パーティの一員を下し……そんな噂は徐々に広がる、のだが。 「……これもナナカ様の功績ということにしてもよろしいですか？」 「なんでそうなるのっ！？」 　目立たず騒がずのんびりと。 　勇者の陰で活躍する、変な宿屋の物語。 折りたたむ>>続きをよむ

　最強の殺人鬼を、決めよう。 　魔都ロンドン。集うは異能を修めし不死人・ミディアンズ。 　ひたすらに切り結ぶ彼ら。その只中に独りたたずむは――常人。 「魂を賭けろと、言っているのだ」

喫茶リバーサイドはコーヒーとチーズケーキが美味しい。 芦屋杯２参加作。

芦屋杯参加作品 病床の人間とロボットの短い会話記録

村が焼かれて、カラムは旅に出た。

人類が銀河に進出して数世紀。 数多の異星人との邂逅を経て、無数の銀河系に冠たる銀河連邦を樹立するという歴史的快挙から３００年。 世はまさに、宇宙文明豊潤の時にあった――――。

とある辺境の大都市で、ある一党が解散の憂き目を見た。 残されたベテランの冒険者ボイロは、当座の資金を得るために高額報酬の依頼に手を出してしまう。 ここ最近辺境で猛威を振るう疫病調査。感染源と思われる迷宮を攻略せよ。 一大宗教の貴き御方直々の依頼。裏切られる心配は無い。ただ一つ懸念があるとすれば、『死霊術師を同伴されたし』の一文のみ。 賤業と蔑まれる死霊術師とのダンジョンアタック。僅かな引っ掛かりを覚えながらも、背に腹は代えられぬと依頼を受理するボイロ。 だが同行することになった死霊術師は、自分の一回りも幼い少女だったのだ！ 様々な不安を抱えながら調査を開始する二人。廃都市迷宮に潜む感染源の正体とは？　チグハグな二人は果たして迷宮から無事脱出できるのか。 「一流を舐めんなよ腐れ亡者共！」 「どうか、貴方の死が安らかなものでありますように」 死者の眠りは正しく葬るために、たった二人のダンジョンアタックが始まる。折りたたむ>>続きをよむ

いつ、どこで、だれと、恋の始まりは誰にも予測は出来ません。 こんな始まり方の恋なんていかがでしょうか？

みなしごである獣の子は、冥き森に棲むという魔女に喰われようと考えた。 しかし魔女はそんな獣の子をつっぱねる。 そして、獣の子はヒーコと名付けられた。 魔女はある日、問いかけてきた。 「大きな翅を持って、鱗粉を撒きながら飛ぶ生き物を知ってるかい？」折りたたむ>>続きをよむ

1人の男が、逃げていた。恐怖に震えながら。闇色の人型の異形が彼を追いかけていたのである。

近未来の地球でない惑星。そこに住む少女ナルはいつか都会に出るためのお金を貯めるため、白い脱皮したての蟹<ホワイト・クラブ>を採って日々を過ごしていた。そんなる日、顔に包帯を巻いた観光客のランプレヒトと出会う。二人はお互いに色々なことを話し合い、惹かれあっていく。折りたたむ>>続きをよむ