有坂翔馬は獄中で退屈に喘いでいた。度重なる脱獄等の罪により、彼の懲役年数は途方もない年数まで膨れ上がっていた。
死ぬまで獄中暮らしが決まっている彼のもとに、突然SCP財団が現れる。彼をDクラス職員として採用すると云うのだ。3か月の雇用の
報酬は、釈放である。自由を欲する有坂にとって願ってもない条件だ。
有坂は釈放の為にSCP財団Dクラス職員となる事を決意する。Dクラス職員として働く中、SCPの脅威や財団の恐ろしさに直面し、彼は立ち向かっていく。
この話は、有坂や彼を取り巻く財団職員の物語である。
※この作品はクリエイティブ・コモンズ 表示-継承3.0ライセンスに基づき作成されています。
※本コンテンツの無断転載等は、著作権法上での例外を除き禁じられています。
©︎SCP Foundation http://www.scp-wiki.wikidot.com/
©︎SCP財団 http://scp-jp.wikidot.com/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-19 10:02:38
224387文字
会話率:53%
バルフィル公国の貴族令嬢ロクサネ・オクシュは、父の急死により一夜にして家宅が押収される。
婚約者と家族の未来を案じ、彼女は別れも告げず、隣国アルゲアス王国へ――
海が見たかったから、という淡い憧れと、再出発への決意を胸に。
訛りのない
外国語と聡明な頭を武器に、彼女は『布屋』という小さな商いを始める。
そんな彼女の前に現れたのは、次期辺境伯・アレクス・サンドロ。
社交界に背を向け、自由を愛する若き当主は、ロクサネの正体など知る由もなく――ただ、彼女の商才と不思議な魅力に惹かれていく。
身分も過去も知らぬまま、二人は「商売相手」として手を取り合う。
だが、ロクサネの元婚約者と家族は、今なお彼女を探し続けていて――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-13 21:06:08
16798文字
会話率:52%
少年は自由を欲すると謳った。
少年は自由を愛すると宣った。
少年は自由が好きだと叫んだ。
さあ――自由を求めよう。自由に生きよう。
そして少年は高みを目指すのだ。
少女に会いたいという――その願いだけで。
最終更新:2018-09-08 02:59:31
42968文字
会話率:44%
もし神にかたちがある確かかな存在だったら、捕まえずにいられるだろうか?
ご利益の独占などをしたくはならないだろうか?
終末会議中、神たちは自分の役割を代わりに人に任せた。すると人々は任された人を探し、直接神頼みをするようになる。
今までは、
形のなかった神が人間という形を持った瞬間参拝する人数は激変した。
そして人々は人間という形になった神を独占し、国の統治に使う道具として扱うようになった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-02 02:18:22
1482文字
会話率:54%