片田舎の農村に生まれ、ふたりの幼馴染とつるんで悪タレ三昧をやっていた俺――アズールにとっての最初の転機は、引退した元虹追い人に叩きのめされたことだった。餌に釣られる形でその御仁に弟子入りしてから5年。15歳になり、師匠からの許可を得た俺たち
は、虹追い人になるために王都にやって来て、心の一部を具現化する能力――心色を手に入れたはいいんだが……。他のふたりがわかりやすく優れた心色だったというのに、俺は「虹色泥団子」などというあまりにもあんまりなもので。それでもどうにか気を取り直し、独り身で虹追い人稼業を始めた矢先、とある騒動の最中に不思議な女性と出会う。その出会いは、きっと俺にとって二度目の、そして最大の転機だったんだろう。これは、そんな俺が求める先を見つけ、至るまでの道筋。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-10 20:00:00
1148422文字
会話率:50%
腰痛持ちの侯爵令嬢(17)が王宮の舞踏会に参加して腰痛と戦ったり、いつのまにか王子様と婚約しちゃったりするお話。
最終更新:2017-06-26 23:59:10
8630文字
会話率:29%