羽団扇 小説家になろう　作者検索

古典落語「天狗裁き」をループ物と解釈し、その原案となる「羽団扇」と比較する事で、そこに盛り込まれた教訓的要素を考察します。 ※　本エッセイの末尾に、黒森 冬炎様より頂きましたFAを貼らせて頂きました。

「岩茸取りの翁」の続編で、今回は大天狗、小天狗と、彼らの天狗界の話。 都で、高値で売れる岩茸を盗りに行った百姓・佐吉は、ある崖下で妙薬の岩茸を見つけ、採って売ろうとしたが、それは山の大天狗が栽培する岩茸で、怒りを買って大天狗が巻き起こす大風で吹き飛ばされた。しかし、岩肌にぶち当たって斃死するところを、大天狗配下の小天狗たちに救われ、命拾いし、天狗界に連行される。天狗界に入った佐吉の第二の人生と、尼天狗を嫁にもらい、晩年に人間界に戻った佐吉の第三の人生を覗く。古典的な因果応報、自業自得、勧善懲悪系のお伽話。 「Ⅰ」としたのは、続編の「Ⅱ」がありそうだから。折りたたむ>>続きをよむ

猫の仙人が良い人間には良い報いを悪い人間には悪い報いを与える物語。

一人の青年が江戸に向かう途中、ヤツデの葉を拾いました。団扇がわりにと持っていくと、後ろからカランコロンと下駄の足音がします。江戸までついてくる下駄の音は、どうやら青年にしか聞こえないようです。青年はこの後どうするのでしょうか。