『止まって! 前の車止まりなさい!』
ある夜。サイレンを鳴らすより先にスピーカーからそう呼びかけたパトカー。たった今、偶然にも事故の瞬間を目撃したのだ。乗用車が自転車にぶつかり、そして走り去ろうとするのを。
問題の車の運転手は観念した
のだろう、車を道の脇に寄せ、止めた。パトカーから降りた警官が近づく。
「はい、窓開けて。自転車にぶつかったの自分でもわかってたよね? おまけに赤信号で――」
「あの私、女なんですけど……」
窓を開けた運転手は警官に対しそう言った。警官は目を丸くし息を呑んだ後、言った。
「え、ああ、これはどうも……」
「あと私、母親なんですけど」
「お、おぉ……で、ですが轢き逃げはさすがに」
「クーポン券あります」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-15 11:00:00
1006文字
会話率:53%
……今回、我々番組制作陣が足を踏み入れたのは、都内に佇む古びた一軒家。とある呪物コレクターの部屋である。
六畳一間の和室の棚に所狭しと並べられた『呪物』の数々。圧巻。相対した我々はその重苦しさに息を呑んだ。そして、驚くべきことにこの品々の
主はなんと、この部屋で寝起きをしているらしい。
我々を前に不敵な笑みを浮かべる彼は一体、どのような人物なのか。
そして、この部屋の数々の呪物は本物なのか。
そしてさらに、先生は一体どのような判断を下すのか。その一挙一動から目を離すことができ――
「はいはーい、どいてどいて、ま! 黴臭いわねぇ! ほら窓開けて、あらやだお布団踏んじゃったわぁ、でもこれも臭うわねぇ、干したことあるのこれぇ?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-20 11:00:00
1987文字
会話率:55%
電子の波を語ります。
最終更新:2023-07-17 00:31:03
567文字
会話率:17%
金木犀の花が何処かで咲いていて、寝る前にちょっとだけ窓開けて、寝間に入れて遊んでましたら、風邪を引いてしまったのです
最終更新:2020-09-30 11:21:20
335文字
会話率:0%
「創作雰囲気お題ったー」から出たお題で書いた。引っ張り出した炬燵二台共壊れてるのに、親父が窓開けて煙草吸ってた。さみい。風邪で喉腫れてるから煙草も冷気も止めてくれないか……。そんなわけで、『赤い耳』が寒さでかじかんだ耳になった。まあ、羞恥
の所為かも知れんが。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-10-18 22:30:49
200文字
会話率:19%