婚約者である第一王子ハルラスの決定的な浮気現場を目撃してしまった侯爵令嬢ルーシェル。ハルラスに放置されても一途な恋心を捨てきれないルーシェルは、たまたま居合わせた魔法薬学教師ディーン・ラウリエに忘却薬の調合を持ちかける。「ほしいんだろ? な
ら自分で作ってみればいい」ダサくて冴えない教師ディーンの言葉に導かれ、ルーシェルは次第にその類まれなる才能を開花させていく。これは、後に『奇跡の魔女』と称賛を浴びるルーシェルと人知れず闇を抱えて孤独に生きるディーンが、唯一の最愛に出会う物語。そして二人が生み出す、個性豊かな魔法薬にまつわる物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-21 11:45:12
207754文字
会話率:57%
この国、アルヴェリア王国には、聖女である妹がいて、みんなから愛され、崇められている。勇敢な兄は、戦場での活躍を称賛される一方、何の力もない私はただの存在でしかない。
妹にいじめられ、兄に体罰を受ける日々。そんな中、私は何もできない自分を責め
るしかなかった。
私の運命は、敵国であるオルデス王国との和平のために嫁入りが決まり、そこで大きく変わることになる…。
***
初めての作品になりますので、至らぬ点も多いかと思いますが、温かく見守っていただけると嬉しいです。
もし不備があれば、ぜひご指摘いただければ幸いです。
王道のシンデレラストーリーですが、少しでも心に響くものがあれば嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-21 10:00:00
36835文字
会話率:38%
勇者は怒り、刃を抜いてさらに強き者に向ける。臆病者は怒り、刃を抜いてさらに弱き者に向ける。
——『華蓋集・雑感』より
2047年の日本
各都市は高層ビルで埋め尽くされ、国全体がサイバーパンクのような雰囲気に包まれている。その先進
的で光り輝く外見に、多くの外国人インフルエンサーがこぞって動画を撮り、「素晴らしい」と称賛している。しかし、その美しい表面の裏側には、暗い現実が隠されている。
「大和民族復興党」という政党が一党独裁で政権を握り、官僚たちは汚職や縁故採用にまみれ、国民を抑圧している。中産階級の多くは貧困層に転落し、経済は停滞している。国民の生活は困窮し、貧窮に喘いでいる状況だ。
教育制度は極度に厳しく、多くの若者がその圧力に耐えきれず自ら命を絶っている。知識人たちは官僚や商人になるために熾烈な競争を繰り広げている。人々は無関心になり、周囲の出来事を「自分には関係ない」と見て見ぬふりをするようになった。
社会には、大量の短編動画クリエイターや「現代アーティスト」が登場しているが、その作品は「意味不明」「低コスト」「短期間制作」のものばかりだ。それでも彼らは莫大な視聴数と収益を得ている。
警察は権力を乱用し、法律の境界線は曖昧になっている。日本は今や極権的なディストピア社会と化している。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-19 00:00:00
4181文字
会話率:31%
今から遡ること十一年前。
ガルディア帝国皇帝グランヴァルト七世は、竜人とヒトの共栄を提唱した。民は彼のことを、その容姿から『陽帝』と慕い、賢帝だと称賛した。
帝国の歌姫ユリア・シュトラスもまた、その一人であった。
二人が出会ったのは
五年前。建国二千年祭の夜のことだった。
歳月を重ねるごとに惹かれ合う二人。いつしか互いに特別な存在となっていた。
だが、異なる境遇が、異なる種族が、異なる身分が、二人の間に冷たく分厚い壁を作る。心が見えるのに、触れられない。
幼い頃に負った心の傷。にじり寄る不穏な影。
時代に求められ、愛された二人が、最後に下す決断とは——。
【章の構成(予定)】
❈ Prologue:at that time
❈ ChapterⅠ:5years ago
❈ ChapterⅡ:3years ago
❈ ChapterⅢ:a year ago
❈ ChapterⅣ:13 years ago(追憶編)
❈ ChapterⅤ:at this time
❈ Epilogue:from now on
※本作は、『竜人の妻 ~Wife of the Dragonewt~』(http://ncode.syosetu.com/n5249cy/)の番外編です。
※本編に加え、本作とは別の番外編『リリーベルの鳴る頃に』(https://ncode.syosetu.com/n1198dv/)を読んでくださった方向けの内容となっております。
※念のためR15指定とさせていただきます。
※本作は、「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-15 00:00:00
215233文字
会話率:40%
生まれた時から膨大な魔力量を持ち、神童と呼ばれ周りから大切に育てられてきた少女、ユア・ルクタス。
墓守の家に生まれつき、世間から不吉・穢れた存在と忌み嫌われてきた少年、クラル・エイベルト。
二人が初めて出会ったのは、墓地の入り口へと続く
道の途中にある大きな木の下。木陰に隠れて泣いているクラルをユアが見つけ、声をかけたのが始まりだった。
年の近い二人はすぐに仲良くなり、遊ぶ時はいつも一緒だった。
ところが今から八年ほど前、国を覆う結界が破壊され、近隣の魔物が町に攻め込み人々を襲う事件が発生した。
多くの被害者を出したこの事件で活躍を見せたのは、クラルを含む墓守一族だった。彼らは被災地に赴き、今まで散々忌み嫌われ、避けられてきた弔いを行い、送り火を上げて残された被災者の心の傷を癒した。
そのことが高く評価され、特にクラルの活躍を目の当たりにした国王は、エイベルト家に栄誉を与えた。
しかしそれと同時に、この事件を引き起こした張本人としてユアに疑いがかけられてしまう。
この事がきっかけで、今までユアに向けられていた羨望は悪意に、クラルが受け続けてきた誹謗は称賛へと逆転し、二人を取り巻く環境が大きく変化してしまったのだ。
これは、元神童と呼ばれていた少女ユアと、墓守の息子クラルの、二人のその後のお話――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-11 02:03:32
128007文字
会話率:36%
きっかけは、「憧れ」の感情だった。
歳の離少しれた従兄が高一でプロゲーマーデビューし、日本屈指の格ゲーマーとなって、日本全国のゲーマーや、プロゲーマーファンを沸かせていた。
プロゲーマーのインタビュー雑誌でもゲーマー界隈の間でも話題と注目
の的となっていて、その従兄の姿に感銘を受け、憧れた。そして思った。
"自分も、こんな風になりたい"と。
そんな過去を持つ俺だが、今となってはそんな感情は、もうどうでも良かった。並大抵、そんじょそこらの格ゲーでは物足りず、"もっと難しい格ゲーに挑みたい"という感情に侵され、いつの間にか、ふと気づいたら数々のクソゲーに挑んでいた。FPSから格ゲー、色んな物に心が折れては挑み、挑み、また、ふと気がついた頃には、クソゲー屈指のクソゲーマー達の間でも称賛に値するほど、いや、彼らよりも優れるほどの腕利きとなっていた。
そんな出来事にほんの刹那は嬉しくは感じていたが、そんな感情は消え去り、ただ一つクソゲーへの"熱意"に対する喪失感を感じていた。
ゲームに関して途方に暮れていた俺に、従兄が"ある話"を持ち掛けてきた。
その後は、俺が全く予想だにしていなかったことばかりが起こっていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-09 00:00:00
291457文字
会話率:27%
目を閉じて辞書を引き、偶然行き当たった語をテーマに書く短編。今回は「チョウセンアサガオ」です。
ナポレオンによるロシア遠征中のフランス、パリ。そこにあらゆる苦痛を取り除く丸薬を作る医者が居た。若い軍人カミーユは、上官命令でその丸薬を軍で使
用すべく医師であるクレマンの家を訪れる。人々が称賛するその丸薬を大量生産するためにクレマンから材料を聞き出そうとするのだが、彼は決して明かそうとしない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-05 17:36:42
11032文字
会話率:63%
かつてこの世界には『リミット』と呼ばれる特殊能力を持つ者たちがいた。
彼らには様々な能力が宿り、その力はあまりにも強力で多くの人間たちは彼らを恐れ迫害した。
よって『リミット』能力者はいずれ、こう呼ばれるようになった。
『人ならざる者』
そうして彼らは歴史の闇に姿を消した。
だが、その制裁は突然に訪れた。
『リミット』によって生み出された魔物は、今まで自分たちを追い詰め苦しめてきた人間たちに復讐を始めた。多くの人間たちが魔物たちにより食い荒らされ、より『リミット』能力者はこの世の害悪だとして処理されていく一方となった。人間たちとぶつかり合う『人ならざる者』達。
そしてついに『リミット』に立ち向かう組織が立ち上がる。
“チームcraft.”
だが、命をかけて魔物に立ち向かう彼らを称賛する者は誰一人としていない。
彼らもまた『人ならざる者』達の集まりなのだから。
それでも彼らは守らなければならない。
『チームcraft.』に属する彼らには、守らなければならないものがある。
世界から捨てられた能力者たちが人間たちの知らないところで“守る”ために戦うストーリー。
彼らは一体、何のために戦うのか。
己のためか、人間たちのためか、組織のためか、世界のためか。
『リミット』達の見る世界には、何が写るのだろうか。
すでに戦いは始まっている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-03 17:00:00
95555文字
会話率:65%
世界は魔術で満ちている――だが、それを支える基盤は今、音を立てて崩れつつある。
主人公、レイ=アークリッドは、イデア・アーテル第一学院の生徒だった。数学的才能を駆使して魔術を操る彼は、1年生の間に学院内で数々の成果を挙げ、周囲から「天才」
と称賛される存在だった。
しかし、2年生に進級した直後、突如として学院を休学する。理由は明かされず、彼は一人で世界各地を旅する道を選ぶ。
「世界は狭い。この学院にいるだけじゃ見えないものがある。」
その言葉を最後に、レイは学院を去った。
旅の中でレイは、世界中の様々な魔術体系を目の当たりにする。砂漠の民が編み出した「風の方程式」、古代遺跡に刻まれた「失われた魔術式」、そして遠い北国で出会った「星の定理」。彼の視野は広がり、魔術に対する理解はさらに深まっていく。
――そして1年後、レイは学院に戻る。
「帰ってきたんだね、レイ。」
彼を迎えたリリス=エトワールの笑顔は変わらなかった。しかし学院全体にはどこか不穏な空気が漂っていた…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-31 02:03:12
9153文字
会話率:46%
ルチャラ・ムワンサという16歳の少年はアフリカ出身の若い農民で、ヨーロッパの歴史と文化に深い興味を持つ。
彼は常にヨーロッパ風の社会の芸術性、建築、哲学を称賛し、いつかそれらを訪れることを夢見ていた。知的好奇心が旺盛であるため、彼は非常に
機転が利くが、これらの文化を理想化しすぎてその暗い側面を見落としてしまうこともある。
でも、運命に歯車がそう簡単に、彼の信じる妄想をいつまでほっとくことは出来なかったようである。
ルチャラ・ムワンサは異世界にあるエリセリア王国に召喚され、進軍してくるヴレーノル帝国から国を救う任務を託される。
ヨーロッパ風の文化に常に憧れていた彼は、エリセリアの美しさとヴレーノルの軍事的壮大さの両方に感嘆する。しかし、ヴレーノルの侵攻がもたらす村の焼き払い、家族の追放、民の無差別的虐殺(ジェノサイド)、エリセリアの伝統の破壊といった残酷な現実を目の当たりにし、ルチャラはこれら全てのヨーロッパ風な文化を理想化していた自分に疑問を抱き始める。
最初、ルチャラは戦うことをためらう。帝国の白人兵士を傷つけることに強い抵抗を感じるからだ。しかし、エヴリンの情熱的な訴えとエリセリア市民の苦しみを目撃したことで、彼は単に王国を救うだけでなく、ヨーロッパ風の文化の多様性と美しさを破壊や画一化から守る使命に気づく。
ルチャラは勇者としての役割を受け入れ、エリセリア軍を率いて戦略的な戦闘を展開する。彼の行動はエリセリアの人々に希望を与え、ヴレーノルの軍隊の士気を挫く。こうして彼は、自分がかつて称賛したものに立ち向かうことであっても、正義を守ることこそが英雄の本質であると理解していく。
戦争がクライマックスを迎える中、帝国の統一化のビジョンは、文化的多様性と独立を守るというルチャラの信念によって挑まれる。
この対決はエリセリアの運命だけでなく、ルチャラ自身の自己発見の旅にも影響を与える。彼はヨーロッパ風の文化への愛と正義のための献身のバランスを見つけ出していく、感動的な物語が今こそ、開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-25 23:36:18
3246文字
会話率:42%
二百年にも及んだダンジョン現象の封印。
怪物たちの脅威から解放された人々だったが、隠匿されてきたダンジョン被害の裏側で、今や世界の英雄として称賛されてきた異能力者たちによる非能力者への凄惨な加害事件が露見した。
やがて世界中で内戦が
起こり、異能力者と非能力者は決裂した。
日本で発生した異無日本内戦から二十二年後。
内戦後発足した異能犯罪武力対策局・略称「異武」の落ちぶれ武装捜査官である零桜太郎は、神崎恵介というかつての友人であり、故郷を焼き滅ぼした異能犯罪者を追っていた。
ある日の晩、これの元に「女神の幼体」という情報がもたらされる。
それは、神崎の娘とされる異能力者の女児・アリスの異名だった。
クビか昇進かという瀬戸際に立たされた桜太郎は、三年前にアメリカから派遣され勝手に帰化し、職務放棄をし続けていた菊井アンゼロという青年とバディを組み、アリスを対処することに。
【女神の幼体】編から始まる異能アクションバトル長編!
刺さる人には貫通する勢いで刺さる作品です!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-23 21:46:46
17696文字
会話率:40%
友達と一緒に屋内プールで遊んでいた僕。
友達のうちの一人が、誰が一番長く息を止めていられるか勝負をしようと提案する。みんなで一斉に水中に潜り、息を止めている時間を競い合う。友達が次々に脱落していって、僕と勝負を提案した子の一騎打ちに。
勝負は僕の勝ち。でも、称賛されたのは勝負を提案した子だった。
次は何をしようかと相談しているところへ、そろそろ帰ろうと大人の人が声をかけてきた。みんなは帰り支度をしようと更衣室に向かう。僕もその後に続いて、プールサイドの脇にある扉を通り抜ける。その先は、更衣室に続く廊下に出るはずだった。でも、僕の目の前にはさっきまでいたプールサイドが広がっていて……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-15 14:08:28
1000文字
会話率:32%
マックスウェル侯爵家の凋落のきっかけは二つあった。長女エリザベスへの語学教師の称賛と王弟殿下からの婚約の申し込み。名を捨てて精一杯生きた彼女が最期に辿り着いた境地とは。
*短編「報い」のソーニャの人生、短編「処刑するのを惜しまれた男」に出
てくるカーシャの出生の秘密折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-12 08:04:46
7587文字
会話率:21%
春。
晴れて高校生となった本条七希は、その眩い才能と人目を惹く容姿で一躍有名人になっていた。羨望、称賛、名声、学園一の美少女の名を欲しいままにする七希には、ある苦悩があった。それは、七希の心が男だという事だ。いや、心が、ではなくかつて確かに
そうだったのだ。
そう、本条七希の苦悩とは――ある朝起きたら、女になってしまっていた事だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-08 17:16:13
105269文字
会話率:42%
辺境の村はずれに住む娘サクは、巫女の代理として祭で神楽を舞うことになった。
サクの舞は素晴らしかった。
それを見ていた王都の役人蒼月はサクを王都へ連れて帰りたいと申し出る。
迷いながらも父や友に背を押されたサクは蒼月の誘いに応じ王都で神楽座
の一員となった。
サクの舞は次第に評判を呼び神楽座の看板舞姫となっていく。
称賛の裏で悩みや葛藤を抱くサク、身の内に巣食う呪いに苦しむ蒼月。
どうやら蒼月の呪いを解く鍵がサクの舞にあるようで―。
サクに呪いを解くことはできるのか。
時空を超えた恋物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-29 20:00:00
90424文字
会話率:55%
この世界には能力という概念が存在する
能力がすべてを支配する世界で、強者は称賛され、弱者は容赦なく淘汰されていく。
中学3年生の一ノ瀬惟斗と月影透奈は、そんな過酷な環境で共に生き抜いてきた幼なじみ。無能力者とされる惟斗と、能力を秘めた透
奈が、互いに支え合いながら未来を模索している。
だが、その表向きの「無能力者」という立場の影に隠された真実が、次第に二人の運命に大きな波紋を広げていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-18 07:39:36
7333文字
会話率:41%
此処は異世界【エルデンティア】。
多種多様の種族が暮らし、自然豊かな世界だが、人の数だけ争い事や問題事が起こるのは、どの世界も一緒だった。
国同士の争い事は勿論。
貧困や格差、飢えに苦しむ者。
自分達ではどうしようもな
い、自然災害に悩まされる者など様々だ。
更にこの世界にはゲームや漫画等でお馴染みのダンジョンや魔物も存在する。
魔物は人々を襲い、ダンジョンは放っておけばいずれスタンピードを起こして、更に辺り一帯を自分の一部にしようと浸食していく…。
厄介極まりない存在──。
そんな世界に突如、とある冒険者集団が現れる。
その冒険者集団はメンバー全員が“女性”で、大変美しく、勇ましかった。
ある少女と麗人は、幾千もの魔物を薙ぎ倒し斬り伏せて、ある乙女は摩訶不思議な乗り物に乗って、人々の助けになる装置を造り称賛を浴びた。
そんな猛者達を束ねる清廉潔白で金色の少女。
その少女は難病に苦しむ者や、酷い怪我を負った者を治し、深い心の傷を抱えた者を癒して救っていった。
それだけではなく彼女は、誰かが困っていたらその身を挺してまで助力を尽くしてくれた。
その博愛精神と善行を見て、まるで女神の様な偉業や振る舞いだと人々は騒ぎ立てて、崇めた。
そして人知れず誰かが呟いた…。
『女神の遣い──【聖女】様に違いない!』と。
そんな彼女達を人々は敬愛と畏怖を込めて、こう呼んだ───。
【戦女神の救世主たち(ヴァルキュリアス・セイヴァーズ)】と!!
「なんか上の説明クソまじめだな…」
「そんな事よりカナメ! オレの『アンジュさん特製チーズプリン』返せぇっ!!」
「んな事まだ言ってんのか? ホント女々しヤツだなお前! その無駄にデケェー乳、揉み拉くぞっ!!」
「うがあああ! お前が悪いんだろうがっ!! もう許さないかんなっ!!」
「二人とも落ち着いて下さいっ! 本当はとっても仲が良いはずなのに、どうして……」
※妄想に妄想を重ねて、暴走した作品。寛大な心でお読みください。一応ちゃんとした男性や女性も出てきますが、基本は『女体化した野郎たち』の日常会話や冒険と戦闘シーンなどがメインです。女体化や性転換系の作品が苦手or気持ち悪いと思う方、不快と思う方はお読みになることをご遠慮ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-10 12:26:21
6088文字
会話率:40%
険しい道のりを諦めず進んできた熊。
しかし出会った動物たちが発したのは、称賛の言葉でも、労いの言葉でもなかった。
熊は次第に、自分の頑張りをちっぽけだと思うようになった。
最終更新:2024-10-29 14:26:50
2265文字
会話率:38%
西暦二〇××年。
あらゆる困難を科学で解決できると考えていた人類を混乱の坩堝に叩き落とした【ダンジョン】と呼ばれるモノが世界中に出現してから五〇年。
当時は世界中が大混乱に陥り、それこそ世界中で大小さまざまな騒動がひき起こされたものだが
、そんな騒動も今は昔の話。
今ではダンジョン内に生息する危険生物こと魔物や、ダンジョンに選ばれた者だけに与えられる概念。具体的にはレベルやジョブ、スキルや魔法といった特殊なモノの存在が常識とされる程度に認知されていた。
そんな中、ダンジョンに選ばれ、ダンジョンに潜り、ダンジョンに巣食う魔物と戦い、ダンジョン内でしか得られない資源を持ち帰る存在がいた。
科学の力ではどうしようもできない奇怪な存在に対し、特殊な力を用いて立ち向かい、人類の発展に寄与する彼ら彼女らのことを、人々は称賛と畏怖の念を込めて【探索者】と呼んでいた。
四月。探索者としてのデビューを迎えた、一見どこにでもいるような少年の身に尋常ならざる異常が生じる。
少年を襲った異常が齎すのは、変化かそれとも停滞か。
ダンジョンが生まれて五〇年。世界は変革の時を迎えようとしている……かもしれない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-27 14:34:05
261577文字
会話率:21%
レティシア・フォン・ラヴィールは「完璧な公爵令嬢」と称賛されながらも、内心では自由を求めていた。仮面舞踏会の夜、彼女は誰にも知られずに屋敷を抜け出し、初めて街を歩いた。
最終更新:2024-10-15 18:33:02
4277文字
会話率:30%