私の祖父達は、軍人だった。
国を守る。家族を守る。ただそうする事が、当たり前の世の中で、当たり前に軍人となり、戦争に行った。
二人とも還って来る事は、出来た。
そうする事が、出来た。
これは小説でも、文学でも、エッセイでも無い。
私個
人の覚え書きで有る。
何時か、甥っ子、姪っ子、まだ居ない自分の息子や娘に、曾お祖父さんがどんな人だったのかと、聞かれた時、答えとなる様に、書き残そうと思う。
私は、胸を張って、誇れる人だったと。何時か、伝えたい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-02-25 23:23:06
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