これは何度目の転生になるのだろう。あまりにも多すぎて自分でもよく覚えていない。
私、フェステリア(最初の名前)が初めて死んだあの日、自分には特殊な能力が備わっていることに気が付いた。
死ぬと勝手に発動するオートスキル「転生」
どうやら私には自我を失うことを許されない定めがあるらしく、その肉体を失っても魂は他者に移って人生を継続しなければならない運命を与えられていた。
一見うらやましく思える能力かもしれない。ただ、神様は残酷だ。
何度転生しても、すぐに死んだ。もともとは公爵令嬢だった。次に伯爵の愛人。王女もあったし、奴隷の娘になったこともある。
繰り返される地獄の日々。心はズタズタで、もう転生は勘弁してほしかった。
早く死にたい。本当の意味で。
「あ、やっちまった」
また殺される私。どうせいつもみたいに転生するんでしょ。
虫を軽々潰してしまったかのようなつぶやきを脳裏に残したまま、次に意識を取り戻した先の光景に、私は見覚えがあった。
「ここは……」
フェステリアの記憶と一致する。ただ、自分がフェステリアでないことは感覚でわかる。
「サミュエル王。謁見のお時間です」
サミュエル王って……。私がフェステリアだった時に婚約破棄された第三王子の父……。
……ん?それ、わたしに言ってるの??
私、次は王様になっちゃったの??折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-11 21:21:56
5615文字
会話率:46%
目覚めたら綺麗な女性が見つめていた。
白い空間に白い衣装を着た女性。
重たい体をベッドに横たえていた私は、彼女を医者だと思った。
会話するうち医者ではなく女神様で。
女神様のお気に入りの魂を持つ私は、特別な転生をさせて貰えるようだ。
神様だというのに、ちょっと思考が過激な女神様。
「ヒロインがヒロインの扱いを受けなかったらどうなるのかしら?」
妙な実験を私の転生先でしないで欲しいんですけど……
私を愛し子と呼ぶ女神様は、加護の他に色んな能力を授けてくれるらしい。
護衛は聖獣様。
白いモフモフ一体の予定が、いつの間にか二体授けてくれることになる。
転生先ではモフモフパラダイスかしら!?
前世でペットが飼いたくても飼えなかった私は、その事だけでも大満足だ。
魂をゆっくり休めなさいと女神様の言葉に目を閉じると―――
七歳になったその当日に、やっと記憶が蘇る。
どんな能力が私に授けられたんでしょう? 怖いもの見たさでステータスを調べると・・・?
「女神様、これはやり過ぎです!」
女神様に思わず強めに注意してしまった。
女神様は「愛しい子が学園に行くのが今から楽しみなの。ヒロインは学園で出会う事になるわ。」
傍観者の立場にすると仰った言葉に二言はありませんよね?
女神様までがヤバイという性格のヒロインは、私に関わり合いにならないようお願いします。
悪役令嬢らしいけど、一切悪役令嬢しない私の物語。
୨୧ ⑅ ୨୧ ⑅ ୨୧ ⑅ ୨୧ ⑅ ୨୧ ⑅ ୨୧ ⑅ ୨୧ ⑅ ୨୧ ⑅ ୨୧ ୨୧ ⑅ ୨୧ ⑅ ୨୧ ⑅ ୨
恋愛モードには年齢的にすぐ始まら無さそうです。
なので、ファンタジー色強めの恋愛小説として読んで頂ければ(*- -)(*_ _)ペコリ
アルファポリス様、カクヨム様にも連載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-22 15:00:00
109770文字
会話率:26%
少し未来の地球。
地球は人が住む環境ではなくなり、人は人以外のモノになってしまい、秩序は消え去った。
そんな地球でかろうじて人の姿を維持している少年アレックスは、小さな車で旅をしている。
化学技術は失われ、文明は衰退の一途をたどっ
ている地球では、火薬で弾を撃ち出す銃が最大の武器だ。
「レーザーもレールガンも無い、ワープもできなければ宇宙船も無い。こんな何百年も前の武器が頼りだなんてな。神様は残酷だ」
少年が世界を生き抜くためには襲ってくる人を、いや、人だったモノを殺すしかない。
いやいや覚えた銃の腕で、少年は世界を旅していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-29 20:50:34
1664文字
会話率:13%
奏でる音楽が、魔法となる。
生まれ持った魔力は大きいのに、自分に合う楽器が見つからず、落ちこぼれていた少女セレナ。
彼女が待ち望んだ楽器は、厄介な案件と一緒に現れた。
大国の皇子妃なんて望んでいない。神様は残酷だと嘆くセレナは知ってしまう。
過去も現在も未来も、すべては世界樹の意思によって決められている事を。同時に、自分が世界樹の意思に干渉する力を持った存在である事も。
セレナは未来を変える決断をし、そうして異界である「チキュウ」の知識を手に入れる。
これは、運命を変えるために少々偏った異界の知識を使って色々と奮闘する少女と巻き込まれる婚約者の物語である。
「ちょっと待ってセレナ、どうして僕が猫耳つけた他国の皇子を描かなきゃいけないの!? バレたら外交問題だよ!?」
「大丈夫です。私を信じて筆を進めてくださいませお義兄さま! 私とお義兄さまの未来の為です!」
「何が!?」
(※転生モノではありません。R15は保険です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-22 14:08:13
14730文字
会話率:22%
“僕は君の弱さが見たいんだ。隠しているその弱さが…”
僕の10歳下の弟。
僕を照らしてくれる希望の“輝”
やっと自立して、今から始まろうとしていたはずの未来。
なのに神様は残酷で…
最終更新:2016-10-16 15:37:18
34061文字
会話率:33%
『人を好きになる』
人間、人生に一度は体験をするであろう感情。
友達からの恋。幼馴染からの恋。先輩、後輩からの恋。
先生、生徒からの恋。一目惚れからの恋…。
どれであっても不思議ではない。
_これは、決して許されない恋。
高校3年生、
神咲友樹。
僕の好きな人は…名を茉里という。
本名は神咲茉里。
双子という血縁関係…。
どうして、どうして…神様は残酷だ。
神様は乗り越えられる試練しか与えないという。
じゃあ神様…僕らのこの恋は、叶うのですか?報われるのですか?
僕らは、幸せになれるんですか…?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-13 00:04:48
1517文字
会話率:39%
悲しい恋のお話だと思います。
ぱっとした思いつきで書きました。
ご意見、ご感想をお聞かせ願います。
最終更新:2015-06-25 00:10:18
1208文字
会話率:14%
小さい頃から、幼馴染かつ王子様である彼に恋する私。けれど、神様は残酷だった。
最終更新:2013-04-14 05:00:33
1889文字
会話率:28%
主人公の大瀬智耶は、ある日ひょこんな事からある少女との接点を持つ。次第に惹かれていき…。友人の助けや自らの行動が実り、恋人の関係になれる。
しかし、神様は残酷だった。
不意な交通事故により、少女は亡くなってしまう。
文字通り目の前が真っ暗に
なってしまった智耶は、精神を患い入院してしまう。
しかし、これもまた神様のいたずらなのだろうか?
友人の心強い言葉でまた現実に目を向けていく。
再び生きる糧を見つけたのもつかの間、智耶は別の病気に再び侵されてしまう。
自分の生きている道筋は、|運命《さだめ》なのか。
それとも神様の気ままないたずらなのか。
人の心をも揺るがす人の言葉。
永遠に近づいていく智耶。はたしてその運命は――!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-12-27 12:44:34
1836文字
会話率:23%