知らないことを知らないままにはできない。
最終更新:2023-06-11 15:49:27
1158文字
会話率:45%
世界には数多の戦争や動乱が溢れ、いがみ合いや諍いが絶えなかった。
人間は自分たち以外の種族を蔑み、排他していくことだけでは飽き足らず、人間同士でも殺し合いを引き起こす。表向きは平和に見えても、常にどこかで争いは起こっていた。
そして
、この世界には人間の殺めた魔族により呪われ、強大な呪いの力に苛まれる者たちが存在した。人々は彼らを“呪い持ち”と呼び、恐れて忌み嫌った。
その“呪い持ち”の中で、身近な者たちに不幸を呼び込み死に至らしめる呪い。“喰神の烙印”と呼ばれる力を継承し、永遠を生き続けることを余儀なくされた一人の少女の存在が、世界の混沌とした流れを作り替える『黎明の立役者』として、一つの手記に残されている。
呪われた少女――、ビアンカは、今は亡き故郷で交わした彼の人との約束を果たすため、独りぼっちで旅を続けていたという。
手記には、その少女が多くの争いごとに身を置き、多くの人々と出会い別れていく様が書き綴られていたのだった。
これはその手記に記された、一人の少女の旅路を綴った物語である。
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折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-09 20:00:00
517714文字
会話率:38%
『たとえ全てを敵にしても、君を守る』ーーー
魔術留学から帰国し、蔵書館に配属された魔術庁新人職員コハク。そこで出会った青年は、何やら秘密を抱えているようで……
/初出2010年。自サイト閉鎖による転載。
最終更新:2019-11-21 23:00:00
25012文字
会話率:45%