砂岩 小説家になろう　作者検索

石は楽しいです！楽しさを表し切れません。

雨上 夕はアルバイトを転々としていた。ある日、バイトをまたクビになった夕は怪しげなチラシを頼りに探偵事務所の採用試験に向かう。そこで術と呼ばれ不思議な能力を使う術師と出会う。

　そこは黄昏の地。 　砂と荒れ地、砂岩でできた粗末な建物。 　砂嵐は容易く人を惑わし、一滴の水に人は命を賭ける。 　そこでは魔術は忌まわしき業・見られれば命を狙われるような禁忌であり、鉄は黄金に等しい。 　それこそが沈みゆく太陽の世界、我等が生きる世界である。 　 　ブログに掲載していたものを再掲折りたたむ>>続きをよむ

不審火で焼失した祖母の古い屋敷跡を訪れた琉夏。残されていたのは砂岩の塀と焼け焦げた古い土蔵。庭石までが焼けただれた庭に、なぜか１本だけ瑞々しく伸びる桐の木が…。不思議な既視感とともに封印された記憶が呼び覚まされる。

日常に潜む非日常。 忘れていた残酷な現実が幻想にのまれる話。

照りつける太陽の光の下、一人の男が熱せられた大地の上に立っていた。男の名はマーグと言う。高額の賞金首のマーグは砂岩地帯にて盗賊に襲われてしまう。力尽き絶体絶命のマーグは渾身の力で張り上げた声を使い抵抗するのであった。

そこでは人が石を残す。 石は人を語る。人生を物語る。 鋼のように固く美しいものがあれば、砂岩のように脆く崩れるものもある。

そこでは人が石を残す。 石は人を語る。人生を物語る。 鋼のように固く美しいものがあれば、砂岩のように脆く崩れるものもある。