ハワナック王国には勇者がいる。十年に一度の大会で優勝した者に与えられ、西に魔物が現れれば退治しに行き、東で戦争あらばすぐさま駆け付ける。そんな何でも屋のような職業だ。
そんな勇者に、怖がりで泣き虫な義妹が手違いでなってしまった。
しがない道
具屋を営んでいるアインラハトは義兄として、とても心配する。
「会場の石舞台を素手で砕いたらしいな!」
「相手が戦意喪失して腰抜かしたって?!」
「剣だろうが鉄球だろうが、拳一つで瞬殺だとか…」
そんな噂は対戦相手が優しくていい人でいろいろと自作自演して頑張って工夫して貰ったからに違いない。
可愛いくて泣き虫の義妹が、そんな最強の勇者だとか本気で言ってる?
―――猫被りの義妹の最強っぷりを、義兄だけが知らない物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-12 00:00:00
50572文字
会話率:41%
奈良県の明日香村の甘樫丘と石舞台に関する私見と奥の細道序文に関する雑感のエッセイである。
最終更新:2017-09-24 19:08:07
1842文字
会話率:4%
奈良明日香村で天体観測をした東京の天文博士が伊勢二見が浦の観光駐車場で死体となって発見された。三重県警は殺人事件として捜査を開始する。一方、大和太郎は秘密結社のブラッククロスを監視するCIAからの依頼を受けてアレキサンダー大王のミイラと彼の
内臓が入ったカノープスの壺があるエーゲ海の場所を特定するために活動を開始する。その活動に絡んで、太郎は警察庁の刑事局長補佐から天文博士殺人事件への捜査協力も依頼される。天文博士殺人事件にもブラッククロスが関係しているのか? 太郎は依頼を全うできるのか?キトラ古墳の古代天文図がどのように関係してくるのか?殺人事件の解決に過去の意外な事件が絡んでくる。その前編。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-18 19:01:30
59044文字
会話率:24%