【作品補足】
2018年執筆、ライトノベル新人賞向けの長編第6作目。GA文庫大賞2次選考落選・電撃大賞3次選考落選。拙い内容ですが、ここに供養します。
【あらすじ】
多元宇宙から電力を取り出す相転移炉の副産物として、異世界から多種多様
な者達が転生してくるようになった洋上実験都市マルクトル。
そこで身寄りのない異世界転生者を保護する見習い〈異世界交渉士〉タクトは、刺客に追われていた〈ヴラッドアリス〉ラキエスの奇妙な力で、彼女が想い描く騎士そのものと化して見事敵を退ける。
かつて予言の姫巫女だったラキエスが人生を捨ててまで転生したその目的とは、未来視で見た騎士タクトを従え、そして異世界を越えてでも未来に生き延びること。
タクトは協力関係の約束と引き換えにラキエスという強烈なパートナーを得て、小さな許嫁・沙夜とも衝突しつつも、異色の交渉士としてマルクトルで活躍していくが――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-18 20:00:00
157322文字
会話率:38%
惑星航路が確立した現代、主星オリオンを中心とした五つの恒星系にわたって人類は繁栄していた。
過去の戦争の記憶も、もはや人々から忘れさられたこの時代、その恒星系のなかでも比較的時代の古いここ、辺境の惑星ロンデニオンのポートでサツキは警備に
就いていた。
宇宙空間を旅するには、現在二通りの方法がある。一つには太古から続く通常空間を移動する方法。これには主に光子を推進力に使ったもので、光速の約99%で移動することが可能となっている。もう一つがゼロ空間を通る方法。この理論が完成されて初めて惑星航路というものが成り立ったといっていい。
ブレーンワールドにおいて、そのブレーンが閉じているシャボン玉の表面の膜のようなものだとした場合にその内側にある世界、低空間と名付けられたその状態に於いて、距離というものはまったく違った尺度をもって表れることになる。そして真の真空というべきエネルギーが完全にゼロになった状態では、従来の距離という感覚は意味を持たなくなる。
この低空間──大雑把にゼロ空間と呼ばれることが多いのだが──を通過することに依って光速度を越える移動が可能になったのだった。
しかし、従来の通常空間から脱出する為には、光速を突破するということが不可欠であった。勿論物質がそのままの状態で光速を突破することは不可能であるとともに、ゼロ空間に突入した時点で、すべての通常物質は崩壊することになる。エネルギー値の違いから存在不可能になる為に。
それを解決したのがタキオン発生機と位相コントローラーによる疑似フィールドの開発であった。
これによりゼロ空間航行が可能になり、惑星航路が整備されることとなったのだが、いまだ現在ではゼロ空間からの任意の位相転移の技術はなく、もっぱら通常空間に設置したアンカーとよばれる位転装置なくしては通常空間に復帰することは不可能だった。このアンカーを設置した場所のことをポートといい、いわば惑星国家の玄関口としての機能をはたしていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-29 20:54:22
9125文字
会話率:52%
どうか読まないで、スルーしてください。
熱力学のエッセイを書きたかったですが、教科書の副読本、いや個人的なノートみたいなものになってしまいました。
対象は大学一年生の物理、化学、電気、機械科で、授業で本格的な教科書読んでいる方になってしまい
ました。
もっというと、その頃の私に向けて書いたピンポイントな文章です。
数式、バリバリでます、ごめんなさい。
他の誰でもなく、昔の自分に書きました。
では、あしからず。
*作品では、熱力学の記述に関して、厳密性よりもイメージの理解を優先しています。しかし、根本的な間違いや私の記述がかえってミスリードを導く可能性があります。ですので、その都度修正するかもしれません。
*このような話題を図、表なしに書くのは難儀でした。数式も見にくいです。ご容赦ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-30 00:20:00
19387文字
会話率:2%
相転移の詩にしたかったのですが。
最終更新:2022-08-21 12:00:00
555文字
会話率:0%
相転移をしたと言っても、本当かどうかわかるすべはない。
キーワード:
最終更新:2021-05-31 00:00:00
258文字
会話率:10%
別の宇宙空間と、この世界の一部がつながって、相転移のために都市の一部がゴミ捨て場になった世界。俺は、向こうの世界から来たという2人の少女と共に生活することになった。
最終更新:2013-12-25 00:00:00
6603文字
会話率:41%
相転移……………………
最終更新:2021-02-03 00:49:56
399文字
会話率:0%
近代ヨーロッパの誤配と支配構造の相転移
最終更新:2020-05-30 06:28:07
473文字
会話率:0%
※本稿は打ち切りました。再開のめどはないです。
頽廃都市の特異点を超えて、魔が地上を闊歩し、鬼が成層圏を支配するようになった世界。ヒトは三相転移コンテキストによる遺伝子状コンピュータを得て魔術を記述し、スフィアと呼ばれる大陸を地上と成層圏
との間に浮かせて移り住んだ。遺伝子を奪い合い紛争が絶えない時代、スフィア・ミミッドの生徒騎士隊長を務めるコロンはスフィア間の複雑な国際情勢と陰謀に巻き込まれ、戦争を強要されていく――。全六話予定。重複投稿。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-01-21 23:27:13
92066文字
会話率:26%