高校の入学式を翌朝に控えた、とある春の夜、就寝中に突如として異世界へ転移してしまった一人の少女。
不可思議で、まるで現実味のないその出来事は彼女の兼ねてからの憧れで、夢としても掲げる「異世界転生」とほぼ同義であった。
現実とはとても
言い難い世界で目蓋を開いた少女は、ザ・シスターな風貌の女性と出会うことになる。
しかし、少女の発言に違和を感じて表情が曇り始めた彼女は、鑑定スキルを使用するが、ますます様子がおかしくなり始め……。
更に少女が妄想に妄想を重ねて想像していた異世界転生とは、どうも何かが食い違っていて──。
何だかんだあって結局現実の世界で朝を迎える少女は、幼なじみとともに、自身らの入学式が催される高校へと向けて足を運んでいくのだった。
小さい頃から食べることが大好きな二人の少女は、同じくして食べることが好きだと言う少女たちとの出会いもあり、高校生としての新たな生活に食を交えて全力で謳歌したりしなかったり。
賑やかになっていく日々は少女を取り巻き、特に異世界に転生とかするわけでもなく(?)、ただただ愉快に平和な時間で彩られていく。
夢は異世界転生、勉強は不得手。食べるの大好きだけど苦い物は苦手。
特殊なスキルがあるわけでもないのに、異世界との繋がりを持ってしまった、極々普通の一般的な少女が待ち受ける運命や如何に────。
「え、別に事件とか急展開とか何も起こらないって? そんなまさか、嘘でしょ? じゃあ私の存在意義って一体……。本編始まってもないのにもう実質リストラってこと? っていうかあらすじでこんな大胆に展開のネタバレしちゃって大丈夫なの?」
そんなこの物語は、何かが起こりそうで起こらない、何気ない少女たちのありふれた日常をだらだらと描いた、空気系飯テロコメディ。
笑いあり、涙は九分九厘無しの、そんなお話である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-03 12:24:14
81667文字
会話率:34%
ある時俺は、自殺する女の子を救おうとして、誤ってマンションの屋上から落ちてしまった。
死んだと覚悟した俺の耳に届いたのは、「ゲームスタート」の声。
訳も分からず目蓋を開いた先には、見覚えのない景色が広がっていたのだった。
魔法、ドラゴン、貴
族といった馴染のない世界に足を踏み入れたが、変わったのは世界だけ。
俺は取り残されたように、何の変化も無い生身一つで死と隣り合わせな異世界を彷徨う羽目に。
使えるモノは魔法ではなく、スマホにライター、ボールペンの日用品ばかり。
そんな世界で生き抜けるはずも無く、俺はあっさりと命を落とす。
『ふりだしに戻る』その文字と共に目を見開く先には、また始まりの景色が広がっていた。
死んだらすべて初めから、やり直しを駆使して戦う最弱一般人の物語、始まります。
この作品のキャラクター一覧を作りました。
良ければご覧ください。
https://ncode.syosetu.com/n5098gg/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-02 18:09:45
1292415文字
会話率:30%
あるいは、閉じた目のまた開く時。
最終更新:2022-11-23 08:05:10
961文字
会話率:0%
【すでに書き終えている小説を書き直し、新たに載せてゆきます。文を書く力もまだまだなのでこれでも読みにくいと思います。どうしても広く人々に伝えたい物語なので少しずつですが頑張ります】
この小説は、ALSになった母と僕二人の生活、そして僕自
身の人生をそれぞれの主人公達にのせて描いた世界の物語です。
二度と自分を許さないと決めた僕の「そうでありたかった」そんな世界に触れてみて下さい。
---「経験し、想像してみてください。例えば五分間。あなたは眼球以外の体の動きを止め、天井や壁、もしくは何も無い部屋の一角をただ見つめ続けてください。苦痛が待っているはずです。しかしその苦痛は本当の地獄ではありません。なぜならあなたのその苦痛は五分後に解かれ元に戻るとわかっている五分だからです。
想像してみてください。例えばその五分が、最期まで続く人生を」---
○主題歌を作りました。 「最初で最後の再開」 https://youtu.be/-9bATvNPj7o
ALSは筋萎縮性側索硬化症という難病です。全身の筋肉が弱り、最後には目蓋も閉じる事ができなくなります。ただ、この難病が及ぼす影響もそこまでです。つまり心は健康な時のままなのです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-03 22:08:37
11443文字
会話率:47%
ある国のクイナと言われる丘には小さな町がありました。そのクイナの町には石畳やレンガでできた道があり、同じような素材でできた家が並んでいます。これは、変わらない町の中で、変わってゆく人々の物語です。
カラキランコロン。玄関のドアに付けられ
た鐘の音が響きました。今日もまた、夢の家にミロクおばあさんがやって来たのです。朝食の支度をしていた夢は、とても嬉しそうに玄関の方へと駆けて行きました。夢にとってこの鐘の音が、クイナの町の住人達との幸せなふれあいの始まりです。
「はーい、おば様どうぞー!」
そしてそれは、明日も明後日もいつまでも、ずっと、続くのだと夢もおばあさんも思っていました。
そんなある日、夢はおばあさんと一緒に病院へ行く事になりました。
そしてその日を境に夢とおばあさんの大切な日日が始まりました。
誰が悪いわけでもなく何が悪いわけでもなく、多くの人の人生には悲しみというものが訪れます。夢はこの日からおばあさんとクイナの町の住人達とその悲しみの中に入って行きます。決して美談では終わらない救急救命処置、声を失う人工呼吸器、医療の誤診、介護サービス従業員によるドライヤーでの火傷、そして別れ。そんな悲しみを乗り越えながら主人公の夢は一つの人生を生きて行きます。
ALSは筋萎縮性側索硬化症という難病です。全身の筋肉が弱り、最終的には目蓋も閉じる事ができなくなります。ただ、この難病が及ぼす影響もそこまでです。体だけが動かなくなるのです。つまり心は健康な時のままなのです。例えば5分間、家の壁、会社の壁、教室の壁、天井、窓、それらをじっと見つめたまま、目蓋や眼球以外は動かさずに過ごしてみてください。きっと多くの人は苦痛を感じると思います。しかし病気になり寝たきりになると、それは10分、1時間、5時間、終わる事なく地獄のように続いて行くのです。ただ、誰かが悪いわけではないのです。患者が抱く家族への気持ちや、一つの心に二つの人生を重ねる家族、病気の介護には価値観を変化させる必要があるのです。
この物語の主人公達はどんな世界をその瞳に焼き付けてゆくのでしょうか。
この物語の元になったオリジナル曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=v8b66qS5jAA&feature=youtu.be
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-30 16:38:58
315941文字
会話率:40%
妹の沙月は、俺と顔を合わせるたび不快そうな顔をして「キモい」と言う。
何かしたわけでもなく、何故か妹は兄である俺のことをすごく嫌っていた。
そんなある日、学校から帰ってきて俺がリビングのソファで眠りに落ちそうになっていたら、妹が学校から帰
ってきて、俺のいるリビングに来た。
ふわふわとした夢と現実の間。
目蓋の向こう。
普段の尖った言葉じゃない、甘く切なげな妹の声。
そして、柔らかな妹の唇が俺の唇に──────
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-13 17:00:29
3312文字
会話率:44%
VRMMO『アストラル・ワールド・オンライン』を銀髪赤目の吸血鬼のゴスロリ少女『アリス』でプレイしていた
青年は、仲間とボスを倒しパーティーを解散した後ログアウトした。したはずだった。
突然目蓋越しに強い光を感じ目覚めた場所は自分の部屋
ではなく大草原で、自分の身体はゲームでの
プレイキャラである『アリス』になっていた。
異世界転移したのだと悟った青年。
いつも以上に動く身体とゲームで得られなかった感覚にワクワクを抱いて、青年は異世界での1歩を
踏み出そうとする。
青年はまだ知らない。この世界がどうしようもないくらいに残酷な『リアル』であることを。
青年の転移から50年後、物語は幕を開ける。
この作品は最初にプロローグとして1章の序盤を書いた後に、本編が21章から始まります。
1章~20章は章の合間に書いて行きます。
更新は区切りのいいところまでまとめてになります。ひと月~ふた月程かかります
2020.11.25追記・次回更新は今月中に行います
ボーイズラブはTS主人公の精神的BLに対する保険のはずだったんだけど、
予想外のところからBL要素?っぽいの沸いて出ました。
ガールズラブ要素は色々それっぽいのが出てきます。女吸血鬼カーミラ的なのも含め
挿絵は時間を見つけて描いていきますので、挿絵の追加頻度は低いです
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-01 02:14:13
510550文字
会話率:29%
寝床につき目蓋をおろす
キーワード:
最終更新:2020-04-08 19:00:00
379文字
会話率:100%
君にしかできないことがある。そんな声が滝壺から聞こえた気がして、少年は十二月終わりの冷水に飛び込んだ。
気がつくと全長二mと少し、右目蓋には決して消えない傷跡。隆々とした肉体に、そして傍らには十本の剣。
一つを鞘から引き抜けば、弱々し
い掠れ声でどこからか『私は失敗した。…………剣を手放すな』という声と、確かに真っ二つになって息絶えようとしている水面に映る自分の姿が直接脳内に浮かんできた。
どんな理由でこの世界に誘われたのか、十本の剣が何を意味するかも分からないまま、太刀未来(一浪中十九歳)は今までの全てを捨て置き未来を切り開いていく。
アルファポリスでも連載中です。初めてなので至らない点もあると思いますが、楽しんでいただけたら幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-02 15:24:11
3892文字
会話率:21%
グワンと天地が引っ繰り返る。
その目蓋の裏に世界が創造される。
青銅の下す決意とは。
キーワード:
最終更新:2020-01-26 21:19:53
1503文字
会話率:71%
昨日の後悔とともに、明日の不安がいつまでも続いていく。同じ時間を繰り返すように。
最終更新:2019-08-10 03:18:47
506文字
会話率:0%
登場人物にキャラ付けしまくったら全員キチガイになったのでタイトルが決まりました。
一人称で進む話です。半サイコパスだらけなので気をつけましょう。
最終更新:2018-01-20 15:00:22
841文字
会話率:26%
私はいつも、目の奥に何かを感じている。
私の心臓はきっと目の裏にある。
ずっと思っていた。
目の裏にあるそれは、いつでも付き纏う。
私に何かを訴えるかのように、、
私の何かの何かが、隠れるように、
しかし確実に「ここにいるよ」と言ってい
る。
私は何者なのか。
目蓋の裏から始まる、少女の無為なライフステージ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-20 23:35:30
988文字
会話率:0%
友達が、死んだ。
その知らせを受け取った私は泣いた。酷く哀しんだ──のだと、思う。泣いている内に分からなくなってしまったのだ。中学を卒業して以来疎遠になり、せいぜい部活が一緒だった程度の──その部活でさえ途中でやめてしまったのに──私は、本
当に泣くほど哀しんでいるのだろうか?(重複投稿)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-01 22:15:47
18574文字
会話率:23%
いつも変わらないあの日の思い出
最終更新:2016-06-06 00:32:12
298文字
会話率:0%
憧憬を抱く二人。目蓋は現実との境目
最終更新:2014-05-06 05:54:43
1318文字
会話率:41%
春の訪れとともに、目覚め始めるキノコたち。
わたしもその一つだったりします。
木漏れ日の中、重たい目蓋を開くと――そこは知らない森だった……?
個性的なキノコに囲まれ、紆余曲折しながら姉、「色変薔薇嶺(イロガワリバラネ)」との再会を
求め、故郷を目指す――
そんなわたしの大冒険がいま、始まりますっ!
※この作品は株式会社双葉社主催「モンスター文庫大賞」分岐の「キノコの娘大賞」応募作品であり、「oso的 キノコ擬人化図鑑」をモチーフにした二次創作作品です。
加え、筆者は二次創作が初めてですので、設定内容に違反があるかもしれません。
その場合、別途指示下されば必ずその指示に従いますので、いきなり消すとかマジ勘弁してください。頼みますよ、運営さま。
「oso的 キノコ擬人化図鑑」公式ホームページはこちら
http://toolate.s7.coreserver.jp/personification/
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-02-16 18:27:01
63103文字
会話率:36%
「目蓋」と同じシリーズになります。
恋人を殺しちゃった男のひとの話。
最終更新:2014-06-14 17:41:05
601文字
会話率:16%
超超超短編。300字未満。
恋人に振られた男のひとの話。
最終更新:2014-06-14 17:20:41
393文字
会話率:0%
主人公の視点しか存在せず台詞もありません。そして暗いです。
最終更新:2009-08-11 04:31:43
957文字
会話率:0%