ベルティーナは伯爵家の娘だが、家族に見放され、ずっとひとりきりで過ごしてきた。やがて年頃になった彼女は、政略結婚の手駒として見ず知らずの男性のもとに嫁ぐことになった。
しかし夫となったシルヴィオは彼女のことを毛嫌いし、目を合わせようとも
しない。嫁ぐ前と同じ孤独な日々を、彼女はただ過ごすのだった。
そんなベルティーナは、ある事件をきっかけに決意する。ここを出て、子供の頃からの夢をかなえにいこう。はるか南の海にあるという、緑色の海を見にいこう、と。
彼女がいなくなって初めて、シルヴィオは彼女が隠してきた思いを、秘密を知る。そうして彼もまた、屋敷を飛び出したのだった。彼女を見つけ、今度こそ夫婦としてやり直したい、そんな願いを胸に。
(全28話のお話です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-02 12:07:00
91229文字
会話率:36%
親戚の美少年に懐かれて以降、彼は家によく来る様になった。
私としては出来る限り彼を遠ざけたいので、質問をなげかける。
『学童は? 他の人の家は?』
『行かないよ。不用意に触れて来るから』
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思わ
れたら申し訳御座いません。
注意事項2
恋愛です。R15です。
苦手な方はご注意下さい。
書いてて気持ち悪くなりました。
江戸川乱歩先生の気持ちが分かります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-24 18:09:48
1133文字
会話率:54%
お前に、俺の名を背負う覚悟があるのか?
御方はその様に仰って、此方を見下ろした。
その言葉の意味が分からないとは言わない。
その御方の名前を背負うということは、全てを背負うという事。過去も、現在も、全て。
注意事項1
起承転結はありません
。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
何度でも書いて、また書いて、それでもまた書き続ける。
生涯かけて、納得いく物はきっと出来ないとおもうのです。
でもそれこそが最大の奉公になるように。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-09 12:57:29
846文字
会話率:43%
主人公マルコはしがない武器屋のおっさん。
毎晩、食堂の肉野菜炒めを食べるのが日課だ。
ある日。
そんな彼をじっと見つめてくる美女がいた。
彼女はエルミリーという名の戦士で、若くして冒険者ランク『SSS』となった町の英雄。
(じーっ……)
町の超有名人が、なぜ俺のことを見つめてくるのか……。
マルコは不思議だった。
しかも目を合わせようとすれば、顔を真っ赤にして視線を外すのだ。
(あっ……)
恥ずかしそうにはっとして、モジモジしながら何か話したそうにしている彼女。
再び肉野菜炒めを食べ始めると、彼女はマルコに視線を戻す。
(じーっ……)
そこで思いきって話しかけてみることにしたのだが……。
ラブコメからはじまる成り上がり物語。
さくさく読めるほのぼの&じれじれ。
息抜きや時間つぶしにお読みいただければと思います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-10 23:00:00
57931文字
会話率:62%