離れた場所で起こった二つの殺人事件。
その謎を解くために、かつて女子高生探偵として有名だった女子大生、鈴村愛(すずむら めぐみ)と敏腕女刑事、春野時雨(はるの しぐれ)がそれぞれの事件の捜査に乗り出す。
同じ頃、今秋にオープンするデパ
ートの最上階フロアを貸切って行われる“美野宮華道展”に向けて、伝統ある華道の家元、美野宮家ではその準備に追われていた。
そんな中で、美野宮家長男の美野宮慧(よしのみや けい)は最近になって自分が出掛けた場所二箇所でそれぞれ違う殺人事件が起きている事を知り、気が気でなくなっていく。
やがて、二つの殺人事件は、二重人格障害を持つ、ある一人の女性、風見舞奏(かざみ まかな)に行き着く。
六人の主役が交差し、過去と現在が交差する、ダブルクロスストーリー。
※この作品には探偵 白夜叶愛シリーズの登場人物が現れますが、シリーズから何年か先の話になっており、この作品単品でもお楽しみいただけるように配慮しております。
※この作品は、ある方のオリジナルキャラクターとのコラボ小説になっております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-11 21:55:14
7098文字
会話率:26%
ある日、遠藤一家で起こった一家殺害事件。
凶器無き密室殺人の中、たった一人長女の優理だけが生き残ってしまう。
故に彼女はこの事件の唯一の目撃者でありながら、最大の容疑者として警察に疑われる事になる。
但し、あろう事か、彼女は事件現場に居なが
ら自分一人が生き残ってしまったショックにより、記憶喪失に陥ってしまっていたのだった。
訳の分からないまま警察に疑われる優理は「自分の無実を証明して欲しい」と、噂を頼り頼りに巷で名を馳せているという“二人の名探偵”を頼る事に——その一人が名探偵、白夜叶愛だった。
叶愛と結、尚弥の捜査により更に浮かび上がる三人の容疑者達。
そして「これは優理一人を置き去りにした一家心中だ」と推理するもう一人の名探偵も現れ、物語は警察VS探偵VS探偵の三つ巴推理合戦へと絡まっていく。
凶器無き殺人、二重密室、記憶無き目撃者——
清楚系美女の名探偵、白夜叶愛と新人小説作家、新橋尚弥の恋人コンビがこの稀有で奇妙で難解な殺人事件へと挑む。
「掛け替えのないものをあるものにしようとした時、人は感情という大事なものを失ってしまうのかも知れませんね」
家族の存在とは、愛情とは、何なのかと——白夜叶愛が今、あなたに問いかけます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-25 01:36:07
45032文字
会話率:30%
前作「差し出がましいようですが。」から二ヶ月後のある日を描いた番外編。
容姿端麗、頭脳明晰、超毒舌の名探偵、白夜叶愛を語り部に迎え入れ、物語は進行する。
六月某日に彼女が経験した出来事、意外な真実がそこにあった。
尚弥と結の不在に何があった
のか、叶愛が出会ったのは一人の小説家を目指す少年だった。
これは、サイドでショートでシークレットな、そんなお話。
「初心は夢の土台ですからね。忘れると夢には届きません」
※前作を知らなくても楽しめます…お、恐らく(・_・;折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-24 20:08:42
12585文字
会話率:18%