私がいま生きている皇国では、初代皇帝がもたらした異世界召喚の権能「聖女召喚の儀」が連綿と続き、毎年1人以上の聖女が異世界から召喚されている。これまでに召喚されてきた聖女は1000人を遥かに超えているというわけ。でもそれだけじゃない。私が物心
ついてから十数年、なぜかそれだけの期間で300人以上もの聖女が異世界から召喚されているのだ。
そして最後に、ここからが超重要なのだけれど、このひとり語りはすべて私の走馬灯だ。私はこれから死ぬ。というかもう死んでると思う。クラス内で何十人もの愚かな転移転生聖女たちが起こした派閥争いの途中、圧倒的な聖属性の魔力が学堂にほとばしり、その余波を受けて私の全身は消滅した……。
はずだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-24 07:30:29
184173文字
会話率:57%
パーティー会場にて、公爵令嬢オフィーリアは、王太子であるダッサムから婚約破棄を宣言されていた。
どうにも、異世界から転生してきた聖女様を、オフィーリアが苛めたことが原因らしい。
「殿下、こちらが婚約解消の書類ですわ。公爵家側の署名は済ま
せてあります」「何!?」
しかしオフィーリアは負けない。悲しいし辛いけれど、どうにかこの場を乗り切らなければと頑張っていると、なんと突然、パーティーに招いた隣国の皇帝が倒れてしまう。
こんな時こそ薬の出番だと、国家薬師の資格を持つオフィーリアは立ち上がった。
そして、皇帝──シュヴァリエの命を救うために薬を口移しで飲ませた直後、オフィーリアの人生は一転することになる。
「私の国では初めてキスをした者を妻にしなければならないんだ」「……えっ!? つまり……?」
これは、婚約破棄されたオフィーリアと、実はオフィーリアのことが好き過ぎて重大な嘘をついてしまったシュヴァリエの、始まりの物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-17 07:10:13
14004文字
会話率:39%
やさぐれ異世界転生聖女がただただぼやいてます
恋愛要素低めで、ただただシュールです
最終更新:2021-05-11 11:55:12
2579文字
会話率:8%