短大を卒業した翌日、就職先が倒産しました。
世の中やっぱり理不尽なんだなぁと知った、佐々木春穂二十歳の春。ヤケ酒に酔い潰れてその辺で爆睡するという人生最大の恥の中、介抱してくれたのは見目麗しいパン屋の青年で。
「ねえ。君、うちで働いてみな
い?」
稼ぐに追いつく貧乏無し。飛びついたその提案の先で、春穂はどんな未来に行き着くのか?
━━これは、ひょんなことからパン屋に勤めることになった春穂が、新たな友情を見つけたり、ご近所の幼なじみカップル(未満)にやきもきニヤニヤしたり、なんなら自分も恋に落ちちゃったり、果ては訪れた立ち退きの危機と闘ったり……しながら、基本おいしくパンを食べるお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-11 00:00:00
162873文字
会話率:46%
会社の同僚が、息子さん(当時中三)の激しく面白い夏休みの宿題の話を聞いて妄想が止まらなくなった。それを当の同僚さんに昼休み中使っても話しきれず、ならばと22年ぶりに書いてみたのがコレ。
書いた勢いでアニマの原作賞に出したけど撃沈した後、リ
メイクしました。
夏休みもあと3日、宿題の追い込みをしていた俺(高橋圭治)は大きな黒い物が空から降ってきたのを見て慌てて庭を覗いた。
振ってきたのは物ではなく鎧装束と陣笠のレトロな装いの男だった。これってテレビのロケ?それとも町興し?!
やがて目を覚ました男は、自分が戦国時代の武士で、仕えている城の姫様と城を落ちのびる途中だったと言う侍マジなりきりのアブナイ奴だった…
俺は訳も解からないままにそいつの姫様探しを手伝うことになって…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-07-09 00:49:17
28535文字
会話率:55%