社会人四年目にしてしっかり挫折していた大貫周(おおぬき・あまね)は、ある日突然、異世界に転移する。
転移直後に魔物に襲われた周は、剣すら握れないながらも特異なバフを付与できることに気づき、その場に居合わせた少女・アネサとともに難所を逃れた
。
聞けば、アネサは冒険者ギルドのマスターだという。老舗ではあるものの競合ギルドに押されて、解散の危機に瀕しているという。
アネサには助けてもらった恩がある——。
何より、自身と似た目をしている——。
行くあてもない周は、自分のバフを冒険者向けの商品とすることで、アネサのギルドの立て直しを手伝うことになる。
小さくて古くさいギルドを通じてアネサたちと関係を深めていく周は、次第に地域での存在感を高めていく。
足元をすくおうとする者、躍進を押さえつけようとする者も現れる中、アネサと周は大陸全土を巻き込む大きな事件の中心となっていくのだった——。
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折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-18 00:00:00
25864文字
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辺境ギルドのギルド長の日常。
チートも勇者も聖女もいないファンタジー
最終更新:2022-12-24 00:00:00
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