かつて地元・広島でインディーズバンドのギターボーカルとして活動していた田村奏真
ある晩、気まぐれに昔のオリジナル曲をリミックスしてSNSに投稿すると、翌朝、思いもよらぬ大反響が返ってくる。称賛のコメントに混じって届いた、あるベーシストからの
DM──「一緒に何か作ってみませんか?」という誘いが、くすぶっていた奏真の心に火を灯す。
新たな道へ。挫折と再出発を経て、田村奏真のもう一つの音楽人生が静かに動き出す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 10:37:24
81087文字
会話率:40%
芸能界に全く興味のない俺が、ひょんなことから人気の女優(らしい)神代梨々花と一緒に仕事をすることになってしまった。
1回きりの仕事の筈が、あれよあれよと接点ができてしまい……
この物語は、ITエンジニアの柊翔太が、同期の田村に頼まれて、女
優の神代梨々花(くましろりりか)の演技指導をすることになったことから始まる物語である。
神代梨々花は老若男女問わず知名度のある有名女優だが、翔太は彼女のことは全く知らず、神代は自分のことを知らずフラットに接してくる翔太に興味を持つ。
ITエンジニアである翔太が、神代梨々花との出会いを通じて未知の芸能界に足を踏み入れ、仕事をする物語である。
IT業界と芸能界という2つの世界を行き来しながら、不思議なつながりが生まれ、翔太はある人物との遭遇をきっかけにやがて世界が変わっていく。
【登場人物】
柊翔太: ITエンジニア、過去に色々あるらしい
神代梨々花: 国民的人気女優、男性が苦手
橘麗香: 神代の敏腕マネージャー
長町美優: 声優、承認欲求モンスター
星野鈴音: アイドルグループ『Paws』のメンバー
白川綾華: Pawsのメンバー、国民的美少女
霧島: 芸能事務所、霧島プロダクションの社長
新田由加: ITエンジニア、天才
柊蒼: 柊翔太の姉、広告代理店に勤務
石動景隆: ???折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 06:00:00
430400文字
会話率:43%
**論理の果てに見えたのは、虚無か、調和か——**
完璧主義の物理学者・田村慎一は、論理的思考こそが世界を理解する最良の方法だと信じて疑わなかった。恋人・麻衣の祖母の死に際し、「感情的になっても祖母は戻らない」と発言した彼に、麻衣は告げる
。「慎一くん、計算できない私の気持ちに価値はないの?方程式だけが世界じゃないよ」
研究での孤立、恋人との別れ、そして次元実験の暴走——すべてを失った慎一が召喚されたのは、七つの世界の中心都市「ネクシス」だった。
アルディアの魔法文明、ドラコニアのドラゴン帝国、シリコニアの AI 社会。それぞれが独自の物理法則を持つ世界を統治する「管理者」として選ばれた慎一。統合評議会の 11 名と共に、世界間の対立を調停する重責を担うことになる。
しかし論理だけでは解決できない問題が次々と発生する。感情豊かなエルダ、純粋論理のテクニカ、各世界の代表者たちとの交流を通じて、慎一は自分の限界を知ることになる。そして政治的孤立、仲間の離散、一つの世界の消滅——すべてを失った絶望の底で、慎一の心は静かに壊れ始める。
やがて現れるのは、500 年前に失踪した前任者ヴォイダス。完璧な論理の果てに虚無へと堕ちた彼は、慎一に告げる。「論理の行き着く先は絶望だ。お前もいずれ私と同じ結論に至る」
しかし慎一は、麻衣の言葉の真の意味を理解した時、新たな道を見出す。論理と感情の統合——それこそが真の調和への道だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-16 22:27:40
28022文字
会話率:51%
2032年、広告代理店で働く田中ケンジ(32)は、AIアシスタント「MIA」に頼り切った日常を送っていた。新しいクライアント「コスモ食品」との初回ミーティングに向かうケンジ。MIAの完璧な事前分析に基づいて臨んだが、担当者の田村絵美子が提示
したのは予想外の商品だった。
認知症向け栄養補助食品「家族の記憶」——しかもターゲットは高齢者ではなく、その家族。効果ではなく「何かしてあげたい」という気持ちに訴える商品企画に、MIAのデータベースは対応できない。
田村自身の母親も認知症であることを明かし、「データでは測れない部分への理解」を求められたケンジ。MIAの推奨とは異なる判断で案件を受けることに。
初めてAIの助言を聞き流した瞬間、ケンジとMIAの価値観の違いが浮き彫りになる。データの向こう側にある「人間の想い」に触れ始めた第一歩。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-16 18:00:00
6663文字
会話率:37%
東欧の新興小国、ボスホートルーシにて。建国30年に満たないこの国家は緩衝地帯として、隣国の超大国ロシア連邦からあまりに理不尽な統治を受けていた。そんな中、ボスホートルーシの政府は堪忍袋の緒が切れ、ついに完全独立を表明し、21世紀最大の独立戦
争が幕を開けた。
16歳になったばかりのセルゲイ・イヴァーノヴィチ・ベレンコは自己防衛の一環として、戦争に加わっていた。しかし所属する基地がロシア軍の奇襲を受け、セルゲイは逃亡した。逃げた先は行き止まりで、険しい谷があるだけだった。そして追手のロシア兵に追い詰められ、逃げ場がなくなったセルゲイは崖から飛び降りて、自ら命を絶った。
……が、彼は何と異世界――――いわゆる『ナーロッパ』に転移しており、セルゲイは超絶美人な女騎士に保護されたり、冒険したり、中東の激ヤバ転移者と関わりながらこの世界を生き抜いていくのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-16 17:07:34
536032文字
会話率:38%
王国の五本指に入る有名貴族に生まれ、育った悪役令嬢アヴァカンは表では華やかに過ごしながらも、裏では母親の徹底した教育や親が決めた婚約者以外と恋愛禁止など、心底うんざりしていた。
ある日のこと、ついにアヴァカンは母親と大喧嘩してしまい、財布片
手に邸宅を飛び出した。
しかし金銭は1週間もしないうちにほとんど使い切り、アヴァカンはホームレス同然の生活をしていたが、そんな彼女の前にスーツを着た隣国の大統領ティランプが現れ「令嬢アヴァカンさん、私はダナルド・ティランプです。いきなりですが、あなたと付き合いたいのです」と唐突に告白されてしまう。アヴァカンはプライドからか最初は拒否するが段々と彼の魅力に惹かれていくのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-21 23:17:32
82594文字
会話率:42%
次世代電動ガンのMk18Mod1を買ったのでそれを何となく紹介するお話です。
キーワード:
最終更新:2025-03-17 21:41:49
1924文字
会話率:0%
陽キャだがゲーセン通いが趣味でレトロな2D格ゲーマニアでもある田村映一は高校入学祝い金を握りしめて向かった行きつけのゲーセンで知ってしまった……推しゲーの筐体が無残にも撤去させられていたという事実を。
意気消沈した映一はその帰り道、小学校時
代からの顔見知りだがほぼ話したことのなかった陰キャの少年、町田良とばったり出会う。
良が格闘ゲームを自作しているということをその時はじめて知った映一は、実際にその制作中のゲームを見て衝撃を受ける。
「俺にも手伝わせてくれ!」と、そう告げた映一の言葉に、良は驚いてから「いいよ。一緒にやろう」と返した。
先生や家族や先輩たちを巻き込んで、彼らの無益で小規模な、健気で真剣な、目を開けたままで夢を見ているかのような闘いの日々が、幕を開けたのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-16 06:08:59
23488文字
会話率:55%
ー 人間は欲望と共存する。
監視が届かない権力者は、横暴の味を占め、必ずケダモノになる。
悪しき伝統を覆す英雄を待つー。
◆ ◆ ◆
中世時代・日本、都から離れた辺境に❝祖柄樫山❞という山があった。
その麓には、とある村があり、その名
を❝置田村❞と❝黛村❞と呼ばれていた。
この2つの村には因縁があり、15年前に黛村の権力を巡り争い、混乱から逃れた村民たちは西の麓に置田村を創立。そこから5年後に『一揆』といわれる村同士の大きな戦が起こった。
以来、この村堺は禁足地ともなっていた。
都から離れたこの村々は、村長たる乙名5人によって掟が決められ、破るものには容赦はなかった。
独立した一つの国のような村には異様さと不気味さを併せ持っていた。
そんな村に住む村民は、ただただ普通の暮らしを求めて、平和な集団生活を望み村に来るものが多かった。
権力を得た人間と、それを目の当たりにする人間。そんな人々の日常とはー。
◇ ◇ ◇
祖柄樫山の村に住む、様々な人間にスポットが切り替わる群像劇で話は展開していきます。善悪ともに振り切れた個性を持つ数多くの人物の描写、彼らの純粋なほどの恐怖、または欲望を、是非共感してください。
!注意事項!
※作品の都合上、残酷・過激な描写がありますので、ご注意ください。
※作品の都合上、歴史に沿わないもの(苗字・舶来品・宗教など)があります。御了承下さい。
※作品の都合上、所々に常人離れした描写(剣術・格闘・忍術・ワイヤーアクションなど)があります。
※作品の都合上、極稀に同性愛の描写(手を繋ぐ・髪を触るなど)がありますので、御了承下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-13 18:00:00
168851文字
会話率:61%
◎和都歴451年 4月25日
龍の行水が起こした被害は果てしなく、復興にはどこも人手を必要としていた。
貧民が多く住む置田村・八俣。
今日も復興のため、奴隷として拐われてきた若者4人が、檻に入れられ、乱雑に扱われていた。
4人に希望は訪れ
るのかー
この作品は短編3部作を1つのシリーズにまとめたものです。
時系列順に投稿され、3作目でシリーズは終了します。
☆3作品の紹介
①奴隷から囚人となる日
②サイコロゲーム ~桃より愛をこめて~
③惟神収容所からの脱出
力のない八俣の奴隷4人の哀れな日々。
そこから必死に活路を考えるも、希望の実らない毎日。
そんな彼らの心境を是非共感してください。
3部作とも一貫してスプラッタ性の高いホラー物語。
本編とはまた一味違った作風をお楽しみ下さい。
▼ ▽ ▼ ▽
◎この内容は本編の内容をある程度、把握していることでよりお楽しみいただけます。(8章まで読了を推奨)
◎この作品は、惨殺シーンがあります。
◎この作品は、暴行シーンがあります。
◎①②はバッドエンド作品となります。
◎❝ケダモノたちよ❞の更なる登場人物の吟味、本編で一部解き明かされない内容が明らかとなります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-14 13:00:00
4508文字
会話率:50%
ー16年前。和都歴で434年。
置田村として発足される以前の話。
家が点々と存在し、田舎道が敷かれ、人の往来も少ない当時。
その時も人は田畑を耕し、跡継ぎに子どもを育て、道徳と遊びを教えていた。
置田村西部・秘八上は、当時から治安も良く、
子どもたちも外で遊ぶことに不安もなかった。寺院に通うその道も、今と同じ、それ以上に平和だった。
新庄 香波(しんじょうかなみ)、14歳。彼女もまた、秘八上から寺院へ通う学童の1人。
名も知れない、可弱き少女が主役となる、❝ケダモノたちよ❞スピンオフストーリー。
この作品は、いずれ公開される、更なるスピンオフ・シリーズのストーリー、❝監査人・三ツ谷 華❞の話に大きく関係します。
サスペンス性の高いサイコホラー、本編とはまた一味違った作風をお楽しみ下さい。
▼ ▽ ▼ ▽
◎この内容は本編の内容をある程度、把握していることでよりお楽しみいただけます。
◎この作品は、強姦シーンがあります。
◎この作品は、普段の本編1話分の、約3.5倍のボリュームがあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-21 18:00:00
5492文字
会話率:46%
【完璧な家庭の闇】その笑顔の裏に、何が隠されていますか?
三田村家の朝は、午前六時きっかりに始まる。完璧な時間割、完璧な朝食、完璧な母親。しかし、二階の「鏡の部屋」で行われる、誰も知らない秘密の儀式が、その完璧さを歪めていく。
「真理は
もっと素直にならなければいけない。由香里はもっと完璧になるべきです。」
母・恵美子の声が鏡に響く。それは、家族を「作品」と見なす、異常な支配欲の始まりだった。
「この家は私の王国です。」
娘たちの成績、ピアノの発表会、友人関係…すべてが母の完璧な管理下に置かれる。
「お母さん、私間違ってるかな?」
姉妹は、母の狂気じみた独白に震えながらも、心の奥底で反抗の芽生えを感じていた。
そして、ついに家族は気づく。自分たちが「完璧な母親」という名の「檻」に囚われていることに。
果たして、娘たちは母の支配から逃れ、真の自由を掴むことができるのか?
そして、父親は、長年見て見ぬふりをしてきた現実と向き合えるのか?
心理サスペンス『鏡の中の儀式』。
あなたの日常に潜む「完璧な仮面」の真実が、今、暴かれる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-08 16:19:41
15453文字
会話率:33%
奈良の終わり、平安の始まり。
戦乱と混乱の狭間にあった時代、朝廷の武官として生まれた坂上田村麻呂は、ただ武を振るうために生まれたのではなかった。
東国の情勢を知る中で、「剣は誰のために振るうのか」という答えなき問いを深く胸に刻む。
やがて
現れる、蝦夷の英雄――阿弖流為(アテルイ)。
阿弖流為は、民を守るために朝廷と刃を交える一方で、密かに黒き契約を交わしていた。
田村麻呂と阿弖流為。
仏の加護を受けた将と、神の影を背負った王。
二人の出会いは、単なる戦の決着では終わらない。
信仰と征服、祈りと武、誠と裏切り――
すべてが交差する時、田村麻呂は「戦いの本質」と「人の在り方」に直面する。
これは、一人の武人が“光”となって国を照らすまでの記録。
後に「征夷大将軍」と呼ばれ、東北の地に平和をもたらした男の、祈りと剣の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 12:00:00
10904文字
会話率:30%
(この物語はフィクションであり、実在の人物・団体・事件とは一切関係ありません)
20XX年、東アジア情勢は緊迫していた。
東アジア随一の軍事独裁国家、央独(央麗人民独裁国)は、その強大な軍事力を背景に、自由主義陣営国家である美麗(マラビ
リョーゾ)島や、日本の南西諸島に対し、領土的野心をあからさまに、挑発的な行動を繰り返していた。
そんな中、央独から留学生として東都工業大学に入学した施明華(シ・ミンファ)は、人工知能を産業に応用する研究の第一人者、前原佐(まえはら・たすく)教授の研究室に配属される。
明華は央独政府から国防動員法に基づき、研究室の研究成果を盗み出すよう命じられる。明華は葛藤しながらも、祖国の命令に従い、前原研究室の大学院生、綾川順一(あやかわ・じゅんいち)の発明した技術を盗み出すことに成功する。
明華の姉、央独第二砲兵部隊に所属する技術中尉の施明玉(シ・ミンユ)は、央独第二砲兵部隊に所属する技術中尉。
明華から入手した人工知能最適化技術を応用し、新型巡航ミサイル西嵐XL-47型の改良に成功する。この功績により、明玉は一躍部隊の英雄となり、昇進も確実視されていた。
しかし、明玉の才能と功績に嫉妬した上官の王強(ワン・チアン)は、叔父で基地司令の王偉(ワン・ウェイ)とはかり、あらぬ嫌疑をかけて、明玉を逮捕投獄する。
姉の身に起こったことを知った明華の、央独政府に対する不信感は、次第に国家体制そのものへの疑問へと変わっていく。明華は大学に戻り、かつて技術を盗んだ相手である綾川順一(あやかわ・じゅんいち)に助けを求める。
綾川は、叔父である公安調査庁捜査員の田村善樹(たむら・よしき)と相談のうえ、明華と協力して新たに開発したXL-47用のプログラムを央独側に渡す。
央独は、ついに日本の南西諸島と、美麗島への武力侵攻を開始する。攻撃の第一波は、西嵐XL-47型によるミサイル攻撃だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 06:30:00
86808文字
会話率:41%
平凡なIT企業の広報マン・佐藤ケンジが投稿した、たった一枚のエコバッグ写真。
しかし写真の女性が持っていたペットボトルが原因で、会社は「偽善企業」として大炎上。
「これくらい、すぐ鎮火するでしょ…」
そんな甘い考えは、地獄の始まりだった。
炎上対策のプロ・田村マリコが解決に乗り出すも、対策を打つたびに新たな炎上が発生。
SNSの正義の戦士たちは、次から次へと新しい「悪」を発見してはフルボッコ。
政府が規制しようとすれば「言論統制だ!」と炎上。
学者が研究すれば学会が炎上。
哲学者が分析すれば哲学界が炎上。
もはや何が正義で何が悪なのかわからない!
そして気づいたときには、炎上を止めようとする行為そのものが炎上の原因に…
「正義って、感染するんですね」
現代社会の闇を笑い飛ばす、新感覚SNS風刺コメディ。
果たして、この「正義の感染症」に終わりは来るのか!?
ランプ売りの青年(本編完結済み・外伝更新中)https://ncode.syosetu.com/s3434g/
惑星迷子(更新中)https://ncode.syosetu.com/n2072fs/
2.1チャンネルスピーカーズ(更新中)https://ncode.syosetu.com/n3192ho/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 22:00:00
6348文字
会話率:50%
冷静沈着な刑事・一ノ瀬ちづるは、卓越した観察眼と論理的思考を武器に、巧妙に仕組まれた犯罪の裏に潜む真実を暴き出す。彼女の前に立ちはだかるのは、完全犯罪を目論む犯人たち。だが、どれほど綿密に計画された犯行であっても、必ずどこかに綻びがある。
本シリーズでは、知的な駆け引きと鋭い推理が交錯する犯罪捜査の世界を描く。証拠を突きつけられた犯人が見せる動揺、ちづるの淡々とした追及、そして浮かび上がる事件の真相――読者は彼女とともに、論理の糸を手繰り寄せ、謎を解き明かす快感を味わうことになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 12:00:00
124161文字
会話率:33%
旅をしながら記事を執筆するルポライター・伊田裕美。彼女は各地を巡るうちに、ただの観光記事には収まらない奇妙な事件に次々と遭遇していく。
封印された怨霊、土地に刻まれた祟り、目に見えぬ恐怖——。その影に隠された歴史と、事件の真相を追い求める
うちに、彼女は次第に“幽霊探偵”としての役割を担っていく。
人はなぜ霊に憑かれるのか?
祟りとは、ただの迷信か、それとも過去の叫びなのか?
取材を続けるうちに、裕美は不可解な事件の中に隠された“真実”に気づく。それは、単なる恐怖ではなく、時を超えて語られることのなかった人々の“記憶”であった。
恐怖と謎が交錯するオカルト・ミステリー。
“幽霊探偵”としての彼女の旅は、まだ始まったばかり——。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-27 20:00:00
294562文字
会話率:30%
2040年、日本。リモートワークの浸透に伴い、全国に官民共用のサテライトオフィス網が整備され、東京一極集中は過去のものになりつつあった。奈良県の山間部に暮らす若手国家公務員・田村は、吉野町のオフィスへローカル線で通勤しながら、地域の人々と言
葉を交わす日々を送っている。
ある日、田村は上司から新法案「人工知能指令電磁的記録安全促進法」――AIによる設計・製造の全面自動化を後押しする法案――の国会答弁資料作成を命じられる。法案が成立すれば産業の効率化が進む一方、林業をはじめとする地元の一次産業は雇用を失いかねない。日焼けした農家のおじさんの笑顔や、林業で働く家族・友人の顔が脳裏に浮かび、田村の胸には職務と良心の板挟みが生まれる。
AIが監視する三畳の個室ブースで資料を作成しながら、田村は「公務員としての冷徹なプロフェッショナリズム」と「地域に寄り添う人間としての温もり」の狭間で揺れ動く。国会も議員たちの多くがバーチャル参加する時代──高度に最適化された社会は、本当に人々を幸せにするのか。それとも、人間が働く誇りやつながりを失わせるのか。地方と中央、AIと人間、その交差点に立たされた田村の葛藤、「望ましい未来」とは何かを考える。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 20:18:23
5107文字
会話率:22%
27歳の田村誠は、工業高校卒業後に地方国立大学へ進学したものの、勉強についていけず中退。都内のIT企業に派遣社員として勤めていたが、新型ウイルスの影響で突然の派遣切りに遭い、故郷・岡山へ戻ることを余儀なくされる。
地元のハローワークで「と
殺業者」と「し尿処理施設運転員」という異色の求人に出会い、苦悩しながらも両方の面接を受ける。と殺業者の厳しい圧迫面接に敗れた誠は、し尿処理施設での仕事を選択。初任給16万円という低賃金に不満を覚えつつも、働けることに感謝し新たな生活を始める。
職場では個性的な同僚たちに囲まれ、所長や副所長の指導を受け、時に理不尽なトラブルや密室の放屁事件など奇妙な事件に巻き込まれながら、少しずつ仕事に慣れていく。職人気質の先輩や機械整備士、ちょっと不良気味の年下イケメン、そして新卒の高校生との軋轢も経験する。
一方で、趣味の将棋ではアマチュア二段の腕前を活かし、地元支部の例会で初段以下の部で優勝。将棋を考える時間は心の浄化剤となり、苦しい日常を支える。
やがて誠は市役所の職員試験に挑戦し、合格を果たす。し尿処理施設での勤務を退職し、新たな公務員としての人生を歩み始めるまでの成長と葛藤を描く、リアルでユーモラスな私小説。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 13:41:45
94275文字
会話率:38%
天明四年(一七八四)、飢饉の影響で福田村の小百姓で十一歳になったばかりの千代は、口減らしの為に冬が来る前に岡山城下にある備前屋に奉公に出される。城下では政情不安もあって「鵺がご政道を正しに現れた」という噂が広まっていて、奉行所もその取り締
まりに動き始めていた。ある夜の事、千代はその鵺を目撃するが、それは備前屋の表具職人である幸吉と彌作の兄弟であった。幸吉は幼い頃から鳥のように飛ぶ事を夢見て研究を重ねて仕掛けを工夫して夜な夜な試していたのである。この兄弟に千代は興味を示して自分も表具職人となって手伝う事を夢見る。しかし、里の母親の病もあって、借金を抱える父親は千代を女衒に売り飛ばす。表具職人の夢を絶たれ、遊女となって京の島原に旅立ってゆく千代に幸吉は千代に飛ぶ事を見せようと決意する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-19 21:57:20
17396文字
会話率:45%
死ぬつもりだった夜、ぬるい缶酎ハイを片手に線路沿いを歩いていた田村は、自分より先に飛び降りようとしていたひとりの少年と出会う。
「まだ人生の三分の一も生きちゃいないだろうが」
そう言いながら、田村は自分のことを棚に上げて少年を叱る。理由
も事情も聞かず、名前さえ知らぬまま、田村は少年を自宅に泊めることにする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-13 01:51:29
3780文字
会話率:32%
舞台は現代。ロシアウクライナ戦争において、米国からの協力圧力に屈した日本政府は自衛官を退職扱いにして大規模に日本人義勇兵として派兵していた。その隠された目的は自衛隊に実戦経験を積ませてクーデター要員として育成することにあった。
警視庁公
安部公安総務課第五公安捜査10係の自衛隊監視班はこれを危機ととらえ、成田空港で帰路に着く彼らを隠し撮りする。その中には主人公畠山正警部補、サポートするオペレーターにはヒロイン村上遥警部補の姿もあった。
ホワイトハウスで話される謀略は日米合同委員会を通じて政府上層部にリークされる。アメリカCIAの目的は、日本を軍事統制下に置き中国と開戦。海底資源で漁夫の利を得ることにあった。
法務官僚の乃木がそれを報告し、正の父である畠山正晴法務大臣は対応に苦慮する。
警察庁警備局長稲田警視監と公安警察理事官赤坂警視長は、極秘裏に、自衛隊監視班の田村警部、大河内巡査部長、畠山警部補、村上警部補、それに乃木を加えたメンバーで公安事案特別捜査本部諜報専従対応班──スペシャルセキュリティポリスSSPを組織。
果たしてSSPは自衛隊クーデターを阻止することができるのか!?
カクヨムにも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-11 22:20:00
30033文字
会話率:48%
田村直也(たむらなおや)は同級生の柚澄原(ゆずみはら)鹿乃子(かのこ)に想いを寄せる小学五年生。趣味は昭和歌謡に格闘技観戦、特技は喧嘩と運動全般、好きな食べ物は銀座の回らない寿司と西麻布の高級焼肉。(どちらも食べたことは無い)
この物
語は、そんな彼の身の周りで巻き起こる怪事件を、持ち前の度胸と腕っ節で解決していく、田村直也の日常怪奇譚である___。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-10 17:00:00
350408文字
会話率:36%
梅雨の日、彼女は傘を差していなかった──
同級生の小野澤千夏に声をかけた大学生の田村悠一。
「雨は世界を柔らかくする」と語る彼女との傘の共有が、二人の距離を縮める。彼は傘を差し、二人で雨の中を歩き始める。
最初の雨の日から続く二人の物語
。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-05 17:39:46
2125文字
会話率:38%
ほのぼの、ゆるやか。
どこにでもあるような一家、赤田家のの日常を描いた短編シリーズ。
これは、赤田家のまわりの人たちのお話。
そしてサイドストーリーの第二回目に選ばれた、栄えある人物は——
「オレンジ・ベーカリー朝焼けに勤務する田村さん」
第一和にちょっぴり名前だけ出ていたスーパーサラリーマンだ主役です。
少しでもほっこりしてもらえたなら嬉しいです。
さくっと読めるほのぼのストーリーです。
気軽に覗いてもいいんだZ!!
目指せ、一家に一家の赤田家折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-01 20:10:00
2308文字
会話率:6%