僕、氷鏡京太郎には二人の幼馴染がいる。
両親が大金持ちの八子巴絵。
父親が空手をやっている降矢武大。
家が近所の僕達三人は幼稚園の頃から一緒に遊んで過ごした。
武大は誕生日が早くてどこかお兄ちゃんみたいな感じだったし。
巴絵は習い事を
沢山やっていて、特にピアノを弾くとにっこりと微笑む可愛らしい女の子だった。
僕だけ両親共働きで、習い事を何一つしていなかったけど。
子供の時は、格差なんて何も感じていなかった。
感じ始めたのは中学生の頃だ。
武大は鍛え上げた肉体を持ち、昇段を重ねるごとに人望も集まっていった。
巴絵は音楽家を目指すと決意したのか、どんどんとコンクールに出場し結果を出す。
僕は何も無かった。何も無かったけど、二人は同じ様に接してくれた。
それが嬉しくて、それに甘えてしまって。男二人に女一人なんだ。
いつか、何かしらの歪みが生じるのは分かっていたけど。
それでも未来を見ずに、僕は二人と共に居た。
高校も近くの公立高校に三人一緒に入学。
そして……僕達の歯車はどんどん歪んでいったんだ。
一話目・氷鏡京太郎視線
二話目・八子巴絵視線
三話目・降矢武大視線
各話登場人物目線で物語は進行していきます。
※カクヨムにも投稿しております。
※本編執筆済み、約六万文字強で最終話です。
※初日のみ三話更新、以降毎日一話18時更新です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-24 10:00:00
89568文字
会話率:26%
江戸にソロバンが得意な番頭がいた。そこへ一人の買い物客。
百両の金の茶碗と五十両の銀の茶碗を見比べ、
五十両の銀の茶碗を買っていき…。
やっぱり、気が変わり金の茶碗を買っていった。
ツボには差額が生じるので、とうぜん番頭が呼び止めた。
「差
額の代金をはらってくれ」
「なに? もう払ったじゃないか!?」
「…え?」
そろばんで何度計算しても、合計は百両だ。合っている。
…でも手元には五十両。番頭は終始首をかしげる。
…五十両はどこだ?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-10 18:15:36
1104文字
会話率:56%
『混沌とリアリズム』
混沌とリアリズム、という言葉を起点とした、連作の小説。混沌とリアリズムの相互関係において、何が生じるのか。
キーワード:
最終更新:2024-05-24 08:46:47
1656文字
会話率:25%
⑴『原付狂い』・・・毎日の原付における、快適な旅の所作の狂い 歩数を伸ばす為に出る駅前まで、いつも原付を使用している。とにかく便利な原付は、快適な疾走感があるし、自分に非日常を与えてくれるとする、小説的エッセイ。
⑵『原付狂い』・・・走行
時に当たる、木の枝や、パンクするタイヤについて 原付の走行時に生じるの問題について。道路の端を走行するため、街路樹から出ている木の枝や、ゴミによってタイヤがパンクすると言った、現象に狂わされると言う、小説的エッセイ。
⑶『原付狂い』・・・交通費の、原付とバス代の比較 駅前に出るのに、一か月単位で、10分の1の単位で、原付とバス代では差が出るということである。これだけ差が出るなら、原付のほうが遥かに便利で、安く付くので、原付に狂うに決まっているだろうとする、小説的エッセイ。
⑷『原付狂い』・・・車体の傷と、無頓着について 原付の車体の、傷やライトの欠陥などに、法に触れない範囲であれば、余り気にならないという感覚がある。要は、自身は、原付の見た目よりも、乗るためだけの物として狂っているとうい、小説的エッセイ。
⑸『原付狂い』・・・終わりに バイク離れが進んでも、原付は手放さないだろうとする、決意の元、狂気の世界で、自分を楽しませてくれよ、と原付に言葉を投げかける。メタファとして、原付狂いは、暴走するとする、小説的エッセイ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-16 07:37:48
2178文字
会話率:21%
生理に関する困りごとですけれど知識や教養の一つとして、どなた様にもご高覧をお願いしたいですm(_ _)m
最終更新:2023-11-30 11:42:21
2645文字
会話率:0%
『北山の洞窟に住む民族は、不治の病を癒す学を持つ』。古書に記されたその言葉を見た双子の兄妹は、育ててくれたおじさんとおばさんを助けるために一縷の希望を信じて北山の洞窟へ。そうして2人が向かったそこにはたしかに存在していた。未知の学を持つ集
落が。2つの世界が交わった時、そこに生じるのは争いか結託か。
因縁を越えて新たな土地へ。
存在をかけた戦いへの道がいま、開かれる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-13 16:00:00
197226文字
会話率:43%
「なぜ何もないのではなく何かがあるのか」という問いが生じるのはなぜなのだろうか。それは、「私」が存在するからであり、その私が「この私である」という実存の不条理が根ざしているからに他ならない。しかし、実存の不条理に根ざしているからこそ、私たち
は唯一のこの世界の内で繋がっていられるのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-27 15:00:00
2795文字
会話率:0%
幸せって何?愛って何?そんなことを考えさせる小説が書けたなら満足です。
偶然をつかさどる天使あんは仕事をいくらしても人間に感謝されず仕事に嫌気がさしていた。そんな中あんは「桜木龍一」に感謝される。しかし、龍一は12歳すなわち明日で死ぬ運命だ
った。あんは龍一が処刑係の天使に殺される寸前で天使に頼み込み最後に龍一のやりたいことを遂げるまで時間をもらう。龍一は「友子に謝り、告白する」といい、あんと龍一は友子のもとへ向かう。しかし、その行為は「幸せ平等の定理」に乱れが生じるので第一級天使ガヴリエルに止めるように言われるがあんは無視して龍一と友子の元へ旅に出る。そして数々の天使の刺客と戦うことになる。
初投稿なので拙い文ですがよかったら感想お願いします‼折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-21 21:09:24
20442文字
会話率:56%
(このままでは魔族は人族に駆逐されてしまう!)
日々、生産活動を行い、その豊かさと技術を高めていく人族の社会。
日々、略奪と戦争を繰り返し、常に食料が枯渇している魔族の社会。
力を信奉する魔族達は個の力が劣る人族を侮るが、この二つ
の社会に決定的な差が生じるの時間の問題である。
「和睦…力関係が決定的になってしまう前に和睦を結ばねば。」
そもそも人族と魔族の戦争は神話時代から続く光と闇の神様が勝手に始めたものだ。
しかもその神話にすら開戦理由は明かされていない、そんな戦争を今の時代も続ける必要はあるだろうか?
「やめてしまおうこんな戦争!、魔族がまだちょっとでも有利な内に!」
そんな結論で納得する魔族もそうはおらず、手を貸してくれるものはごく僅かな下級魔族と人族の奴隷だけ。
魔王であった父亡き後、遺産として与えられた領地は人に棄てられた廃村一つ。
だが、真の魔王として負けるわけには行かない、どうにか、この村を発展させ戦争を辞めさせる程の影響力を手に入れるのだ!
魔族のために、平和のために頑張る自称・真の魔王、リヨン・レオンハルトの村おこしが今始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-31 09:00:59
182210文字
会話率:58%
小説投稿サイト「小説家になろう」についての考察。主に書き手が知りたいだろう情報(「ブックマークの格差はどうして生じるのか」、「評価1:1にどう対応すればいいのか」など)について、できるだけ具体的、客観的な指標を用いて説明しようとすることが
本作品の意図です。
*作者は数字に弱いため、途中間違っている箇所があったら遠慮なくご指摘ください。
**2016年2月14日から15日にかけて、大幅な改訂を施し【第二版】としました。あらかじめご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-15 22:02:46
48343文字
会話率:5%
様々な時間線の交わるところ、必ず生じるのが文化摩擦。これを最小限に食い止めるため、ペルシル政府と条約を結ぶ国家は多数あるわけなのだが……それでも気を抜けば呑まれ消えていくのが小国の運命。
そんな中しぶとく生き残るサムライ小国のエピソードを絡
めた、とある日の強制捜査課の風景。
(2008年に自サイト掲載した作品を加筆修正したものです)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-23 20:00:00
10330文字
会話率:39%
働き続けるなかで、自分の時間が踏み殺されていくのを何度も経験してきました。そのありふれた在り方に疑問が生じるのは決して不思議なことではないと思います。
こんなはずじゃなかったのに、という絶望と諦念の先で私自身の在り方を考えてみるものです
。
余談ではありますが、僕の人生に関して言えば、理想通りに事が進むのは、その五割も満たないのだと思います。それは、自分の怠慢からもたらされたもので、決して文句のつけようのないものです。
さあ、忙殺と苦悩の中で自分の在り方を、己の魂の在処を問うてみようではありませんか…
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2015-10-10 09:40:45
520文字
会話率:0%
ニュース番組でよくある外国の生中継放送。外国の現場と日本のスタジオでは奇妙なズレが生じるのはなぜだろう。その疑問を抱いたときから自分自身にも不思議なズレが生じていく。
最終更新:2009-04-18 18:52:21
2005文字
会話率:44%