巨大生物〝クリーチャー〟に両親を殺された東條キリツネ。
彼は強烈な復讐心を成就するために鍛錬を続け、軍の最高傑作と称される天才にまで成長を遂げた。だがその反動として、人の心が欠落してしまった。
キリツネの目的はこの世のクリーチャーをぶ
ち殺すこと。しかし、クリーチャーを討伐する唯一の方法は、〝彩剣エリュシオン〟による一撃必殺のみだった。
エリュシオンは想い出をエネルギーに発動する剣だ。
記憶をすべて失う代わりに、クリーチャーを殺す力が手に入る。
人としての情緒に欠けたキリツネに、想い出など何一つない。そこで、軍の権限を利用して、孤児院の子供を引き取ることにした。
その子供の名前は立花コウメ。
想い出を作るためだけに、キリツネはコウメと家族になった。
純粋でまっすぐなコウメと接するにつれて、キリツネは人としての心を取り戻し、コウメを忘れなければならない状況に苦悩していく。
「なあ、コウメ。俺たちって、家族になれたかな?」
これは、出逢いと忘却の物語。
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SFファンタジーを謳っていますが、数字などの考証は結構甘いと思います。おかしな点がございましたら、ご指摘いただけますと幸いです。ぺこり。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-05 21:15:29
257973文字
会話率:37%
たとえばもし、「私とあの子、どっちを選ぶの」と聞けば、彼は迷わずあの子と答えるだろう。たとえ彼の彼女が私だとしても、たった数日の付き合いでは何年も一緒にいたあの子に勝てるわけがない。
「彼女」というだけで、あの子に勝てるはずなどないのだ。そ
れでも、嘘でいいから、私を選ぶと言ってほしい。
私と恋をしてほしい。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-25 14:42:03
17114文字
会話率:62%
処女作/初投稿です。
異世界トリップもので、主人公最強です。
シリアス気味にするつもりですが、あらゆる設定などが甘いと思います。
とりあえず、完結を目指します。
アドバイスありましたら、どうかよろしくお願いします。
不定期更新です。
世界は幾度も枝分かれしたかのように無数に存在しているのかもしれない。そして、この世界のすぐ隣に異なる世界があるのかもしれない。
主人公葛ノ葉枝葉は、幼少の頃辛い経験をしたが、高校に入学してからは満足出来る学生生活を送ることが出来るようになった。
しかし、ある日彼は平凡な道を歩いていたら、突如周りが森と化した。
そこは未知なる世界だった。
彼はいったいそこで何を思い、何をなすのであろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-03-12 15:22:41
8257文字
会話率:3%