飯島蓮人は自分が転生者だと思い出す。「彼に惚れた少女たちは彼に全てを捧げる」という小説に彼の転生前の高校生活が詳細に描かれていた。
彼は高校で自分が転生前にいたときとの違いに絶望する。まずはこの世界の人々の容姿である。黒髪、黒目の生徒
しかいない。赤やピンク、金髪に青や緑といったカラフルな髪色の生徒は存在しない。制服も同じだ。皆きっちりと着こんでいる。
女子学生の身だしなみに絶望した。スカートの長さは膝まであり、スカートの下にはご丁寧にもスパッツなるものを履いていてパンツなど見えはしない。
いったいどれだけ絶望すればいいのだろうか。
*第二章の投稿を始めました。
毎日20時投稿です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-21 20:00:00
36056文字
会話率:20%