とある下位の伯爵令嬢が、王太子殿下の婚約者の最有力候補になった。
その伯爵令嬢は伯爵家の中でも序列が低い家の出身だったが、非常に優秀な才女として有名だった。
高位貴族令嬢達の面目は潰され、恥を掻かされたと伯爵令嬢へ陰湿な嫌がらせを始める
のに然程さほど時間は掛からなかった。
伯爵令嬢は、それでも耐えた。そして、その令嬢の健気さに王太子殿下も絆され、彼女との距離が段々と縮まり――――やがて、彼女を特別扱いするようになって行った。
そんな中、本命となった伯爵令嬢が王太子の婚約者候補を降りると言い出した。
王太子殿下は、突然のことに狼狽。
誰よりも淑女らしく、人柄も申し分なく、諸外国の地理や言語に精通し、政治的なバランス感覚も持ち合わせ、家格以外は次期王妃として不足無し。そう称された伯爵令嬢へ、聞き取り調査をすることになったワケだが――――
愛していなければ、耐える必要は無いのですね!
どうしてもと王太子殿下のご命令が下されるのであれば、王城へ召し上がります。それでも宜しければ、王太子殿下の婚約者になって……死ねと、わたくしへ直接ご命令くださいませ。
設定はふわっと。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 20:32:39
4349文字
会話率:0%
幼い少女にしか見えない蒼子。しかしその正体は王族との婚姻話が持ち上がり、『婚姻を回避したいならこの男を探し出せ』と皇帝に命じられた宮廷神女。旅の途中、仲間とはぐれた蒼子は町でスリに財布を盗られそうになっていた鳳と出会う。鳳に保護され、仲間と
再会するまで彼の元に身を置く事になった蒼子。しかし町の深刻な問題や鳳の女性問題に巻き込まれることになり―――!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-19 16:30:00
145443文字
会話率:36%
「お前はもう、俺の妃なんだ」
突然の告げられた言葉に戸惑う平民の少女、リオ。
15歳にして、第三王子・ミルスの妃となる身分を与えられてしまった。
最初は困惑しながらも、彼女は次第にミルスとの絆を深めていく。
だが、彼女の運命を決定づけた
「成竜の儀」。それは王位継承を決める重大な儀式であり、リオとミルスは共にその試練に挑むこととなる。
神の啓示によって突然、王族との婚姻を強いられた15歳の少女が、戸惑いながらも伴侶と共に数々の困難を乗り越え、成竜の儀を戦い抜けるのか?
ロマンスとバイオレンスが交錯する中、リオとミルスの絆が試される。
※格闘描写が苦手な方はご注意ください。
※流血描写は序盤に少しあります。
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短編シリーズ「番の巫女」三篇を、ひとつにまとめて編集してあります。
ミスの修正と、ちょっと読みやすく文章をほぐしてあります。
同時掲載:「小説家になろう」、「アルファポリス」「カクヨム」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-07 22:46:23
61863文字
会話率:24%
国民すべての頭上に表示されるようになった『スコア』……その人の価値。
スコアの高い者ほど尊敬され、低い者は侮られる……貴族界ではそんな常識がまかり通るようになっていた。
そんな中で、スコアの低いエリスは当然のように周囲から蔑まれ、疎まれる
存在となっていた。
ある日、スコアが低いことを理由に彼女は王族との婚姻を破棄するように迫られる。しかし、実は彼女は一筋縄ではいかない人物で……?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-09 18:26:51
8219文字
会話率:45%
カヴァン国の第二王女マデリーン。周囲から虫愛ずる朽ち木姫と侮られているが、全く気にしていない。とある理由から他国の王族との婚姻を避ける為、美しい婚約者をあてがわれたが早く婚約破棄したい。何故なら愛する人がいるから。
最終更新:2023-05-26 19:20:34
4370文字
会話率:48%
「俺に惚れるな」婚約(期間限定)を結ぶ為の顔合わせで、公爵家のフィル(フィリップ)はクリス(クリスティーナ)にそう言い放つ。王族との婚姻を避ける為の婚約だ、そんなことは承知しているクリスは怒り、2人の仲は最悪のはずだった。
しかし、婚約をア
ピールするためのデートを重ねるうちに、段々とフィリップの態度が甘くなり戸惑うクリス。
一方フィリップと結婚したい王女は、クリスを陥れようと悪巧みを重ね、そんな王女を冷ややかに見る腹違いの王子が動きだす…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-30 00:33:16
24943文字
会話率:60%
公爵令嬢アゼリア・モルガンは、とある夜会で銀の君と呼ばれる美しいレグザンスカ公爵令嬢に、そっと耳打ちされた。「——この、泥棒猫(意訳)!」と。慌てるアゼリア。それもそのはず、まったく身に覚えのないことだったのだ。急ぎ家に戻ると、なんと第一王
子からの婚姻請求書が届けられていた。そう、婚姻である。婚約をすっ飛ばして、なんてものを要求してくるのだ!?と混乱するモルガン公爵家。——絶対に、王家とは婚姻しない。アゼリアはそう決意して、王城へゆく。なぜなら彼女には、夢があるから。幼い頃に決意した『あくのそしき』のボスになる、という夢が……。
※R15は念のためです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-29 07:00:00
199154文字
会話率:38%
王立貴族魔法学院に通う男爵令嬢、レア・ホームズ。
それがこの物語の主人公(ヒロイン)だ。
彼女は人には無い力を持ち、それを使って多くの謎を解き明かしてきた。
そんな彼女を人々はこう呼ぶ。
名探偵ホームズと。
此度の推理は第3王子に突き
つけられた婚約破棄。
王子の依頼を受け、彼女は探偵としてその謎に迫る。
だけの筈だったのだが……事件解決後、何故か王子に求婚されて彼女は困り果てる事に。
「ホームズ。僕と結婚しよう」
「ふぁ!?おおお、王子!家は男爵家なんで、王族との婚姻とか無理ですから!周りからの反対圧力が酷いんでマジで勘弁して下さい!」
これはレア・ホームズの能力に目を付けた王子に、彼女が良い様に振り回されてしまう物語。
平穏を求める彼女に、果たして安息の日々は戻って来るのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-07 21:33:58
52195文字
会話率:41%
聖女ターニア。
彼女は幼い頃からの血の滲む様な努力によって得た力で魔王を倒し、祖国であるカサン王国を救う。
そんな彼女に褒美として待っていたのは、カンダダ第2王子との婚約だった。
本来なら孤児の出であるターニアにとっては、王族との婚姻はま
さに夢のような話である。
本来ならば……
だがカンダダ王子は性格が悪く不細工で、その上女癖も悪いと評判の男だった。
王族と言う肩書以外は正にゴミその物。
そんな男との婚約にぶちぎれたターニアは――
「はぁ!?冗談でしょ!?国を救ったのになんで褒美が罰ゲームなのよ!」
婚約発表後の客室でのしかかって来たカンダダ王子の腕を吹き飛ばし、南に逃走するのだった。
そうして逃避行の末、彼女は運命の出会いを果たす。
南方の小国タラハ。
その国の優しい王子との運命の出会いを。
この物語は一目ぼれしたクプタ王子に協力して、聖女ターニアがその強大な力で貧しい小国を発展させるお話になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-23 18:25:49
58725文字
会話率:29%
100年に一度の周期でその国は聖女を召喚している。基本的には聖女が召喚されるが、時には勇者が、時にはドラゴンが、時には……と、必ずしも聖女が召喚されるとは限らない。そして、今。召喚されたのは聖女と勇者だった。基本的に召喚された聖女や勇者はそ
の力を国に取り込む為に王族との婚姻がなされて来た。故に、聖女は王太子と、勇者は王女と婚姻する事に……でも、私、実は男なんです。
聖女を娶りたいが為に弟達を殺めて来た王太子から逃げる為に女として育った王女。
慣例に習い勇者様の元へお嫁に行きます。
と、その前に、聖女様も勇者様に惚れているし、侍女達も目の色変えているし、そんな状態で新婚生活出来るのか?
そこから始まる王女(男)と勇者(女)のほのぼの?ライフ。
そして、領地として頂いた北の大地に待つ狂暴なドラゴンとは……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-25 21:40:41
18468文字
会話率:22%
兄が駆け落ちした。しかも相手は陛下の婚約者。
このままでは家は断絶。さんざん虐げられた貴族社会に戻るのは嫌だけど、兄を放逐して私が当主になるしかない。
けど待って。え? 先祖の〈誓約〉で、我が家の当主は王族との婚姻禁止なのに、私いつの間に王
弟殿下と婚約してたんですか? 苦手な相手だけどしかたがない。婚約破棄の同意サインもぎとってきます。令嬢と殿下の攻防戦。R15は保険です。一話ごとが短いので、全話数のわりにすぐ読めます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-04 07:11:49
124997文字
会話率:32%
突然婚約者から婚約破棄を宣言されたアナスタシアは婚約者と彼に寄り添う男爵令嬢に罵倒され、事実無根の罪で断罪される。
王族との婚姻に頼らず、自分の幸せを目指すアナスタシアの話です。
本編は二話完結済みです。
ただいま その後のヒロインの
話を追加中でございます。
アルファポリスにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-02 13:31:18
119026文字
会話率:52%