「きっとさ、わたしたちはずっとここにいたんだよ。この"世界樹"の大地の上で、ずっとずっと友達でいる」
数えきれないほどの星の集団が化石となり、空間の大半を岩石が埋め尽くした、遥か未来の宇宙。
銀河系の集合構造、フィ
ラメントの1つである"世界樹"。それは偉大な科学者たちが築いた、宇宙で最大の叡知の領域。
その"世界樹"の、とある田舎惑星で生きていた少年ミーケは、思い出を失った少年。思い出から逃げてきた少女リーザと、今はふたりぼっち。短いけど長い時間を、一緒に生きてきた。
一方、小国家《アズテア》の姫であり地質学者のザラは、不出世の学者であった母が残した、この宇宙から失われたものに関する不吉な予言を研究していた。
その研究が、ミーケたちが旅立つきっかけにもなり、そしてその旅立ちが、直接的なすべての始まり。
伝説の大学者だったらしい変な占い師。使えないはずのガラクタ船。失われた水の研究記録。最初の知的生命体。空間を超えるものたち。滅びゆく最後の時間。
そして、≪虚無を歩くもの≫。
多くの出会い、多くの謎、そして迫りくる恐ろしき敵。
それは全て、このユニバース(唯一の宇宙)の物語。
※「ノベルアップ+」にも投稿してます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-07 18:22:56
619310文字
会話率:35%
創造主が自ら創った世界にて、その土地を生かし続けるためにとある神々を創り出し、創造主は神々へと土地を守護する任を与えた。神々はそれぞれで己の守護する土地を定めたが、いつしかそこにさまざまな生物が生まれ始める。
そして生まれた生物の中で
“人間”という種が誕生した時、彼等は神々が守護する土地に自分たちの国を造り出し、『その土地の神=自分たちの国の守護神』と定め、その世界に人間の住まう四つの国が誕生した。
北国イグニケル、南国ウォーターテール、東国リーフロフト、西国サンドロック。
これはその内の西国サンドロックで巻き起こる、「婚約解消? すれ違い? ハッ、させる訳ないよね?」な頭パチパチ婚約者絶対逃がさないマンな王子さまと、「絶対ぜったい婚約解消! または破棄っ!」な絶対王子さまから逃げ切りたい物理的に強い訳アリ公爵令嬢の、コメディ成分過多な戦いの物語である――……。
※全十四話、三万文字ちょっとのお話になります。
※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
※王子さまは公爵令嬢への好意が物語開始時点でカンストしてます。
※こちらカクヨムさまでも投稿しており、そちらの生誕祭企画で発表したものとなります。こちらでは色々と多少改稿済み。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-31 19:22:55
32630文字
会話率:45%
『白髪令嬢(はくはつれいじょう)』こと侯爵令嬢セレーネは帝国の大将軍であるヤーレスツァイト侯爵の娘で、『生まれつき白い髪を持つ、奇跡の力で戦いを勝利に導く伝説の聖女』とされていたが、実は奇跡の力を一切持っていなかったことが発覚し、それを口
実に、公爵令嬢ヴィオレッタと浮気をしていた皇太子に婚約破棄を言い渡された上に、命まで狙われる。
セレーネは帝都から逃げた先の伯爵領で、領主の使用人であるアステルとロベルトの兄弟に出会い、その正体が政変により隣国から追放された王子兄弟であることを知る。
奇跡の力を持たない代わりに、努力によって戦う強さを身につけて人々を救っていたセレーネに王子兄弟は強く惹かれ、帝都に帰還するために協力することを誓う。
一方で、皇太子とヴィオレッタは今までセレーネが果たしていた重要な役割を思い知り、破滅へと突き進んでいく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-23 10:09:14
26128文字
会話率:48%
フォルスナー王国公爵令嬢、レイ・ステアノスは王子に恋する婚約者。
彼女は美しく、華やかで、何より強かった。
「殿下の悩み⁉︎ そんなの吹き飛ばしますわ!」
この物語は物理的に強い令嬢がレイの行動によって胃が痛いアレス王子との物語である。
最終更新:2019-10-17 22:41:08
21276文字
会話率:31%