養蚕を生業とする村で暮らすカンニャンは、その字の通り蚕の世話をして、繭が出来上がるまで山に、蚕を連れて行き、あらゆるものから蚕を守り育てるのが仕事である。
そんな彼女は村の族長の第四夫人の娘だが、第一夫人の眼が光っているため、族長のお嬢様で
あるという扱いを受けた事は一度もない。
そんな彼女は七歳の頃から、蚕を育てるようになり、今では村一番のカンニャンである。
十三のある日、育てていた蚕が繭を作り終えたため、彼女は村の子供たちの正月の衣装を作るための、野蚕の繭を探すために山へ登ったのだが、その時、村の子供たちが仕掛けていた罠に、一人の人間が引っ掛かっているのを発見した。
衣装もぼろぼろ、顔も体も炎症を起こしぼろぼろのその人間を、カンニャンは村へ連れて帰り、世話をする事に。
村の誰もが気付かなかった。その、ぼろぼろどろどろの、顔も炎症で崩れかけているその男が、一国の公子様だったなんて……!!
巨大蚕の世話をするのが仕事な、残念女子と、訳ありすぎる公子様が織りなす、中華風蟲ファンタジーここに開幕! ラブもあるよ、きっと…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-05 20:56:39
85051文字
会話率:41%
歯医者に行ってきました。やっぱり歯医者って苦手だなぁと思いました。今回の検診では、歯石が溜まっている?ことと、歯茎が炎症を起こしていることと、ちっちゃい虫歯があると言われました。虫歯は、なんも症状が出てないだろうけど、早めに治そうね、と言わ
れました。ちなみに、今日何をやったのかはわかっていません。あ、レントゲンは撮りました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-28 10:26:50
1091文字
会話率:0%
ペットと飼う資格とは何か。
筆者はそれを1度飼って死の瞬間を体験し、それでも飼うと決めた者に与えられるものだと考えている。
つまり、全ての人間は1度目にペットを飼う時、特に猫や犬などの高度な知能を持つ生物を飼う場合においては平等に資格を持
っていない状態だと考えているわけだ。
その理由について説明しつつ、直近で自身に起きていたことを書き連ねる。
なお、本エッセイは同居していた猫をダシに人気取りを目的に描いたものではない。
複雑に渦巻く感情から、どうしても書かずにはいられず書く事にした。
投げかけた全ての問いかけを猫を飼う飼い主が受け取ってもらえると幸いである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-02 01:11:20
11498文字
会話率:0%
かつて──〝聖戦〟と呼ばれる戦があった。
それを終わらせた〝英雄達〟がいた。
この物語の主人公はそんな〝英雄〟に救われ、そのような存在に憧れた一人の女性。
……というのはさておき。
鼻炎──それは鼻腔粘膜《びく
うねんまく》の炎症の総称。
それはこの魔法や精霊達が存在する世界にも蔓延《まんえん》していた。
「──ぶえっきし…ッ。…あ、ごめんね?僕、魔素《まそ》アレルギーでくしゃみが止まらなくって」
「彼が貴女の上司のギルドマスターよ」
拝啓お母さん、私の上司は鼻炎のようです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-06 20:54:51
14118文字
会話率:45%
妻も亡くし、娘と2人で貧乏暮らしの誠司。それでも幸せな暮らしを送っていたこの親子はある事件をきっかけに離れ離れに。人を殺め刑務所に服役し、人生のどん底にいた誠司は娘のために何をしてやれるか。再び暮らすことができるのか。10年越しに会った娘に
はすでに養子の話が出ていた事実を知った誠司に奇跡は起こるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-26 18:43:39
10360文字
会話率:58%
ワクチンで筋肉の炎症が起こっていることはわかっていたこと。心臓だって筋肉だ。
キーワード:
最終更新:2021-12-04 19:51:42
487文字
会話率:0%
2人の高校生が過ごす ある夏の日の日常
最終更新:2021-08-01 20:44:06
2406文字
会話率:56%
私は赤い車を持っていた。
ある日車に不調が起き、私は「治療」するために車をとある場所へと連れて行った。
最終更新:2020-02-21 22:03:47
5320文字
会話率:11%
負傷部が炎症を起こし発熱している
「くっ、ッ、ふ、……」
アメリカから日本へと無事帰国を果たし、何とか警察も撒いた。
(やべぇ……)
痩身を引きづりヒジリは疲労困憊で、一歩進むごとに身体が重くなり、立っていることができなくなり、ついには
路地裏の壁へ体を預けていた。
「う、、、く……あ……、あ、」
患部の炎症で発熱しているのが分かる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-26 02:40:10
812文字
会話率:13%
ウイルスに転生して、ウイルスとしての生と死を繰り返す男。今回は、感染した細胞の中で、同族の仲間と出会う。しかし、どうも様子がおかしい。まともな『同族』とは思えない。実は、その正体は、人為的に改造されたウイルス。つまり、組換えウイルスであっ
た‥‥‥。「俺はウイルスである」シリーズ第四弾。前編・後編の二話構成。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-21 00:43:13
13638文字
会話率:2%
外国人を日本語を学ぶ時の作文宿題です。
まっさか、謎な故事になりました。
面白そうと思うので、投稿してみました。
粗筋:
噂になる人を食らう穴、それだけ。
何度原稿を改めて、親指もう炎症反応が高いだwwwww。
親指痛ってぇ、なんで原稿用紙
と鉛筆使用しなきゃ( ;∀;)
ほんまに痛ぇぇぇよ(;´Д`)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-12 19:44:51
484文字
会話率:0%
男と女のつきないこと。
最終更新:2015-08-27 16:09:19
256文字
会話率:0%
全身サイボーグの弾造は、古めかしい太刀に宿るハラペコ付喪神としゃべるリヴォルバー式ハンドキャノンの泣き虫魔銃を相棒に、魑魅魍魎が跋扈する不夜城新宿・歌舞伎町を征く。
『仇討ち』代行として、雨雲さえも貫く超高層ビル・セントラルタワー75
階を目指す。
時は22世紀、九州より突如発生した奇病は瞬く間に北上し、日本全土を覆い尽くした。
発熱、倦怠感、皮膚の炎症、筋肉・関節の痛みから膠原病かと思われていたが、次第に目鼻耳口、手足の指、肘より先、膝より先の喪失が症状として現れた。原因不明の欠損病は世界各国でも次々に報告された。
しかし世界は、発生源などどうでも良かった。
各専門家がつばをとばし熱弁していたように、日本に端を発する世界恐慌の到来に震えていたからだ。
そうした状況にあっても各国から医療分野をはじめとして、法人も含む多種多様な人材が名乗りを上げ、崩壊しかかっていた日本への支援に駆けつけた。
しかしながら欠損病に対する根本的な治療薬は見つからないままに1年が過ぎ、指や眼がない子が生まれる新生児が増えるにつれて、対応の仕方を変更する議論がなされた。
導き出された結論は、サイバネティックスによる人体機能の補完だ。
醜い軍事用に開発が進められていたパワードスーツから極限を生きる宇宙関連技術、機械と人体をつなぐ医療分野のほか、電子工学・機械工学などや情報通分野がともに苦悩し作り上げた義肢や義眼などが、欠損病に苦しむ日本の新たな手となり眼となった。
謎の欠損病の収束を迎え、崩壊しかかった日本は新たに生まれた産業とそれに付随するサービスをもって停滞した世界の経済状況を牽引することとなった。
都心の大規模な再開発事業と経済特別区の設置がそれを後押しするも、日本経済復活の立役者たる新興企業は国内企業を次々と傘下に収め、優遇政策・軽減税率の適用により超巨大企業に成長し、富は役員の報酬・株式の配当という形で日本国外へ流出していった。
その一方で安易な移民政策が、各地で軋轢を産んだ。
片や正規・非正規の移民、片や超巨大企業という異なるベクトルの流れに翻弄される日本――特に東京は混迷を極め、人ならざる存在をも招き寄せてしまった。
現在小説投稿サイト『taskey』 様においても同時掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-30 14:04:16
48998文字
会話率:18%
去年の作品。ガチガチの文学賞だったので芥川っぽさを意識した。落選したけど。
最終更新:2014-04-03 01:22:37
79969文字
会話率:42%